(東京電力からのメール14:12)

続報1:誤ってケーブルを傷つけたが、2時間後に冷却再開予定。

続報2:ケーブル損傷個所を特定、冷却系再起動はまだ。
午後1時00分時点において、当該プール水温度は13.1℃(冷却停止時とほぼ同じ)

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             東京電力からのご連絡
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報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
○そのため、損傷したケーブルを使用しないルートで4号機使用済燃料プール代
だいた方にお知らせしています。

○本日(2月25日)確認された4号機使用済燃料プール冷却停止についての続報
 です。

○同日午後1時00分時点において、当該プール水温度は13.1℃(冷却停止時とほ
 ぼ同じ)であり、運転上の制限値65℃に対して十分余裕があります。

○所内電源設備の地絡警報の対応として、損傷したケーブルの損傷箇所の特定作
 業を実施し、特定しました。
 替冷却系(二次系)へ電源を供給いたします。

○4号機使用済燃料プール代替冷却系については、現在二次系が停止(一次系は
 運転中)していますが、電源が復旧次第、二次系を再起動します。

○また、ケーブル損傷箇所からの発火等については、同日午前11時52分、消防署
 より火災ではないと判断されました。

○地絡警報が発生した電源設備で「共用プールM/C」と既にお知らせしており
 ましたが、正しくは「共用プールM/C(A)」でしたので訂正いたします。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

<以下、お知らせ済み>
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○主要設備については、4号機使用済燃料プール代替冷却系二次系以外は異常は
 ありませんでした。

○4号機使用済燃料の取り出し作業については、燃料取り出し作業前であったこ
 とから、念のため同日午前10時19分に作業を中断しております。

○なお、4号機使用済燃料プール代替冷却系二次系の冷却再開までの時間は、
 約2時間と見込んでいることから、運転上の制限値65℃に対して余裕があると
 考えております。

○また、所内の電源設備の地絡警報発生について、同日午前10時21分に誤ってケ
 ーブルを傷つけた箇所に電源を供給している電源設備(プロセス建屋常用メタ
 クラ(M/C))のしゃ断器を開放し、地絡警報はリセットしました。

○焼却工作建屋とプロセス主建屋間の掘削工事におけるケーブル損傷箇所では、
 発火し煙が出ておりましたが、電源設備(プロセス建屋常用メタクラ(M/C))
 のしゃ断器の開放および消火器による消火により収束しました。

○今後、当該ケーブルの損傷箇所の同定作業を行います。消防署へは、同日午前
 10時30分に連絡しています。

<以下、お知らせ済み>
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○本日(2月25日)午前9時40分頃、所内の電源設備(所内共通メタクラ(M/
 C)1A、2A、3A、4A、共用プールM/C(A)、所内共通ディーゼル
 発電機M/C(A))において、地絡警報が発生しました。

○また、同日午前9時45分頃、4号機使用済燃料プール代替冷却系二次系のエア
 フィンクーラ(B系)が停止し、当該プール冷却は停止しました。冷却停止時
 の当該プール水温度は13.0℃であり、冷却停止時の温度上昇率は0.29℃/hで
 す。

○関連情報として、同日午前9時52分頃に、焼却工作建屋とプロセス主建屋の間
 の道路掘削工事において、誤ってケーブルを傷つけたとの情報が入りました。

○一方、当該電源設備の電圧値に異常はなく、電源の供給は継続しており、1?3
 号機使用済燃料プール及び共用プールの冷却状態には異常ありません。

○また、現在、全ての主要設備状態を確認しております。

                                  以 上