(保安院からの念のためのお知らせメール、4:00)

関係者各位

標記の件について、関西電力大飯発電所3、4号機に係る情報がありましたのでお
知らせします。

本日(23日)0時30分頃、大飯発電所4号機の電動主給水ポンプ※の定例試験を

実施していたところ、異常が確認されました。このため、0時33分にポンプを手
動停止しました。
※電動主給水ポンプ:蒸気発生器に二次冷却水を供給するポンプ。通常はタービン駆
動の主給水ポンプにより水は供給されており、電動の本ポンプは予備のもの。0時
20分に本ポンプを起動していた。

現場確認をしたところ、ミニマムフローライン※の弁が閉止していることが確認され
ました。
※今回の定例試験では、ポンプから出てきた水はこのミニマムフローラインを通って
ポンプに戻る流れになっている。

今回の試験に伴う警報(「電動主給水ポンプ自動起動待機未完」)は出ている
が、予期せぬ警報は出ていません。

ポンプ停止時に一時的に電気出力が変動(約0.8%上昇)したが、現在は定格出
力に戻っており、また、タービン駆動の主給水ポンプは正常に機能していることか
ら、運転状態に問題ないことを確認しています。

外部への放射性物質による影響はありません。

原因については、ミニマムフローラインの弁の部品が外れていることが確認されて
おり、これにより弁が閉止したものと推定。部品が外れた原因については調査中で
す。

なお、本件については、即時公表に該当する事象ではありませんが、機器の故障が
発生していることから、念のため、メール配信するものです。

以上