(保安院からのメール、13:00)

 

報道関係者各位
 
本日配信した日本原燃六カ所再処理施設のERSSデータ伝送不具合に関する続報で
す。
 
故障の六カ所再処理施設の情報伝送サーバについて点検を行いましたが、具体的な
故障は確認されませんでした。
 
そのため、11時25分に情報伝送サーバの再起動を行ったことろ正常に起動し、12時
30分、正常に動作していることを確認しました。
 
伝送できなかった原因については、日本原燃において引き続き調査を実施中です。
 
本件については、データ伝送が復旧したため、メールによる配信は本報を最終報と
します。
 
 
(以下、第1報の内容)
------------------
日本原燃から、本日6時25分頃、六カ所再処理施設の情報伝送サーバが故障し、緊急
時対策支援システム(ERSS)に一部の運転データが伝送できない状態である旨の連
絡がありました。
 
再処理施設内においては運転データは取得できており、施設の運転、監視は問題な
く行われています。
 
また、伝送できないデータは一部であり、モニタリングポスト、主排気筒のデータ
については問題なくERSSへ転送されています。
 
現在、六カ所再処理施設において、情報伝送サーバの復旧作業を行っています。
 
本日、六カ所再処理施設では、高レベル廃液ガラス固化建屋においてガラス固化溶
融炉の試験運転を実施していますが、高レベル廃液等の放射性物質は使用していま
せん。
 
本件について、原子力安全・保安院では、現地保安検査官が現場確認を行うととも
に、連絡体制を整えています。