2013年11月6日の東電定例会見より
質問の回答
東京電力今泉氏
1号機のスタックモニター、スタック、、あ、排気筒の線量測定の件に関連して、当社で所有するエリアモニターのレンジは最高で幾つのものか。
とご質問がございました。
で、誤差はどの程度か、ということですが。
当社が所有する可搬型のエリアモニターの線量率の最高値というのは。
ご質問にあった通り、 999.9mSv/h でございます。
これは、 X線、γ線が測定対象という事です。
その使用するエリアモニターの制度と云うのは、、。
あの、誤差でございますが、± 10%の物を使わしていただいているという事でございます。
マコちゃんの質問
おしどりマコ
まず、冒頭のご回答をありがとうございました。
E-10の水位のo.p. と、観測孔の深さも教えていただけませんでしょうか。
東京電力今泉氏
今、こちらの観測孔の水位については、私どものデータロガーから引き上げてきて、そちらの方のデーターの整理をしているところですので、ちょっと今、どれぐらいか、というところを申し上げるところは、今日ちょっと準備はしてませんので申し訳ありません。
何れにしましてもそこは取りまとめましたら、皆さんにご提示しなければいけないという風に思っております。
おしどりマコ
ありがとうございます、またよろしくお願い致します。
で、昨日の 11月5 日の 10時ごろに、1 、4号機の取水口のシルトフェンスの付近でキャスクを運営する船の曳航船のスクリューに外側のシルトフェンスが巻き込まれた、という事象が有りましたが、今も外側のシルトフェンスがない状態ですか。
東京電力今泉氏
はい、おっしゃる通りですね、巻き込んでしまった船は、港の護岸の方に寄せておりまして、現在ではシルトフェンスはそこの、開渠入り口というのは、一重になっております。
おしどりマコ
わかりました。
開渠のシルトフェンスは、二重の物が一重になるとどの程度除去能力が落ちるのでしょうか。
東京電力今泉氏
実際にあの、これはおしどりさんもよくご承知だと思いますが、シルトフェンス事態に除去する能力というのは、あの期待してる訳ではありません。
水の行き来をなるべく抑えるということを目的で設置されているものですので、そういった意味での除去というのはしてない訳ですけれど。
先般も一重でのシルトフェンスを張っていた時期もあって、そこでの水の行き来はある程度制限されてるという風に私共、思ってございます。
ただ、二重だったのが一重になってどれぐらいにかわっているのか、というところについては、そういったデーターの確認はしてませんのでちょっと申し上げられる状況ではございません。
おしどりマコ
わかりました。
二重のシルトフェンスで、、。
すいません不勉強で、うる覚えなんですが、放射性物質の濃度が何分の一かにはなる、という風なご回答が以前あったと思いましたので、能力がどの程度になるのかな、と思ったのですが、、。
でもその二重のシルトフェンスに復活するのはいつぐらいでしょうか。
東京電力今泉氏
大変皆さんにご心配をおかけしてございますけれど、私共、早く二重の状況に持って行きたいと思うのですが、何せシルトフェンス自体が絡まっているスクリューが水中でございますので、そこの状態を見た上で、この除去をしていかないといけない、ということもあって、今まだ、どういう対策というか、どういう風にそこを確認するかということは今検討中でございます、大変申し訳ございません。
で、いつの時期にそれを復帰させるかについては今の時点ではちょっと申し上げられませんが、私共としてはなるべく早くそういった状況に持って行きたいと思ってます。
ただ、水の中でございますので、それを確認する作業が、ご案内の通りこの港湾内の状況勘案致しますと難しいところがありますので、そこを今どう進めるか、というところを検討しているということです。
おしどりマコ
わかりました。
すいません、そのスクリューに絡まったシルトフェンスをもう一度再利用するんですか。
あの、ちょっと不勉強でイメージが湧かないのですが。
新しいシルトフェンスを付けるというわけではないのですか。
東京電力今泉氏
はい、実際に新しいものを付けるにしてもですね、シルトフェンスが絡まった状況では中々工事するのも難しいので、まずはそこの部分を確認したいと思ってます。
おしどりマコ
わかりました。
11月5 日の東京電力のホームページの発表の資料で、平成 25年度の使用済み燃料等の輸送計画に変更があった、ということを発表されておられますが、 BWRの燃料のウラン12トンを青森県むつ市から柏崎刈羽へ運ぶのに第二四半期から未定となってますが、これはどういった経緯でそうなったのでしょうか。
東京電力今泉氏
申し訳ありません、ちょっとそこの経緯というのは、確認をしてきておりません。
そういう意味ではちょっと、ここでは回答できません。
おしどりマコ
わかりました。
これはまた後日ご回答をいただけるということですか。
東京電力今泉氏
ちょっと確認をさせて下さい。
おしどりマコ
わかりました。
で、冒頭のご回答ありがとうございます。
東京電力が持つエリアモニタのレンジの MAXが999 まあ、 1Sv/h未満と云う事ですか。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
エリアモニタ?
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
これは、あのエリアモニタという質問ではなく、 2011年から結構な高線量の1Sv/h以上の所の測定を各種されておられましたが。
お持ちの線量計、 GM管でも、シンチレーション検出器でもどの様なもので測っておられたのか、 MAXのレンジがどの値のものを使っておられたのか。
という質問だったのですが。
これはエリアモニタに限っての事だったのですか。
東京電力今泉氏
実際に、仰ったシンチレーションカウンターであるとか、まあそういったものは非常に低線量を測る物になります。
ですので、今私どもが持っている、高線量の特に x線、γ線を測る装置、検出器としての最高値はこういった数値と、ご理解頂きたいと、、。
おしどりマコ
わかりました。
可搬型の物で。
東京電力今泉氏
そうです。
おしどりマコ
とにかく測定する、測定器としてのレンジの maxは1Sv/h ということですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
わかりました。
ありがとうございます。
で、すいません。
護岸エリアの No.1エリアの事について伺いたいのですが。
No.1の水位が、その付近。
No.1-8や、1-18 、1-15に比べて、その何といいますか。
No.1の観測孔が周囲の、東西の観測孔に比べて常に高いのですが、これはどういった推計で、どういった理由でこういった事になるのかというのをもし、何か評価があったら教えて頂きたいのですが。
ウェルポイントに No.1はすごく近いですので、その影響があるのですか。
東京電力今泉氏
No.1-8、1-9 、1-11、 1-16というところで、かなり海側に近い測定値。
まあ 1-16はどちらかと言うと陸側に近いところになると思いますが、それ以外は海に近い所でございます。
実際に、 No. 1-1については下のほうの図をご覧いただきますと、ウエルポイントの上流側ということになりますので、上流側というのは陸側ということになりますので、実際にウエルポイントでひいている影響というのが出ているのは、このそれ以外の海側にあるポイントということになるかと思います。
で、 16とNo.1 については、ちょっとこの差異について私は「こういうところです、こういう理由です」ということは申し上げられませんが。
実際に、 No. 1-1については下のほうの図をご覧いただきますと、ウエルポイントの上流側ということになりますので、上流側というのは陸側ということになりますので、実際にウエルポイントでひいている影響というのが出ているのは、このそれ以外の海側にあるポイントということになるかと思います。
で、 16とNo.1 については、ちょっとこの差異について私は「こういうところです、こういう理由です」ということは申し上げられませんが。
実際にこの、一つは No.1のこの水位の変化を見てみますとかなり増減が激しいところもあって、 1つは確認しなければいけないこと、というふうに今思っておりますけれど、この検出器自体の状態ですね、これをいちど確認しなけれいけないのではないか、と今思ってます。
なので、まとめますと海側のエリアというのは、低くなっているのはウエルポイントから汲み上げという効果がでてきていると。
なので、まとめますと海側のエリアというのは、低くなっているのはウエルポイントから汲み上げという効果がでてきていると。
ただ、 No.1と16 の差異については、ちょっと仰っしゃるご指摘する点というのは、本来なら陸側から海側に向かって傾斜を持って地下水が行くんではないか、というご懸念もあるかと思いますが、そこについては No.1の方の推移の検出装置の確認を私の方もしなければいけないのじゃないかな、ということを考えてございます。
おしどりマコ
あ、わかりました。
これは 10月24 日や 10月下旬のデータを見ても、常に No. 1-16と1-8 は同じような水位なんですが、 No.1だけ常に高くなっているんですね。
で、見直してみて気付いたのですが、何が言いたいのかといいますと。
で、見直してみて気付いたのですが、何が言いたいのかといいますと。
2週間以上前からこのような状態なのですが、まだデータロガーは確認されていない、という事ですね。
東京電力今泉氏
えっと、実際にデータロガーからのデータは引っ張ってきてますので、、。
おしどりマコ
あ、すいません。
データロガーの性能ということです。
東京電力今泉氏
検出器ですね。
水位検出器。
おしどりマコ
すいません。
はい、検出器の性能の確認はされていない、という事ですね。
東京電力今泉氏
はい、ここの所はちょっと今確認すべく、えーしなければいけないという風に思ってますんで、そこは確認して行きたいと思ってございます。
おしどりマコ
16と1 を比べた時に 16の方が常に水位が低いというのは、 2週間以上続いている状態なのですが、この辺の推計はまでだ、という理解でよろしいでしょうか。
東京電力今泉氏
はい、あのー、すいません検出器自体が何かそういった確認をしなければいけない状態であるんじゃないか、ということも一つですが、この 16と1 についてはそれだけで説明できないかもしれないので、そこはちょっと解釈は確認されていただきたいと思います、すいません。
おしどりマコ
わかりました。
この水位について特に 16と1 に限らず水位について何らかの評価はまだされていないということですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
わかりました。
ありがとうございます。
直後の回答
東京電力今泉氏
申し訳ございません。
私が、確認が間違ってございました。
シルトフェンスの先ほどの件ですが、1重と言いましたがこちら、申し訳ありません。
2重のままでございます。
それで、実際に代船を補助してえい航する船がちょうど、代船の後ろに回り込んだ時にこの2重のシルトフェンスを巻き込んだと云う状況で、そこの状態のままえい航船が岸壁近くに係留されていると云う事で。
申し訳ありません、ここのフェンス自体は2重のフェンスの途中にえい航船が引っ掛かってると云う状況でございます。
おしどりマコ
外側のシルトフェンスも生きていると云う事ですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
わかりました。
東京電力今泉氏
申し訳ありませんでした。
2 回目の質問
おしどりマコ
4号機のSFP燃料棒取り出しについてうかがいたいのですが。
先ほど今泉さんがご説明の中で「現在輸送手段、手順なども精査していて、第三者機関のレビューなども受けて、、、。」
と仰ってましたが、この第三者機関と云うのは具体的にどちらですか。
東京電力今泉氏
あのー、アイビットという組織がございます。
そこの中に、、、すいません英語ばかりで、略語で申し訳ないのですが、IEGいわゆる国際エキスパートグループというグループがございます。
まあ、そちらには廃炉の経験と云いますか、まあこういった技術的知見を非常にお持ちになられている各国のエキスパートが居るのですが、そう云った方々に私どものこの、燃料輸送をどういう風にやるかという計画をご説明いたしまして、そう云う中でレビューを受けていると云う状況でございます。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
数日前に、キャスクの移送等についてJNESから東京電力に指摘があったと思いますが、その指摘を公表していただけますでしょうか。
東京電力今泉氏
JNESさんの方には私共として、これからの燃料取り出し等どういう風に進めていくかという所は、これは勿論きちんとご説明しながらやってますが、今現在で具体的な指摘、要請こう云った物を受けていると云う事は私共は認識してません。
おしどりマコ
認識していない、という事ですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
キャスクの移送などについて。
仕立てキャスクの架台を含めて一連のモックアップ等もですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
はい、わかりました、ありがとうございます。