2013年9月30日東京電力定例会見
質問の回答
東京電力今泉氏
ヒドラジンの注入量で1号機が極端に少ないのは何故か。
というご質問を頂いております。
この1号機の使用済み燃料プールについては、海水の注入実績というのはない為にこの腐食というものを心配するという事はそれほど、私どもとしては無いのではないか、と思っておりますが、ただ、微生物、藻の発生によりプール内の環境が悪くという、これを防ぐためにこのヒドラジンの注入というものは行ってまして、そのために他に比べましてヒドラジンの注入量が少ないという、そういうことでございました。
マコちゃんの質疑
おしどりマコ
私も先程の七尾さんのご質問に関連するのですが、この暫定排水値の基準値の件ですが、これは15日の13時代の豪雨の後に採取、測定されたものの値で、これC(東)エリアが24Bq / Lというのは、コピーの黒い点で初めに2.4と読み間違えていなければ、2.4として排出されているのでこれは、この基準を10Bq / L未満という、基準は超えているので、これは24であれば排水しなかったという可能性はあるのですか。
東京電力今泉氏
今回の暫定的な基準値では排水はできないという事になります。
おしどりマコ
なるほど、これはコピーで読み間違えていなければ排水はしなかったという事ですね。
東京電力今泉氏
あの、この暫定値を適用すればということです。
おしどりマコ
わかりました。
で、あとですね「被曝線量の分布等について」で、伺いたいのですが。
10mSv大きく超えている協力企業の方が、今年度の傾向を見てますと8月になってかなり増えてきたのですが、これはどのような作業されている方なのでしょうか。
汚染水の護岸エリアなのか、 H4エリアなのか、その他なのか。
東京電力今泉氏
この19名のうちの大半が、 2号機のリアクタービル内での温度計の設置、この作業に従事した方だそうです。
ですので、おしどりさんご承知の通り建屋の中の線量率が高いので、その結果でこの人数が増えたということでございます。
正確に入りますと16名位がその作業に従事した方ということでございます。
残り3名は、護岸の今行ってますいろんな工事ですね、その関連の作業に従事した方という事だそうです。
おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
で、このAPDの積算値ですが、これがγの値とのβの値を分けて出して頂く事は可能でしょうか。
別々に測っておられますよね。
東京電力今泉氏
ええ、あのまあこれ、実際に、私どもとしてはこーゆースタイルでご公表させていただいておりますので、そこはご勘弁いただきたいなと思います。
おしどりマコ
これあの、1ヶ月後に追加されるリングバッチの線量。
これを書き加えて頂いてませんので自分で毎回出しているのですが、リングバッチでの積算線量の追加される方が増えておりますので、これは、リングバッチでβ線の寄与による被ばくが増えているのではないか、と推測するのですが。
汚染水などの作業でβ線の被ばくが上昇する可能性がありますので、ぜひγとβを分けて出して戴きたいのですが。
70μm線量当量と。
東京電力今泉氏
そこは、以前からもご要望いただいてるんですが、大変申し訳ありませんが、こういう形で公表さしていただいておりますので、そこは私どもとしてこの形で皆さんにお知らせさせていたきたいと思っております。
おしどりマコ
わかりました。
ご検討いただけると幸いです、よろしくお願いします。
で、H4エリアのタンクの漏えいについて伺いたいのですが。
E-3のトリチウムがNDの後上昇しており、E-5のトリチウムも上昇傾向なのですが、これは、どういう評価なのでしょうか。
東京電力今泉氏
えーとー、仰っしゃる通りですね、E-5については、9月24日分のデータから見ても、現在28日採取分としては1,000Bq / Lという数字が出てございます。
結論から申し上げますと、この上昇については私どもも今まだ、皆さんにご説明するだけの分析は深めておりませんけれども、今後E-7-2、E-8という、地下水バイパスの井戸に近い部分ですね、もう少し近くの所の観測井戸についてもこれから測定をして行くことになると思いますので、その辺の結果を踏まえまして、評価をしてまいりたいというふうに考えてございます。
おしどりマコ
はい。
えーこれ、E-1のトリチウムは190,000Bq / Lと云うのは過去最高値だと思うのですが、、。
過去最高値ですよね。
東京電力今泉氏
えーとすいません、ちょっと私も、、。
おしどりマコ
あそうですか。
過去最高値だと思うのですが、これは、現在になって過去最高値がトリチウムで出ているというのはどう評価されているのでしょうか。
東京電力今泉氏
まあこちらは、E-1というのは漏れたタンクのいちばん近い所の観測孔ですので、実際にこれまでのデータを見ても高くなったり、低くなったりというかまあ、変動しているわけですが、その一環であると思いますけども、ちょっとここについては非常に高い値ですので、今後も監視をして行きたいと思います。
おしどりマコ
わかりました。
以前から質問していたのですが、少し前の話になりますが、 9月7日から12日の清掃の後、B-1、B-2、B-3とC-1に高い値が継続して出ていて、それは一時的ではなく数日間ずっと連続していて、清掃前よりもずっと高い値が継続して出ていたのですが、それはどういう評価をされているのでしょうか。
東京電力今泉氏
えーと、B-1って排水口の所ですよね。
おしどりマコ
そうです、はい。
東京電力今泉氏
実際にB-1、B-2というのは一時期水が取れなくて、測定ができなかった時期が大変申し訳ありませんがございまして。
おしどりマコ
あ、それではなく、清掃の後急に値が高くなったので、水が取れなくなった時期ではなく9月7日から12日に清掃した後、測定を再びし始めると急に以前より高い値が常に継続して出ていたという点です。
水が取れなくなった時期とはまた別です。
東京電力今泉氏
あ、その前という事ですね。
実際にあの、そういった清掃に伴って固着していたその、放射能とゆうかそれが清掃に伴って何か、浮遊していく可能性もありますが、まあ、なんというんでしょうか何か追加でそういったところから、別のどこから入ってきたものでガンと上がったという事ではないんじゃないかなと思っております。
ただ、あのおしどりさんからのご質問で、そこまで深くは私どもとして、詳細な評価をしているか、というと、してございませんけれど、原因の1つとしてはそのことが考えられるのではないかと思います。
おしどりマコ
わかりました。
私も清掃した後に何か高いものが流れて、固着していたものが流れたと、思ったのですが。1週間ほど継続して常に高い値ですので、どういった事象があったのかなと思ったのですが、特に評価はないということですね。
東京電力今泉氏
はい。
おしどりマコ
わかりました。
ヒドラジンの回答も様々ありがとございます。
で、使用総量を立米でご回答いたきましたが、濃度はどれくらいのものを使用されているのでしょうか。
おそらく水和物、一水和物の形で使用されていると思うのですが。
東京電力今泉氏
えーとー、100ppmではないかと思います。
おしどりマコ
100ppm、ですね。
100ppmをそれぞれ30立米なんですね。
わかりました、ありがとうございます。
で、預かってきた質問ですが。
東京電力のweb版ウェブサイトの英語版の中で、サンプリングデータがあるページ。
Result of Radioactive Analysis around Fukushima Daiichi Nuclear Power Stationの
所のタンクエリア、H-4エリアのタンクの結果が書いているところ。
(Monitoring Regarding the Water Leak at Tank (Observation Hole around the H4 Area))
のところなのですが、トリチウムのところに Approx. 3 years とずっと書いておられて、で、対応する日本語の資料には約12年、となっているので、恐らくずっとトリチウムの半減期を3年と記載されている可能性が有ると思うのですが「英語版になってから常にトリチウム、恐らくトリチウムの半減期をずっと3年と記載されているのではないか」という指摘を預かってきたのですが。
東京電力カミジマ氏(司会)
すいません、ちょっと確認をさせてください。
おしどりマコ
わかりました、宜しくお願いします。
質問の回答
東京電力カミジマ氏(司会)
最後ちょっと私の方からもご連絡がございます。
先ほどおしどりさんからご指摘いただきました、もうご本人はお帰りになりましたが。
「英語版のデータの中でトリチウムの半減期を12年の所を3年と、3 years と書いてます。」
と云う所でございますが、確認をさしていただきまして、ご指摘の通り何カ所かですね、3年と書いてる所がございましたので、本日中に訂正をさせて頂きますので、ご指摘ありがとうございます。
ご本人には直接お知らせをしたいと思います。
ありがとうございました。