(保安院からのメール、17:46)

 

関係者各位
 
標記の件について、関西電力大飯発電所4号機に係る情報がありましたのでお知ら
せします。
 
8月6日(月)に発生した大飯発電所4号機の非常用ディーゼル発電機室排水ポン
プに係る続報です。
 
故障の排水ポンプを工場へ運搬し、分解点検を行ったところ、メカニカルシール※面
が荒れており、ポンプ軸受部の球状のころが割れていることが確認されました。
 
※回転する主軸と周囲の固定部の隙間を埋め、水等の漏えいを抑制させる部品。
 
故障した原因は、メカニカルシールの機能が低下し、軸受部に水が混入、潤滑材が
流出したために、軸受と主軸に過大な摩擦が生じ、軸受が破損したと考えられま
す。
故障のポンプについては、8月7日(火)に予備のポンプに交換しており、排水は
問題なく行われています。
今後、計画的に点検を行う等、再発防止対策の検討を行う予定です。
 
本件については、原因が判明したことから、本報を最終報とします。
 
(以下、第2報の内容)
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本日(8月6日(月))8時12分に発生した大飯発電所4号機の非常用ディーゼル
発電機の排水ポンプに係る続報です。
 
本日夕方までに、警報発生の原因と考えられる排水ポンプや関連する弁について点
検を行いましたが、原因の特定には至りませんでした。
 
このため、明日(7日)中を目途に、故障の排水ポンプを工場へ運搬し、分解点検
等、原因調査を行う予定です。
原因調査は1週間程度要する見込みです。
 
なお、非常用ディーゼル発電機室に貯まった水の排水については、B系の排水ポン
プにより問題なく行われています。
また、B系が故障した場合に備え、仮設のポンプにより排水ができるよう措置済み
です。
 
(以下、第1報の内容)
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本日(8月6日(月))8時12分、大飯発電所4号機の中央制御室で、安全設備の
いずれかの機器の停止を知らせる警報「安全系CC(コントロールセンター)負荷
トリップ」が発生しました。
 
現場確認の結果、大飯発電所4号機非常用ディーゼル発電機室に貯まった廃水を2
時間に1回程度排水するポンプ2台のうち通常使用しているA号機が停止したため
警報が発報したものです。
その後、8:44頃、自動的にもう一台のB号機が起動し、排水は問題なく行われ
ています。
なお、8:23に警報はリセットされています。
 
本件は、原子炉の運転や、非常用ディーゼル発電機の機能に影響を与えるものでは
ありません。
また、外部への放射性物質による影響はありません。
 
現在、停止したA号機について、原因を調査中です。
 
現在、保安検査官が情報収集を行っています。
 
以上