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失言者は同類をかばう

連載コラム「週間つぶやき日記」が、失言を取り上げている。
自民党のおふたりの、ちょっと聞き過ごせない暴言だ。
そのうちの1人が、そのうちのもう1人を擁護する発言をした。
まったく、類は友を呼ぶ。
ヤバイ奴はアブナイ奴の味方する。

(朝日新聞8月20日より)

「やかましい」は、「詳しい」「プロ(専門家)」の意味--。太田農水相による「消費者がやかましい」発言をめぐり、自民党の麻生太郎幹事長が19日の記者会見で「騒々しい、という意味じゃない。よく知っている、という意味だ」と擁護した。
 太田氏と同じ福岡県出身の麻生氏は、この日の役員会で出た意見を紹介する形で「関西以西の人は『やかましい』とみんな言う。『あの人はワインにやかましい』というのは普通の表現だろう」と解説。さらに「『選挙にやかましい』と言ったら、うるさい、詳しい、プロ。そういったものをみんなやかましいと言う」と強調した。(以下略)

ミョーな失言をして、言い訳をすればするほどドツボに嵌る。
それ、ほとんど「政界の法則」なんだけど、分かってない、この人。
言葉について「こんな例もある」「あんな使い方もする」。
こういう言い訳は、ただただみっともないだけ、醜いだけだ。
やかましい、という言葉をいい意味で使った、なんてウソ。
では「お前はアホだ」と、国会で面と向かって言ってみるがいい。
その上で「関西では、アホを親しみをこめて使う」と言い訳か。

国民を「自分より一段低い者たち」と見ていることがミエミエだ。
そいつらが、自民党幹事長と農水大臣なのだ。

選挙のときまで、そのことをお忘れなく。

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