おしどりマコ
放射性物質の調査について伺いたいのですが、これは当該物質Aが黒いビニールシートで、当該物質Bが木片だったということで、福島第一原発の構内で物として特定していないということですが、この黒いビニールシートを1F構内では大体頻繁によく使われていたのでしょうか。
あの、建屋内で 、大体の推測というものは立てられないのでしょうか。
東京電力尾野氏
現時点でこれらのものは分析の依頼をしてますけども、どのようなものであるかとか、どこで使っているものかとか、そういったようなことは判別してございません。
おしどりマコ
分りました、これは福島の方の発表では黒いビニールシートと木片、と材質も発表されておりましたが、今日こちらの方法では説明はなかったのですか。
東京電力尾野氏
現状ですね「のように見える」ということでお話ししているのかもしれませんけど、私どもとしては分析はこれから、ということでございますので、分析した上で判定できるものであるのか無いのかということがありますけれども見ていきたいと思いますけれども。
おしどりマコ
わかりした、港湾内で海水中のトリチウム濃度が、過去最大値を示したということで、7月6日、7日の測定でですね、それで、港湾内の海水は、日々どの程度が入れ替わると東京電力は評価しているのでしょうか。
東京電力尾野氏
当該の場所ですけれども、この場でも何度かご説明させていただいたと思いますが、遮水壁の工事が進んでいてその遮水壁によって袋小路の奥の方に、ある意味閉所のような状況の所に置かれている場所の測定結果でございます。
図面で描きますと、 、 。
おしどりマコ
あ、ありがとございます。
存じております大丈夫です。(マコちゃんは、トークイベントで同じ図面を描いて説明しているからです。)
その、袋小路の奥は存じてるんですが、なんといいますか金魚鉢のように海水と全く、常に別の部分にあるというわけではないのですね。
東京電力尾野氏
実際に既に数百メートルその、遮水壁が伸びてきてますから、ですのでその奥のほうにございますので水の滞留部分ということでございます。
おしどりマコ
そうですね。
東京電力尾野氏
で、海の状況を見ていくという上では、代表点としてふさわしくない所であるという事で、既に申し上げた通りです。
おしどりマコ
分りました、ありがとうございます。
完全に遮蔽されているわけでは現時点ではない、ということで、ではその、過去最大値から少し離れまして、港湾内の海水は日々どの程度は入れ替わると評価されているのでしょうか。
東京電力尾野氏
構湾内の海水というのが、過去どれぐらい入れ替わりうるのかとか、あるいはシルトフェンスが入っている状態でどうであるということについては、今具体的な値は持ち合わせておりませんし、まぁ、どのような評価になるのか、というようなこともあろうかと思いますので、確認をさせて戴きたいと思います。
おしどりマコ
わかりました。
様々な論文や例えばNHKの報道でも44%程度が入れ替わる、というようないろいろな数字が出ておりますが、特に東京電力では港湾内の海水は評価していないということですね。
では、 5 、 6号の取水口から放水口というその冷却ラインは現時点で、なんとゆうか、まだ、生きているとゆうか、活用されていますよね。
で、その5 、 6号の取水口から放水口のラインが港湾内の中の海水を外に毎時6,500立方メートルの流れで、先月の時点でその流れがあるということだったんですが、これは現時点でも、なんといいますか、その流れは存在はしているのでしょうか。
港湾内から外への海水の流れです。
東京電力尾野氏
今おっしゃってるのは、 5、6号の冷却のために海水を取り入れて、それで熱交換器を通した後で、その方出というのは港湾外の放出口の側に放出してございますので、ちょっと数字のほうは正確に今、記憶にございませんが、そうした流れというのは冷却をしている限り存在しております。
おしどりマコ
分りました。
それは毎時6,500立方メートルということで間違いはないでしょうか。
東京電力尾野氏
数字は今記憶してございません。
おしどりマコ
分りました。
では、その5 、 6号の取水口から当該の1 、 2号の地下水観測孔の直近の場所まで大体どれくらいの距離があるのでしょうか。
東京電力尾野氏
6号の取水をしているところからですか。
おしどりマコ
はい。
東京電力尾野氏
1kmぐらいあるんだと思いますけれども。
おしどりマコ
1km。
東京電力尾野氏
ちょっと、正確な数字は確認してみないと分かりませんが 。
おしりマコ
分りました、ありがとうございます。
あ、またもし、よろしければ正確な数字を教えて頂ければと思います。
東京電力尾野氏
確認させてください。
おしどりマコ
ありがとうございます。
2回目の質疑
おしどりマコ
すいません、先程の放射性物質の調査についての件なんですが、これ、福島の方の地方紙や新聞記事ではもう黒いビニールシート、木片と断言した報道になっているのですが、これは「…と見える」と言ったことをメディアが断言してしまったという理解で良いですか。
東京電力尾野氏
私どもが聞いてる限りにおいては、午前中にご説明させていただいておりますけれども、
「ゴム片のように見える」あるいは「木片のように見える」ということでお話をしているということで断言はしておらないと聞いております。
おしどりマコ
分りました。
では、17時の東京の会見ではその素材の「…見える」という情報もなかったという理由は。
東京電力尾野氏
これは、厳密なことから申し上げますと「これから評価する」ということでございますので、そのように申し上げさしていただいたということです。
おしどりマコ
「…と見える」という情報も言う必要がなかったということですね。
東京電力尾野氏
まぁ「言う必要がない」という言い方がどうなのかわかりませんけれども、私どもとして把握している限りとして、今後「これから調べる」ということでございますので、現状、当該のものが何であるかということは、不明であると、いう事が事実として正しいかと思っております。
おしどりマコ
推測段階でも、東京電力が把握している情報は公開して頂ければと思います。
そして、福島で発表されたものと同じような表現で同じ情報を公表して頂ければと思いますよろしくお願いします。
で、海水、地下水の汚染についてですが、「海水の測定値が変わっていないから漏洩じゃないだろう」という判断をされていると。
で、海水がどの程度港湾内で入れ替わるかと云う評価もしておられない、ということですが、では、このあたりの地下水の流速は大体どれくらいと把握されてるのでしょうか。
1 、 2号機の付近です。
東京電力尾野氏
個別の場所において、流速はどうなっているかということについては、今私は把握はしてございません。
おしどりマコ
分りました、お調べしてご回答頂ければと思います。
平成23年10月26日の遮水壁を作る際の福島県に提出した資料では、福島第一原発敷地内そして、この辺りの付近も含め、だいたい地下水の流速は1日10センチ程度という評価になっているんですね、まぁ、大きく全部ということなので。
それで、 2号スクリーンあたりの地下水の流速を、 2号機の吐出弁ピットの水を移送して、それからどれくらいで元通りに戻るか、塩分濃度や降水量もいろいろ考えて、ざっと見ると一日に 30センチから50センチ程度ではないかと思われるのですが、そのようなこの付近での地下水の流速というのは、もし計算されておられたら公表してください。
よろしくお願いします。
で、この辺の汚染水が漏洩されたと、漏洩したと思われる箇所の地下水の流速とそして、その遮水壁、その直近の海水の辺りが、袋小路とおっしゃいましたのでその袋小路のあたりの海水が一日にどの程度希釈されると評価しているのか、その辺の数字もまた教えてくださいよろしくお願いします。
で、地盤改良して汚染水の地下水が直近で海に出ないように防ぐということですが、ではその、行き場を失った地下水はその後どういう風になると評価されているんですか。
東京電力尾野氏
まず、いろいろご質問いただいたようでございますけれども、評価に関わるところというのは、今後検討していく内容を多分に含んでいるかと思いますので、まぁ全体を見極め見た上での評価の中でご回答出来る所についてはお話し出来るのではないかなぁと思いいます。
それから、流速の話、全体として大体10センチ程度と以前私どもも申し上げてたかと思いますが、当該の直近の状況ということを考えていく上で、その値をそのまま使っていくのが良いのか、あるいは違う考えをすべきなのか、ということも評価の内容に含まれてくるかと思いますので、そうしたことも念頭におきながら今後評価をしていくことになるのではないかと思っております。
それから、当該のエリアの動きということから申し上げますと、まず直近のNo.1-1というところを通ってしまう新しい遮水壁、地盤改良ですね、こちらを行っていくというのが護岸側を抑えるという意味では必要な事ですので、これもまずやっていくと、云うことを考えてございます。
で、その上で、上流側の方をどのようにしていくのがよいかということについては、 No. 1-3なりNo.1-4なりそれを踏まえた上で確認をしていく行為、それから、トレンチ側の扱いをどうしていくかということを含んだ上で、考えるべき事ですので、現時点においてはまず、きっ近のやるべきことからやっていくということで考えております。
おしどりマコ
分りました、では、平成23年10月のデータでは、資料では一日10センチ程度ということで。
では海から4メートルしか離れていない観測孔No.1-1では40日で海に到達するということになりますが、これ、1-1を掘削した1回目の計測から高濃度のトリチウムなり、ストロンチウムが出ておりますが、これはどう評価されているのでしょうか。
海には出ていないと。
東京電力尾野氏
これはまだ、私ども先ほど来何度もお話しいただいておりますけれども、具体的に海の側のデータにおいて、動きは見えておらないというのが今の状況ですので、よく見極めた上で考えていく、検討していくと云うことでご回答させていただいた通りです。
おしどりマコ
はい、その海のデータから出てこないという点で「海水の希釈をどの程度評価しているのか」というのをずっと質問しているのですが、その数字は出てこないということですね。
東京電力尾野氏
現状、手元に持ってございませんし、そういうことも含めて検討中ということでございますので、現時点においてどうこうと言うことは申し上げるところはございません。
おしどりマコ
分りました。
では海側のデータから数字が動かないという、、、なので大丈夫だという根拠の1つとして、海水の希釈をどのように考えているか、どの程度、満潮干潮で動いているかスクリーン内の希釈の程度の数字も公表をよろしくお願いします。
東京電力尾野氏
評価の内容がまとまればまとまった内容でご説明させていただけると思ってございます。
それから、 、 。
おしどりマコ
現時点では推計していない、計算していないということですか。
東京電力尾野氏
現時点においてですか。
おしどりマコ
はい。
東京電力尾野氏
現時点において、データをどのような評価をしているかということは今、私手元に持っておりませんし、どのような扱いをしているかと云うことも承知しておりませんから、これは確認さしていただきますけれども、いずれにしても、ご質問の回答、という事のポイントで申し上げますと、今の状況どう理解するのかということかと思っておりますので、そこはしっかり評価の上でという事かと思っております。
おしどりマコ
あ、分かりました、そうですね今の時点の把握とともに、平成23年の3月11日の発災以降、港湾内の海水の動きをどのように評価しているのか、海水が1日に何%程度入れ替わると推測しているのか。
で、1 、 2号機付近の地下水の流速をどのように計算しているのか、それも、この点をご回答いただければと思いますよろしくお願いします。
あ、ちなみにスクリーン内、そして遮水壁の辺りの希釈はいちにちにどの程度かというのの計算結果とゆうか、推測を教えていただけたらと思います。
現時点の把握とともに、よろしくお願いします。
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