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鳩山邦夫さん

鹿児島で起こった警察による公職選挙法違反でっち上げ事件が「冤罪ではなかった」って。それをメディアに批判されたら「もう冤罪という言葉は使わない」って。

この方、なんなのでしょう?
普通、政治家の失言というのは、腹の底で思っていることがつい口に出てしまうことを指します。たとえば「(朝鮮半島での)創氏改名は強制ではなかった」とか、「(スーパーフリー幹部のレイプをさして)男はそれくらいの元気があっていい」とか。数え上げればきりがありませんが、彼の腹の底にある言葉、それ自体がわけわからない。

「死刑は乱数表とかで、法務大臣の署名なしで自動的行われてもいいのではないか」は、"私は法務大臣の仕事をしたくない"と言っているようなものでした。その割には死刑執行数を増やしているようですが、「私の友人の友人はアルカイダ」にいたっては、諸外国に対する日本のイメージを悪くさせたがっているとしか思えない。

もちろん、ご本人にそんな意図はないでしょう。ただ、物事をきちんと考えることを身につけてこられなかったのだと思います。自民党総裁選では麻生太郎氏を推す理由として、「底抜けに明るいから」を連発。そして、先日は「自民党が次の選挙に勝てば、民主党のいい人が自民党にきて、政界再編が起こるから、兄の鳩山由紀夫からも私の携帯に電話が入る」。

この方が自民党→新進党→民主党→自民党と党籍を代えてこられたのは知っていますが、ところで「いい人」って何?

政治家の仕事の基本は、国の抱える問題を指摘し、その処方箋を示して、行く末に希望を抱けるようなメッセージを国民に送ることだと私は思います。

だから、鳩山邦夫さんは法務大臣の職だけでなく、政治家をお辞めになった方がいい。

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