(東京電力からのメール、17:03)

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             東京電力からのご連絡
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報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。

 本日(9月22日)発生した、福島第一原子力発電所3号機使用済燃料プールへ
鉄骨が滑り落ちた件について、続報をお知らせいたします。

○使用済燃料プール水のサンプリングを実施し、放射能濃度を分析した結果、
  ・セシウム134:2.2×10(3)Bq/cm3
  ・セシウム137:3.6×10(3)Bq/cm3
  ・ヨウ素131:検出限界未満(検出限界値 1.4×10(1)Bq/cm3)
 でした。

 なお、至近の分析結果(9月21日採取)では、
  ・セシウム134:2.4×10(3)Bq/cm3
  ・セシウム137:4.0×10(3)Bq/cm3
  ・ヨウ素131:検出限界未満(検出限界値 3.4×10(1)Bq/cm3)
 であり、前回の結果と有意な差は確認されておりません。

○また、遠隔作業用のカメラにより、使用済燃料プールの水位に有意な変動がな
 いことを確認しております。

○発電所内のモニタリングポストの値に有意な変動は確認されておりません。

○今後、準備が整い次第、水中カメラによるプール内部の確認を実施してまいり
 ます。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。


【以下は、既にお知らせした内容となります】

○本日(9月22日)午前11時7分頃、3号機原子炉建屋上部の瓦礫撤去作業を行っ
 ていたところ、使用済燃料プール脇にあった鉄骨(約300mm×約200mm×約7m、
 約470kg)をクレーン先端に取り付けた油圧フォークでつかもうとしていた最中
 に、当該の鉄骨が使用済燃料プール内に滑り落ちました。

○午前11時45分頃、使用済燃料プール代替冷却システムの運転状態およびスキマ
 サージタンクの水位に異常がないことを確認しております。

○発電所内のモニタリングポストの値および使用済燃料プール周辺の雰囲気線量
 率に有意な変動は確認されておりません。

○本事象による作業員の負傷はありません。


以 上