いつも東京電力からの事故メールを出していたので、
今回は趣を変えて(?)原子力規制庁事故対処室からのメールを。

最もトリチウムの濃度が高く、海から4mしか離れていなかった地下観測孔1?1は、
地盤改良剤の注入工事のため、使用不可になり、計測はされていません。

地下水観測孔1?2のセシウムは上昇中。

ていうか、半減期2年のセシウム134が11000Bq/Lもありますか...
セシウム137も上昇して22000Bq/L、
全βは上昇してなくてよかった☆と思いきや、安定の超高濃度、90万Bq/Lです...

ていうかさ、
東京電力の定例会見で、私一人、しつこく質問しているんだけど。

この付近の地下水の流速と、総流量どうなっているの?

Bq/L、という濃度だけで、
総量が何Lなのか、
この地下水がどういうスピードで海に向かっているのか、
そこが重要だと思います。

平成23年度の資料には1F敷地内の地下水の流速は「10cm/日」とありました。

でも、2号機付近のピットに流れ込む地下水の挙動をみていると、
もう少し流量は多い感じがします。

何にせよ、やーね!!!


(原子力規制庁事故対処?室からのメール、0:54)

報道関係者各位

福島第一原子力発電所1から4号機タービン建屋東側(海側)の地下水で5月下旬以降、比較的高い放射能濃度が確認されている件について、東京電力より、7月9日に採取した水の測定結果に関する情報が入りましたのでお知らせします。(7月9日23時38分頃受信)

○地下水観測孔No.1‐2で7月9日に採取した水の測定結果は以下のとおり。

セシウム134    11,000ベクレル毎リットル
(前回(7月8日)  9,000ベクレル毎リットルと比較して上昇。)

セシウム137    22,000ベクレル毎リットル
(前回(7月8日)  18,000ベクレル毎リットルと比較して上昇。)

全ベータの測定値   900,000ベクレル毎リットル
(前回(7月8日)  890,000ベクレル毎リットルと同程度。)

○地下水観測孔No.2で7月9日に採取した水の測定結果は、以下のとおり。

全ベータの測定値   910ベクレル毎リットル
(前回(7月8日)  1,700ベクレル毎リットルと比較して低下。)

セシウム134,セシウム137については前回(7月8日)から大きな変動なし。

○港湾内の海水については、セシウム134,セシウム137、全ベータともに前回(7月8日)から大きな変動なし。

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

===(以下、第5報)===

1から4号機タービン建屋東側(海側)の地下水で5月下旬以降、比較的高い放射能濃度が確認されている件について、東京電力より、昨日(8日)採取した水の測定結果に関する情報が入りましたのでお知らせします。(本日(9日)1時41分頃受信)

本件について、東京電力は、準備でき次第、報道機関に一斉メールを配信する予定です。

○地下水観測孔No.1-2で昨日(8日)採取した水の分析結果は以下のとおり。

セシウム134 9,000ベクレル毎リットル
(前回(7月5日) 99ベクレル毎リットルと比較して上昇。)

セシウム137 18,000ベクレル毎リットル
(前回(7月5日) 210ベクレル毎リットルと比較して上昇。)

○地下水観測孔No.2で昨日(8日)採取した水の全ベータの分析結果は、1,700ベクレル毎リットル
(前回(7月4日) 93ベクレル毎リットルと比較して上昇。)

○また、観測孔No1及び1-1については、大きな値の変動はなかった。

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

===(以下、第4報)===

1から4号機タービン建屋東側(海側)の地下水で5月下旬以降、比較的高い放射能濃度が確認されている件について、東京電力より、7月5日に新たな観測孔での地下水分析結果(セシウム、全ベータ)について連絡がありましたが、本日(7日)、トリチウムの分析結果の追加情報が入りましたのでお知らせします。

○新たに設けた地下水観測孔No.1-2で7月5日に採取した分析結果は以下の通り。

トリチウム 38万ベクレル毎リットル

○このほか地下水観測孔No.1-1での分析結果は以下の通り。

トリチウム 60万ベクレル毎リットル
(前回(6月28日)のトリチウム 43万ベクレル毎リットルと比較して上昇。)

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

===(以下、第3報)===
1から4号機タービン建屋東側(海側)の地下水で5月下旬以降、比較的高い放射能濃度が確認されている件について、東京電力より、本日(5日)、新たな観測孔での地下水分析結果について連絡がありました。(18時33分ころから順次受信)

本件について、東京電力は、既に報道機関に対して一斉メールを配信しています。

○新たに設けた地下水観測孔No.1-2(地下水観測孔No.1より更に南側の2号機取水口近傍)で、本日(5日)採取した分析結果は以下の通り。

セシウム134 99ベクレル毎リットル

セシウム137 210ベクレル毎リットル

全ベータ値 90万ベクレル毎リットル

○地下水観測孔No.1-1における本日(5日)採取した分析結果は以下の通りで、これまでと同じレベル。

セシウム134 検出限界未満

セシウム137 0.55ベクレル毎リットル

全ベータ値 3800ベクレル毎リットル

地下水観測孔No.1-2では、他の地下水観測孔に比べて2桁高い濃度のガンマ核種及び全ベータが検出されましたので、引き続き注視してまいります。

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

===(以下、第2報)===
1から4号機タービン建屋東側の地下水観測孔でのサンプリング結果について、トリチウムの測定結果の追加情報が入りましたのでお知らせします。

○地下水観測孔No.1で、6月28日に採取した分析結果は以下の通り。

トリチウム 43万ベクレル毎リットル
(前回(5月31日)のトリチウム 46万ベクレル毎リットルと比較して大きな変動なし。)

○新設した地下水観測孔No.1-1で、6月28日に採取した分析結果は以下の通り。

トリチウム 43万ベクレル毎リットル

○また、1、2号機取水口間の海域(上記地下水観測孔No.1及びNo.1-1の近く)で、6月28日に採取した海水の分析結果は以下の通り。

トリチウム(表層) 230ベクレル毎リットル
トリチウム(下層) 340ベクレル毎リットル
(6月21日に同じ海域で測定されたトリチウム 910ベクレル毎リットルと比較して減少。)

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

===(以下、第1報)===

1から4号機タービン建屋東側(海側)の地下水で5月下旬以降、比較的高い放射能濃度が確認されている件について、東京電力より、本日(29日)、最新の分析結果について連絡がありました。(13:04ころから順次受信)

本件について、東京電力は本日(29日)、報道機関に対して一斉メールを配信しています。

○地下水観測孔No.1で、6月28日に採取した分析結果は以下の通り。

全ベータ 1400ベクレル毎リットル
(前回(5月31日)の全ベータ 1300ベクレル毎リットルと比較して大きな変動なし。)

○監視強化のために新たに設けた地下水観測孔No.1-1(地下水観測孔No.1より更に海側)で、6月28日に採取した分析結果は以下の通り。

全ベータ値 3000ベクレル毎リットル

○地下水観測孔No.2で、6月26日に採取した分析結果は以下の通り。

トリチウム濃度 850ベクレル毎リットル
(前回(5月31日)のトリチウム濃度 340ベクレル毎リットルから上昇を確認)

○地下水観測孔No.3で、6月26日に採取した分析結果は以下の通り。

トリチウム濃度 1600ベクレル毎リットル
(前回(5月31日)のトリチウム濃度 1800ベクレル毎リットルと比較して大きな変動なし。)

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。