23日のMPの上昇の報告を、25日では遅いと思います。
(原子力規制庁事故対処?室からのメール、3:29)
報道関係者各位原子力科学研究所(茨城県東海村)で、管理区域外への放射性物質の漏えいが発生した件に関して、JAEAから追加情報がありましたのでお知らせします。
(本件は、RI法に基づく法令報告事象です。)○当日管理区域で装置付近に立ち入った人数は55名であり、そのうち4名の被ばく線量を評価したところ、それぞれ1.7、1.1、0.7、0.6ミリシーベルトであった。この4名以外の研究者については今後調査予定。
○原子力科学研究所周辺に設置されているモニタリングポストについては通常の変動範囲内であった(第一報で報告済み)が、当該研究所の南側に隣接する別のJAEAの研究所の複数のモニタリングポスト等では通常70から130ナノグレイ(1時間当たり)でフラットに推移しているところ、23日夕方に10ナノグレイ(1時間当たり)程度の一時的な上昇が確認された。
○このため、環境への放出量は調査中。
(第1報でお知らせした内容)
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23日11時55分頃、(独)日本原子力研究開発機構の原子力科学研究所(茨城県東海村)内にある原子核素粒子実験施設(ハドロン施設)で、管理区域外への放射性物質の漏えいが発生した旨連絡がありました。(24日21時19分頃から順次受信)漏えいは既に停止しており、拡大のおそれはありません。
本件は、放射線障害防止法に基づく法令報告事象です。
○23日、ハドロン施設で金の標的に陽子ビームを照射し素粒子を発生させる実験中に、放射化した金が装置の誤作動により高温になり、その一部が蒸発し、管理区域外へ漏えいした。
○敷地境界のモニタリングポストの値に特段の変化は確認されておらず、外部への放射性物質による影響はない。
○同装置の周辺で作業していた研究者が内部被ばくした可能性があるため、現在、漏えい量と被ばくの状況について調査中。
○現在施設は停止しており、事象の進展はなく、また、放射性物質の追加放出もない。
○建屋内の汚染の程度は最大で約40ベクレル(1平方センチメートル当たり)。現在、建屋内を閉鎖し立入禁止としている。
本件について、現地の保安検査官が現場確認を行っています。
以上