おしどりマコ
まず、観測孔1-1についてお伺いしたいのですが、先ほど改良の土壌を縦列で1列並べるとおっしゃっておられましたが、それは隙間なくならべるということでしょうか。
80センチのものを。
東京電力尾野氏
、ちょっと漫画的に書きますと、こちら側が海として、ここが、、、こちらが海、というふうに考えてここに護岸があると思うんですが、で、ここにまぁ地下にパイプを入れます、それで入れた場所というのはどんな風に見えるかといいますと、横から見ると俳句を地面の中に入れまして、薬品を出しながら抜いていくとだいたい薬品が固めてくれる範囲が今80センチといいましたが、厳密に80センチという意味ではなくて80センチ位までの所に薬品が染み込んでいくという意味です。
で、これを抜き上げますとまあ大体80センチ直径ぐらいの柱が薬柱の柱ができあがると。
でそのまま固まってしまうということです。
こうした柱を、こういう形で順次並べながら打って行きますと、こういう壁が出来上がると云うことです。
柱の時は大体イメージとして80と申し上げたのはそういうことでございます。
それでここも大体2列に作ると云うことを考えてますから最終的に、土中に壁が出来上がるわけですが、その壁の厚さというのは大体その直系の倍程度、ということでまぁ160センチ程度の厚みの壁ができあがるというようなことです。
おしどりマコ
ありがとうございます、すいません、伺いたかったのはその薬液を注入する間隔はどのくらいなんでしょうか。
1列に注入する時の。
東京電力尾野氏
確認しますが、これが大体80センチ位でございます。
おしどりマコ
それが80センチ、大体80センチに広がるだろうと予測してその間隔が80センチということですか。
東京電力尾野氏
厳密な寸法については別途確認させていただきたいですが、大体それに応じた間隔でとっていきます。
おしどりマコ
わかりました、なんかその間隔が薬液を注入する間隔を狭めて重なったりとか、そういう風な考え方ではないという事ですね。
東京電力尾野氏
今、絵で描きましたけど影響する範囲がラップするようにやってますので大体80センチと云っているのは厳密に80しか届かないという意味ではなくて、およそ出来上がった寸法はそのぐらいでしょう、ということです。
おしどりマコ
なるほど、 80程度なのか80以上なのかちょっとそれは、 、 。
東京電力尾野氏
80位までは十分届いてるという作りで並べております。
実際にはもう少し遠くまで薬は届いていると思います。
おしどりマコ
なるほど、解りました、ちなみに深さはどれぐらいなんでしょうか。
東京電力尾野氏
深さは、 16メーターの深さまで、、、。
深さまでという言い方は正しくないですね。
16メーター位の深さから上に向かって立ち上げていくということです。
おしどりマコ
なるほど、それは範囲は広がりますが深さは下には届いたりするんですか。
液剤が潜っていくという意味です。
東京電力尾野氏
入れたところあたりではそれくらいの広がりはあろうかと思いますが、今考えているのは薬剤を不凍層がある16メーター下から立ち上げて行って、地表近くまでということで考えております。
おしどりマコ
分りました。
次に汚染車両の退域についてお伺いしたいのですが、これは退構した際に一旦汚染したものをつけたまま退構した際にどなたかとかのハンコを押されたのですか。
東京電力尾野氏
これは誰も許可をしておりません。
おしどりマコ
だれも許可のハンコがなかったが退構したという事ですね、、、。
あ、許可のハンコがなくても誰でも退構できるというシステムなんですか。
東京電力尾野氏
通常許可のハンコが、許可のハンコという形ではありませんが、汚染確認をして汚染があったものについては除染をしたと、云うことで、確認をして出ることになっておりますが、その確認をしないで退構してしまったということです。
おしどりマコ
一旦汚染を発見した際に、その汚染が落ちたかどうかという再度の確認はするシステムにはなっていなかったということですか。
東京電力尾野氏
なっております。
で、汚染が確認された場合除染エリアに行って、除染をして、それで除染がなされましたと云う確認をもらって、それから出ることになるわけございますが、そちらのエリアに行かないで直接まっすぐ出てしまったということです。
おしどりマコ
すいません、私も作業員の方に伺ったのですが、その除染がなされましたというハンコが必要でそれを確認してからではないと出れるシステムではないと伺ったのですが、それはでは、その除染がなされましたという確認のハンコがなくても退構できたということですね。
東京電力尾野氏
これはそこにエラーがあるというふうに思っております。
おしどりマコ
除染確認がされていなくても退構できたということですね。
東京電力尾野氏
はい結果として退構できてしまったというということですので、そのことも含めて原因を確認をしていく必要があると思っているということです。
ですので、今日の資料に書かせて頂いたとおり、原因を調査して対策を講じていく必要がありますので、よく調べて行くと云うことを考えております。
おしどりマコ
分りました。
では1回目の汚染を測定したときに2万2,000 CPMで2回目の時に2万CPMということですが、この差の2,000 CPMというのは一般道路走行のそれと比較した時にそんなに差はなかったということで、ではゴソッと落ちたのではなく、いつの間にか拡散したという理解でいいのでしょうか。
東京電力尾野氏
この差というのは実際大きな差ではございませんので、測定の間のばらつきというふうに思っております。
おしどりマコ
2,000 CPMが測定内でのばらつきですね。
東京電力尾野氏
はい。
おしどりマコ
で、運転手の方の被ばく線量が0.012ミリシーベルトということですが、これはどういう評価方法ですか。
APDですか。
東京電力尾野氏
これはちょっと確認させてください。
おしどりマコ
分りました。
よろしくお願いします。
すいません、もうひとつ忘れておりました。
No 1-1の観測孔についてですが、これトリチウムがベクレル/ccにしますと10の2乗レベルということで、これはその他の、現在の福島第一原発構内の淡水化装置の入り口水、出口水、濃縮塩水など全て同じ10の2乗レベルのトリチウムの濃度となっておりますが、このような濃縮塩水や汚染水のと同程度のトリチウムが地下水の観測後No. 1 、1-1で測定されたということでいいのでしょうか。
東京電力尾野氏
まぁそれは同程度というか、ということもございますけれども、トリチウムの濃度ということでは、高いというふうに思っております。
それから、、、。
おしどりマコ
すいません、代替処理水とか濃縮塩水がトリチウムが全て取り切れませんので、10の2乗レベルの程度で福島第一原発の構内に存在していると理解しているのですが、これは全く同じレベル、10の2乗レベルですので、これはなんといいますか、トリチウムが、淡水化装置の入り口水、濃縮塩水まあ、汚染水がそこに同じ濃度で存在しているということでいいのですか。
そういう理解で良いでしょうか。
東京電力尾野氏
10の2乗レベルというのがもう一度、
どういう単位かというのを、、、。
おしどりマコ
ベクレルパーccです。
東京電力尾野氏
10の2乗ベクレルパーCCあればあんまり高くないかと思います。
おしどりマコ
はい、10の2乗ベクレルパーCC、なので43万ベクレルパーリットルと同等程度ですね。
東京電力尾野氏
43万ベクレルパーリットルであれば0を3つ足さないといけないというわけですね。
ベクレルパーCC、、あ失礼ベクレルパーリットルだから10の3乗オーダーということですね。ベクレルパーシーで言うと、 、 。
おしどりマコ
ベクレルパーCCで、えーと43万、、。
えーと0を三つ消しますよね。
東京電力尾野氏
0三つ消す、、。
あー、あー失礼それで4.3 × 10分2乗だということをおっしゃりたい、あー分かりました。
おしどりマコ
そうです、そうです。
東京電力尾野氏
で、それはどのぐらいですかと言うと、大体10の4乗オーダーぐらいですね。
おしどりマコ
ベクレルパーCCでですか。
東京電力尾野氏
はい、ちょっと待ってください。
、、、そうかそうか。
そうですね、わかりました。
2乗の後半ですからそうですね。
倍ぐらいの差ということですかね。
失礼しました。
おしどりマコ
そうですね、10の2乗レベルで淡水化装置も濃縮水も同じ、、、。
東京電力尾野氏
たとえば最近の測定でいいますと、これは、、。
おしどりマコ
はい。
東京電力尾野氏
いつだっけ。
おしどりマコ
5月31日。
東京電力尾野氏
これは5月31日に示したもので云うと大体、9×10の2乗ベクレルパーCCから。
おしどりマコ
大体、福島第一原発構内の汚染水は10の2乗程度のトリチウムが存在しているのですが、これは同じ濃度で、地下水に出てきたという理解でよろしいのでしょうか。
東京電力尾野氏
同じ濃度と云うか倍ぐらいはちがってますけど、いずれにせよ濃度としては、我々高いという風に思っておりますから、注意すべきものというふうに考えております。
おしどりマコ
ありがとうございます。
東京電力尾野氏
それから、運転手の線量の評価ですが、これはAPDから見ております。
おしどりマコ
ありがとうございます。
マコちゃん勉強熱心ですねん!!