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イカ釣り漁船

あまりの燃料代の高騰に対して、ヨーロッパでは漁業関係者による激しい抗議行動が起きていますが、日本でも漁師さんたちが立ち上がりました。

1回の操業にかかる燃料代が8万円で、漁獲高が5万円。これでやる気がおこるわけがないだろうと言ったのは、あるイカ釣り漁船のベテラン船長さんです。全国のイカ釣り漁船は昨日から2日間の休漁。日本かつお・まぐろ漁業協同組合も、所属漁船の休業を決めているそうです。

お隣の韓国では、運送業界のトラック運転手のデモがありました。ガソリン代がこれだけ上がってしまったら、運送賃を抑えるのはもはや不可能。それが無理なら「いっそ俺たちを殺せ」と。

原油が逼迫しているわけではない。投機の対象になって、価格が青天井で上昇している。

地球からの直接の恵みである天然資源に限っては、投機の対象にすべきではないと、私は思うのですが。

額に汗することなく、お金をあっちからこっちへ動かし、濡れ手に粟で儲けた人間が、高級レストランで舌鼓を打つ----そんな光景を想像すると、眩暈がしてきます。

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