2号機付近の地下水観測孔1?2は安定して(!?)高濃度ですね、

トリチウムが37万Bq/L
ストロンチウムはろ過処理をして89万Bq/L

このろ過で使用したフィルターが0.45μmって細かすぎると思うんだよね...
ま、ストロンチウムは懸濁態でも溶存態でもそれほど差は出ていませんでしたが。

「ポンプで給水したことによる土のコンタミを取り除くため」にしては
0.45μmという系は細かすぎるような気がします。

昨日の会見で、「フィルターの径が細かすぎやしません? 溶存態でしか評価しない、ということですか?」と質問すると
「東京電力の分析センターで通常用いているフィルターを使った、ということだと思う」
という回答でしたが。

ぶら下がりで東京電力に
「東京電力の分析センターは0.45μmのフィルターしか通常使っていないんですか?」と聞くと
「そんなことないと思いますよ、他の径が無かったとしても、すぐ取り寄せたらいいだけのことですし。
なぜ、このような細かい径なのかも含め、ちゃんと調べます」とのことだったのですが...

とにかく、地下水、海水の汚染を
「Bq/L」という濃度だけで発表してもラチがあきません。

この付近の地下水の流速、総量をどう評価しているか、
ずっと、ずっとずっと質問しているのですが、
全く回答が出てきません。

地下水観測孔1?1は、海から4mのところだったから、
漏洩していない、という評価をするほうが難しいと思うな...

(東京電力からのメール。18:11)

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             東京電力からのご連絡
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報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。

○福島第一原子力発電所1?4号機タービン建屋東側観測孔においてトリチウム
 及びストロンチウムが高い値で検出されたことについて、その後の状況につい
 ての続報です。

○地下水観測孔No.1?3について、6月7日に採取したストロンチウムの測定結果、
 ならびに、地下水観測孔No.1-2と地下水観測孔No.2について、7月9日に採取し
 たトリチウムの測定結果が、本日(7月11日)取りまとまったことから、お知ら
 せいたします。

○今回の測定結果については、前回と比較して大きな変動はありませんでした。

○また、分析中でありました7月9日の地下水観測孔No.2の全ベータの値(ろ過処
 理後の値)について、分析結果がでましたのでお知らせいたします。

○分析結果については、未ろ過の値と比較して大きな相違はありませんでした。

○引き続き、護岸の地盤改良工事などの汚染拡大防止対策を鋭意進めてまいるとと
 もに現在掘削中の他の箇所の追加ボーリングの結果や港湾内や放水口などの海水
 の分析結果を踏まえて総合的に監視を強化してまいります。


 <地下水観測孔No.1:ストロンチウム測定結果>
 ・6月7日採取分(測定1回目) 1,200Bq/L
・6月7日採取分(測定2回目) 1,200Bq/L
・5月31日採取分 890Bq/L(お知らせ済み)

 <地下水観測孔No.2:ストロンチウム測定結果>
 ・6月7日採取分(測定1回目) 5.2Bq/L
・6月7日採取分(測定2回目) 5.1Bq/L
・5月31日採取分 54Bq/L(お知らせ済み)

 <地下水観測孔No.3:ストロンチウム測定結果>
 ・6月7日採取分(測定1回目) ND(検出限界値0.24Bq/L)
・6月7日採取分(測定2回目) ND(検出限界値0.27Bq/L)
・5月31日採取分 0.25Bq/L(お知らせ済み)

 <地下水観測孔No.1-2:トリチウム測定結果>
 ・7月9日採取分 370,000Bq/L
・7月8日採取分 360,000Bq/L(お知らせ済み)

 <地下水観測孔No.2:トリチウム測定結果>
 ・7月9日採取分 670Bq/L
・7月8日採取分 730Bq/L(お知らせ済み)

 <地下水観測孔No.1-2:全ベータ(ろ過処理後)測定結果>
 ・7月9日採取分 890,000Bq/L(ろ過処理後の値)
・7月9日採取分 900,000Bq/L(未ろ過の値:お知らせ済み)

○サンプリングの結果については、当社ホームページに掲載しておりますので、ご
 参照願います。
  URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

                                   以 上