最近、政治家のみなさんが「領収書をいくらから添付するか」でもめてますよね。
だけど、これってどう?? 領収書の添付なんて、当然・・というのが国民感情じゃないのかなあ。
私の仕事は、業務上経費の精算が多い職種なんです。だから毎月しゃかしゃか精算してます。先日こんなことがありました。総務課においてある文房具の備品にはIT関連のものはあまりありません。となると、コンピュータに必要なものやCDRなんかは、ビックカメラなどに買いにいくことになります。
当然、領収書を添付して、精算します。そうしたら、精算を管理する課の女性部長から
「ポイントをためるとはどういうこと??」
というキツイお叱りがありました。領収書にはポイントを加算したことが記録されていたのです。
会社の経費でポイント加算。これは許されないのだそうです。まあ、言われてしまえばそのとおり。個人に還元されるんだもんね。
そこで、同僚が次に買い物したときに領収書のポイント加算表記部分をハサミで切って精算しました。
今度は「ハサミで切るとは不正行為だ。ポイント加算を隠したでしょう?」
と怒られました。その部長、何百人もいる社員の精算の領収書の切断面をチェックしていたわけです。
私はその職務の徹底ぶりにあきれ、いや感心いたしました。
こんなふうに、普通の会社は経費の精算に厳しいのです。お金をもらうには1円から領収書がいるのです。そして領収書をなくしてしまえば、請求はできないのは当然です。
JRや地下鉄の切符の領収書はつけられないとか、政治家さんたちは言ってるみたいだけど、いまやパスモなんて使用記録レポートを出すこともできます。最近のレジは、領収書くださいといえばボタン一発で領収書がつつーっと出てきます。知ってた??
税金でやってるんだからさ、そのくらいやれよ。
なんなら、うちの部長を指南役にレンタルしますよ。
以前、残業帰りのサラリーマンがたたずむ、東京メトロ東西線・茅場町駅の地下鉄ホームに、ほろほろと演歌が流れていたことがありました。
適度なボリュームだったし、少々疲れていたせいか、最初は「駅構内の有線放送か」と思ったのですが、「そんなものあるか?」と思い直し、目と耳で音の出所を追うと、スーツ姿の男性のポケットに入っている携帯ラジオでした(ディスクマンやiPodではなかったと思う)。
その30代くらいの彼、イヤホンはしているけれど、ジャックが抜けているのです。
考え事でもして外に聞こえているのに気づかないのか、それとも、あえてそうしているのか?
誰もそれを彼に指摘せず、ホームでは、
あなたは私を捨てたけど、私はあなたを待ってるわ♪ みたいな歌声(男性歌手)が静かに流れ続けていたのでした。
周囲のサラリーマンが誰も彼に声をかけなかったのは、不意をつかれて、歌に聞き入ってしまったからだと思います。
かくいう私もじわっときましたし。
ラジオの彼が西船橋方面行きの電車へ乗り込むと、ホームに残された私たちの空気は、集中力が抜けたように、ゆるっとなりました。
通勤電車で、ヘッドフォンから漏れるロックやポップスの「シャカシャカ」音を聞かされるのは勘弁してほしいですが、地下鉄駅ホームの演歌なら悪くない。
ただ、ラジオの歌が車内ではどう聴かれるのか、気になるところではありましたが。
(コルヴィッツ)
オリンピック女子サッカー、なでしこジャパンがすごくいい。昨日は強豪ノルウェーに5対1と快勝でしたが、引き分けのニュージーランド戦もよかった。リスクを背負って攻めているのが、素人目にもよくわかる。粘り強さは精神力の賜物でしょう。