2013年10月25日東京電力定例会見より
宿題の回答
東京電力今泉氏
1、2号機の排気筒の落下物対策で、その作業において、計画線量、並びに被ばく線量の実績は幾つか。と云うご質問を頂戴しております。
〈計画線量〉
3.0mSv/day
〈被ばく線量最大値〉
2.16mSv/day
観測孔のE-6、E-7、E-8、F-1の穴の深さ及び水位について教えて欲しいとのこと。
水位については、グラウンドレベルからマイナス幾つかという所で教えて欲しいというご質問だったと思います。
〈観測孔の深さ〉
E-6、E-7、E-8共に約25m
F-1 約7m
〈水位〉10月19日時点
E-6 約GL-5.8m
E-7 約GL-2.6m
E-8 約GL-4.9m
F-1 約GL-1.2m
もう一点、B排水路のo.p.は幾つかというご質問がございました。
こちらは、正確に排水路のo.p.をご提示するデーターはございませんが、概ねH4エリア近傍の排水路というのは、大体35mの高さの地盤に設置されているという状況です。
排水路の深さが約1.5mと云う様な状況かと思います。
で、E-4、E-5近傍におけるB排水路のライニングは終わっているか。
と云うご質問がございました。
このB排水路のライニング施工ですが、現在これを実施している所ですが、私共の計画ではB-0という測定ポイントから、C-1、BラインとCラインが合流する地点。
ここまでライニングの施工をしようということで、計画をして既に工事開始してますが、まだ進捗してませんが、大体無線中継所の近傍、H4タンクエリアにはいる上流側の約30m程度の範囲でライニング作業を現在行っています。こちらが完成したら順次残りの部分を行って行くという状況です。
最後の一点になりますが。
H9西エリアの配管の弁の保温材の隙間から滴下が発見されたことに関して、滴下水の全βが1,100Bq/Lということにあったにも関わらず、雨水出あると判断してるが、その判断はなぜかと云うご質問だったと思います。
まず一つは配管からの漏えいと云う、、、ではないと判断した根拠としては、こちらの実際に保温材を外しまして、この配管からの滴下があるか、ないかの確認をしています。
その結果特に、配管からの滴下が無いと云う、事実で判断してるということです。
それと、1,100Bq/Lですが、実際にタンクからの漏えいと云う事になりますと測定値がもう二桁ぐらい高いオーダーで検出されることが予想されてまして、そう言った意味でこの1,100Bq/Lと云う数値は実際にはタンクからの漏えいではないと、考えています。
では、一体何かという風に考えているかと言いますと、雨水等が保温材に染み込みそこにフォールアウトで付いていた放射性物質、その影響で1,100Bq/Lと云う数値が出てきたのではないかという風に現在考えているところです。
1 回目の質問
おしどりマコ
ボート様々なご回答をありがとございます。
B排水路の帯について、約深さ1.5メートル、 35メートル盤の約1.5メートルということですが。
E-3、E-4、E-5のo.p. を以前教えて頂いた時に、排水路の下流に従ってo.p.が高くなっているので、排水路を深く掘削して、傾斜をつけて排水しているはずなので、どの程度の傾斜が付いているか知りたいので、やはり排水路のグランドレベルマイナスどれくらいになっているのか、もしくは、排水路の底面のo.p.を教えていただけませんでしょうか。
宜しくお願いします。
東京電力今泉氏
排水路の底面の、、何と言いますか、おっしゃる様に測定、、。
それぞれのポイントで、どれ位のo.p.にあるかと云うのは中々そういったデーターと云うのはないんですが。
おしどりマコ
そうですね。
グラウンドレベルマイナスどれ位かで、大丈夫ですね。
因みにE-3が35.52なんですが、E-5が36.39なんですね。
なので、Bの排水路は下流に従って高くなってますので、排水路は深く掘削しないと自然に流れませんので、グラウンドレベルマイナスどれ位になっているのかを、教えて頂けませんでしょうか。
東京電力今泉氏
おしどりさんのご質問の趣旨は、 、要はグラウンドレベルは、そうですけれども、排水路が逆側に傾斜していって水が流れないんじゃないかと言う、、 。
おしどりマコ
いや、違います。
排水路のo.p.若しくはグラウンドレベルマイナスどれ位か、が分かることで、地下水位と排水路の底面との余裕量が分かりますので排水路の底面の正確なグラウンドレベルマイナスどれぐらいかというのが知りたいのです。
東京電力今泉氏
えーと、先ほどちょっとご質問にお答えした際にですね、大変申し訳ないと思いながらご質問にお答えしてるんですが、排水路の底面というのはこれ35メートル、 o.p. 35mの高さで大体深さが1.5mというそういったざっくりしたお話をさして頂きましたけれど。
これがご回答になるかと思います。
おしどりマコ
グラウンドレベルマイナスどれくらいになるか、というのは測定はされていないということですね。
各排水路のポイントで。
大体でいいんですけど、どの程度の傾斜が付いているのか、 100分の1とか、どういうご回答の方式でも良いのですが、確実に排水路の下流に向かってo.p.が高くなっておりますので。
どの程度の傾斜がついてるのか知りたいのです。
東京電力今泉氏
まあちょっと、そのご趣旨にきちんとお話しできるようなデーターというのがあるのかというのが私もよく分かりませんが。
おしどりマコ
はい。
お調べしてご回答いただけるとありがたいです。
宜しくお願いします。
東京電力今泉氏
ちょっと、ご回答できるかどうかちょっとわかりませんけれども今は。
おしどりマコ
で、1、2号のスタックについてもご回答ありがとうございました。
22日規制庁の面談資料をみますと、SGTS配管付近の線量の調査を今後される予定になってますが、その時に測定する機械の多チャンネルエリアモニターの測定範囲が、999.9mSv/hまでなのですが、このSGTS配管は資料の中でも中心部分は、 10Sv/h以上となっておりますので、この測定範囲で1、2号スタックの周りの線量測定をされるというのはこれ以上の物は測らないということですか。
結局1Svも測れないということですよね。
東京電力今泉氏
ええ、まあ実際に、そこのエリアモニターですので、そのエリアを測るために適切な計測器は設置されていると思います。
おしどりマコ
すいません、質問の意図は。
エリアモニターのマックスが1Sv/h未満なのですが、この付近は10Sv/h以上だという表記ですので、これはどのような測定をされるのかということですか。
1Sv/h以上は今回も測らないということですか。
東京電力今泉氏
実際にそこにエリアモニターが設置されているので、その範囲で測定するということです。
おしどりマコ
わかりました。
この10Sv/h以上の地点から約0.8mの所も測定ポイントに入っておられますが、この10Sv/hの地点の測定に1Sv/h未満の測定器で調査するという事なんですね。
東京電力今泉氏
ええ。
そういったエリアモニターを設置しております。
おしどりマコ
これ以上測らない。
東京電力今泉氏
実際には測れないということです。
おしどりマコ
わかりました。
これは、測るご予定はないんですか。
大体何Sv/h以上だという形ではなく、実測値としてどれくらいだという。
東京電力今泉氏
そういう意味では、私も今そこの計測範囲が、今おしどりさんがおっしゃっている、おしどりさんが何か、私どもから、規制庁の資料をご覧にいただいてそういったご質問をしていただいていると思いますが、私自身がその測定範囲とか計測器自身がどういったものがあるか、という事は今申し上げられませんので、ちょっとそのご質問には今お答えする事ができません。
おしどりマコ
わかりました、ご確認の上ご回答頂けるとありがたいです。
で、あのもう1つ冒頭でご回答いただいたのですが。
すいません、質問の趣旨が伝わっていなかったようで。
セシウム134、137、ストロンチウムともはるかに排水の告示濃度限度を超えているものに対して[滴下していた水は雨水であると判断いたしました]と云う文言が適切かどうかと云う質問なんですね。
雨水に汚染がコンタミが生じているものであって、直接の漏えい水では無いと云うだけですよね。
なので[雨水であると判断いたしました]という文言は適切か、という質問です。
判断根拠では無いです。
東京電力今泉氏
あ、あのー、そう言った意味では、今後ちょっと注意して参りたいとは思います。
おしどりマコ
わかりました。
で、以前から聞いてました、観測孔のサンプリング試料の残差がどの程度あるか、ppmを公開してほしい、という件に関しては如何ですか。
東京電力今泉氏
えーと、すいません。
ちょっとそこまで今日は準備出来ておりません。
おしどりマコ
わかりました。
また宜しくお願いします。
2 回目の質問
おしどりマコ
この地下水位の挙動についてうかがいたいのですが。
23日の発表資料から、この地下水位のo.p.が、縦軸が4mから5mになったのですが、この付近、護岸エリアは地盤が4m盤だとおもいますが、縦軸が5mになった理由と云うのは何ですか。
東京電力今泉氏
特にございませんけど。
おしどりマコ
わかりました。
23日の発表になった、21日の地下水位から、2、3号機間の地下水観測孔No.2が4mを超えているんですね。
で、4mを超えているという事は、溢れたということですか。
東京電力今泉氏
え、えーと、これは、2、3号機間ですか。
おしどりマコ
はい、2、3号機間の地下水観測孔No.2です。
見方にもよると思いますが。
横線を引きますと、明らかにo.p.4mを超えているように見えるのですが。
東京電力今泉氏
2号機については一部、ガラスの壁が出来上がっていない部分もありますので、そういった意味では護岸の方には一部地下水の方は抜けているという状況だとおもいます。
おしどりマコ
つまりこれはo.p.4mを超えたということなんですか。
これは、何と言いますか見方が分かりませんでしたので。
地盤が4mのところで地下水位が4mを超えるというのは、どういう現象だったのか知りたいのですが。
東京電力今泉氏
実際にここの現場を確認している人間と話してみますと、地上に水が湧き出ているという状況ではないという事ですが、いずれにしてもこの、ガラスの壁は一部まだ閉塞してませんので、ここの部分と云うのはまだ地下水は出ている状況だとおもいます。
おしどりマコ
地下水が出ている、、。
東京電力今泉氏
あ、ああ、移行していると、、。
護岸の方に。
おしどりマコ
つまり、海に流れているということですね。
東京電力今泉氏
流れている、はい。
おしどりマコ
では、このデーターロガーで、計測したo.p.4m盤を超えているという現象は特に、目視で何も無かった、ということなんですね。
まあ、こういう数値が出た、という事なんですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
わかりました。
この数字が出てから縦軸がo.p.5mに変わったのですが。
これは、確認ですが、護岸エリアというのはo.p.4mで、4m以上の部分も有るという事ですか。
それともo.p.4m盤がMAXという事でしょうか。
東京電力今泉氏
実際には、4mでずっと整地されてる訳ではありませんので、、。
おしどりマコ
多少高いところはある。
東京電力今泉氏
多少高いところはあると。
おしどりマコ
わかりました。
ではこの、2、3号機間の所は、この観測孔No.2に限らず2-5も2-6もかなりo.p.4m盤に近付いておりますが、豪雨の後この付近はグラウンドレベルギリギリまで地下水位が来ていたということですね。
東京電力今泉氏
まあ実際にこの測定の通りだと思いますけど。
おしどりマコ
わかりました。
因みにこれは3、4号機間も同じだ、ということですね。
東京電力今泉氏
3、4号機間、そうですね殆どガラス打ってませんので。
おしどりマコ
ガラスが打っていない所は、、。
東京電力今泉氏
あの、別に普通に、、。
おしどりマコ
普通ですよね。
護岸の方に抜けて行ってますよね。
東京電力今泉氏
そ、そういうことです。
おしどりマコ
その辺りは、ガラスを打っていないにも関わらず、なんていうんでしょう。
雨が降るとグラウンドレベル迄地下水位が来てしまうという事なんですか。
東京電力今泉氏
まあ実際に雨が降って、それが地下水として水位を上げているという事だと思います。
おしどりマコ
わかりました。
23日に、o.p.が4m超えてから、縦軸が5mになったんですが。
特に、理由はない、ということですね。
東京電力今泉氏
特にありません。
おしどりマコ
わかりました。
で、福島第一原発の状況について伺いたいのですが。
1号機の原子炉建屋1階の瓦礫撤去が完了したということで。
この瓦礫撤去が完了した部分の以前から申してますが、現場検証用の写真を公表してほしい。
もしくは現場検証用の写真を撮影しているのか、という質問をしているのですが、この付近についてはいかがでしょうか。
東京電力今泉氏
おっしゃられてるのはその、取った後現場検証で何かその、、、。
おしどりマコ
取る前です。
瓦礫を撤去する前です。
爆発によって、どの部分の瓦礫がどの場所に落ちたのか現場検証用に一つ一つ写真撮影を行いながら撮ったのか、ということです。
東京電力今泉氏
実際に撤去前、撤去後と書いてあるのでこういう写真撮っているのだと思います。
おしどりマコ
それは現場検証用ですか。
東京電力今泉氏
現場検証用というか、現場の、、。
我々が検証というよりも現場の状況が前と後でどう変わったか、ということです。
おしどりマコ
わかりました。
不勉強なのですが、消防法では爆発も火災の定義に当てはまりますので、消防法24条で通報義務があると思うのですが。
何かしら、すいません不勉強で、原発事故の爆発は消防の現場検証というものに関しての、線量が高い諸々ありますが、何かしら準備はしなくていいということなんですか。
すいません不勉強で。
東京電力今泉氏
あ、いえいえ、あのそう言われると私も不勉強で申し訳ありませんが。
えーと、そこについては私も何と申し上げられますか、、。
おしどりマコ
これあの、すいません、そもそも論で申し訳ありませんが。
原子炉建屋が爆発した際に24条の通報義務で消防署には通報されたのでしょうか。
東京電力今泉氏
関係する所には連絡はしたと思います。
おしどりマコ
わかりました。
あの、油漏れや発煙などの事象は毎回通報されて消防署の方が入られて現場検証を行っておられますが。
爆発に関しては、何かしら爆発に関する現場検証の写真提供などは行ってはおられない、ということなんですね。
もちろん消防署の方にも確認しますが。
東京電力今泉氏
消防に対してですか。
おしどりマコ
はい。
東京電力今泉氏
そこはちょっと私はお答え出来ません。
あ、お答え出来ないと云うのは、、。
あの、そこはわかりません。
おしどりマコ
はい、わかりました。
で、では毎回、瓦礫の撤去前、撤去後の大まかの写真ではなく、 1,000枚の写真公開や、毎回公表していただいている写真もチェックしたのですが、現場検証用の写真ではありませんで、現在写真だけでも画像に基づいて対象の3次元データを抽出する技術が有りますので、それ用にそれぞれの瓦礫の現場検証用の写真を撮っているかどうか、というご確認をよろしくお願いいたします。
東京電力今泉氏
あの、現場検証と云うのは、消防の現場検証ですか。
おしどりマコ
消防の、えー。
爆発の事象に対する現場検証です。
どの瓦礫がどの部分にどの様な力が加わって落ちたのか、という爆発の現場検証です。
東京電力今泉氏
まあそこの写真と云うのは別に公表するとか、そう云った気持ちは有りませんけど。
おしどりマコ
あ、公表するとか、しないとかがないということで。
では消防の現場検証用に撮影したのか、という事はご確認頂けますか。
東京電力今泉氏
そこはちょっとよくわかりませんけど。
おしどりマコ
ん?
東京電力今泉氏
いや、よくわからないですけど。
あの、現場検証用にまあ、もし、これは分かりませんけど、消防がもし現場検証した時にはその消防の方でしっかりそこは現場を見ているだろうと思いますけど。
ただ、そういった状況だったか、という事は、私も今何とも申し上げられません。
おしどりマコ
わかりました。
まあ、爆発は火災の定義に入りますので。
通報されたということで、その現場検証用の写真を撮っているかどうかというのを、ではご確認下さい。
よろしくお願いします。
東京電力今泉氏
まあ、わかるかどうかわかりませんけど。
おしどりマコ
よろしくお願いします。