2013年1月アーカイブ

 

DSC02394[1].JPGテレビ会議映像視聴時間の延長の要望への回答
東京電力:一杉氏
テレビ会議映像の視聴時間の関係で1点ご連絡がございます。
本日から追加分の公開と云う事をさしていただいておりまして、既にご案内の様に部屋の改修の関係でですね、2月4日から別の102号室と云う部屋。
またあの、お申し込みは事前に頂いて一般の受付でさしていただくと云う形にさしていただいてる所なんですが、ご視聴時間を午前10時から午後4時にさしていただいておりました。
で、先週ですね、ニコニコ動画の七尾さんをはじめ、おしどりさん、をはじめですね「もう少し時間をですね、見る時間を延長してもらえないか」というご要望を承りました。
で、我々として検討さしていただきましてですね、2月4日の変更に合わせまして、視聴時間を10時から17時、1時間延ばさしていただきまして17時とさしていただきますので、合わせてご案内さしていただきます。

DSC02399[1].JPG おしどりマコ
2号機の熱電対について、ご回答と図をありがとうございました。
本日、RPVベローシール部と支持スカート上部の温度計の熱電対の傾向は、同じように若干下がっていて、やはり同じ挙動をしているのですね。
なので、もう少し質問させて下さい。
先ず、保安規定138条についてですが、御存知の通りLCOの条件が5つあり、それで温度にかするものが二つ、圧力容器底部温度が80℃以下というのと、もう一つ格納容器内の温度が、全体的に著しい温度上昇傾向がない事、とありまして、これは、同じ部分の熱電対がそんなに温度が変わらなかったという意味で、全体的というのに当てはまらないかもしれませんが、しかしその場合の判断は、技術GMが運転保守管理マニュアルに基づき「一時的な計器指示不良ではないと」判断した場合に「このLCOを満足しているとみなさない」とありますが、今回1月7日にベローシールの熱電対が「監視に使用可」となって温度上昇をしてから、これは技術GMの判断、この「77番のベローシールの熱電対が参考程度に落とす」という発表が遅かったように思いますが、それは技術GMがこの判断というのを温度上昇をされた段階でしていた、ということなのでしょうか、どの段階で、本日発表という事でしたので、そのちょっと対応のタイミングについてお聞きしたいのですが。


東京電力:尾野氏
えっと、下部の温度で評価していくよ。
という事については、あの、仰るとおりで、下部の温度計について所定の温度代を満たしている事は明らかであると。
それから今回、今わかり易いのですぐ近くの場所でお示して御座いますけど、ええ、、、。


おしどりマコ
あの、この下部の温度とともに格納容器内温度というのもLCOの条件に入っているが、これを逸脱している可能性があったのではないでしょうか。


東京電力:尾野氏
えっと、そういう意味から言いますと、格納容器内の温度計で、今ほど、分かりやすいので、当該の77番の直ぐ側の3つ。えーございますけどこれ、動きが全くないですよ、という事でお話ししてございますが、、、。


おしどりマコ
その判断を、温度が77番の温度計が上昇した、熱電対が上昇した時に、技術GMが「運転保守管理マニュアルに基づいて判断をした」という事でしょうか。

DSC02403[1].JPG 東京電力:尾野氏
総合的な状況として格納容器内の状態が変わっているという風に判断して御座いませんので、えーー、まあ仰るような意味で言いますと、あの「格納容器内の状況は変化していると云う風には、我々としては捉えていない」という事でございます。


おしどりマコ
温度計のベローシールと支持スカート上部の熱電対の上昇は1月14日に始まったのですが、1月14日、若しくはその近い日にちの段階で技術GMが判断したという事ですか。
あの、何時のタイミングで77番の温度計は参考に落とされたのか、それは今日と仰いましたが、技術GMが判断したのが今日という事ですか。


東京電力:尾野氏
先ずはあの、26番ですね。
下部、スカート部ですね。
スカート部の温度計については、1月に入る段階でもう既に故障と判定して御座いますから、こちらの方は判断にはもとより使用しておりません。
それ以外、格納容器内での温度計はまだ77番の動きというものがございますけれども、全体として他の温度計等の動きなどを見た上で格納容器内の状態は変わっていると云う事ではないっというふうに見ておりますので、そう意味から言ったら「状態は変動している」とは捉えておらないという事でございます。


おしどりマコ
すいません、質問の趣旨が伝わっていないかもしれませんので。
保安規定138条のLCOの条件は、圧力容器底部温度とともに、もう一つ格納容器内の温度、全体の温度もありますので、1月7日の時点で「監視に使用可」 となっている熱電対が14日に上昇していたと云う件は「どのタイミングで技術GMが判断していたのか」という日にちを知りたいのです。


東京電力:尾野氏
温度計が、指示が上がっているという事については随時監視しておりますから、承知しております。
その上で格納容器全体としての状態変化が起こっていると云うような事ではない、と云う事でございますから、
そう判断している。で、、。


おしどりマコ
それはこの保安規定138条に基づいて技術GMが判断したという事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね。


 おしどりマコ
わかりました、ですから、その日にちを知りたいのです。


東京電力:尾野氏
あ、そういう事ですか。
えっと、ちなみにですね、温度計の、要は判定・判断という事で言いますと、故障判定というのはそれはそれとして、えー、ルールに基づいてやっておりますので、えーそうした判断の動きがあった場合に、どういうプロセスで故障判定するか、という判定フローがありまして、それに従って、本日、当該の温度計は、「監視に使用可」ではない、という判断をしているという事でございますが、、、。


おしどりマコ
本日ですね。
技術GMが判断したのが1月23日という事ですね。


東京電力:尾野氏
ええ。


おしどりマコ
14日に温度上昇が、、。


東京電力:尾野氏ええ。


おしどりマコ
14日に温度上昇が「監視に使用可」の熱電対が上昇したのを、138条に基づいて判断したのが1月23日という事ですね。


東京電力:尾野氏
そうです。
それでぇ、えっと、格納容器内の動きという事で言いますと、格納容器内の全体の状況で判断していくと云う事になる訳ですけれども、じゃあどの温度計を中心に判断していくか、という事につきましては、えーと、温度計の1月7日の温度計の信頼性評価の資料8ページをご覧いただければいいかと思うのですけれども、えー、、。


おしどりマコ
はい、その時点で「監視に使用可」となっておりましたので、ベローシールが。
77番が。


東京電力:尾野氏
それでぇ、その中に138条との関連で、えー、使用する温度計というのが、明記されてございまして、当該の77番は138条との関連での対応温度計にはなってございませんので。あのう、そういう意味では、全体状況の判断という事と関わっていないという訳です。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
で後、温度計、、、熱電対が上昇した日にちぐらいからの空間放射線量。
モニタリングポストの1番から8番まで、一貫して緩やかな上昇傾向にあるのですが、これの何か東京電力での評価はあるのか、と云う事と、故障判定基準。
東京電力の故障判定基準ですが、昨年2月も同じように2号機の圧力容器底部が温度上昇しまして、その報告書を見ますと「他の温度計と違った挙動を示した温度計の底高が30%上がっていた」と云うのがまあ、経験則として挙がっておりましたが、今回77番のベローシールの熱電対が参考に落としたのは「他の温度計と違った挙動」という条件だけだったのか。
若しくは、底高を何か測定したのか、と云う事をお聞きしたいです。
あと、熱電対のシステム構成図や、配線系統図や結線図などもやはり一度ちょっと、お示して頂ければ、ありがたいなと思うのですが。


東京電力:尾野氏
先ず、あのー。


おしどりマコ
あ、すいません。
後、去年の2号機の圧力容器底部による温度上昇の報告の件で「アニュラス部に燃料デブリがくっついている可能性がある」若しくはその「ベローシールに加熱水蒸気が溜まる可能性がある」など、色々な可能性が書かれていたのですが、今回はまあそういう故障以外の可能性は特に想定しなかったと云う事でしょうか。

DSC02426[1].JPG 東京電力:尾野氏
えっと今回、先ずフローの方というのは、1月7日の資料を見ていただくと算定フローというのが出てくるのですけれど、判定フローで熱電対の抵抗を測定すると云う事で明らかに機械的な故障と明確に言える状況になっていれば、その時点で明確に故障と判定できます。
で、そうなってない場合には「関連温度計との動きを見ていって判断する」という判定フローになっていますので、そうした判定フローに従って判断をしていくという流れになっております。それが一つ。
それからもう一つ、元々今回、条件が変わってございませんから、突然、ベローシール部にデブリがつくと云うような必然性も御座いませんので、改めてそのような事は申し上げておらないのですけれど。
あと、先ほど言っていたモニタリングポストとの動きの関連と云うような事でございますけれども、結論から言って、ないと云う風に思っております。
と云いますのは、2号機の格納容器からのエアは、格納容器ガス管理システムで、常時監視管理しておりまして、そうしたところから、特段の変動、変更がないと云う事も承知しております。
一方、モニタリングポスト側の状況と云うのは、今見て、、私見ておりませんからどういう動きの事を仰っているか、必ずしも掌握して御座いませんけれども、モニタリングポスト側は天候であるだとか、降雪であるとか、降雨であるとか、と云うような事の影響などの、外的な影響を受けて変動すると云う傾向も御座いますので、どういった条件で変わっていくかにもよりますけれども、何れにしましても「2号機側との関連はない」と云う風に考えてございます。


おしどりマコ
ありがとうございます。
その天候の件ですが、1周間、2週間単位でゆるやかに上昇していまして、降雨の前後も含め、晴れている時も含め緩やかに上昇しておりますので、東京電力としてどう評価しているのかと云うのをお聞きしたかったのと、後、去年の2月に圧力容器底部が温度上昇した時も、少し前に注水量を下げて、その後、温度上昇が見られた。
それは熱電対の故障ということで、去年も注水量を下げたと云う事は何ら条件には入っていなかったのですが、今回も12月17日に注水流量を0.5m3/h減らし、温度上昇傾向監視中という事が出ておりましたので、なんとなく注水量を減らすと熱電対に急な上昇があって故障が出てくるという様な似たような事例があると思うのですが、それに関して何か評価、あるのでしょうか。

DSC02395[1].JPG 東京電力:一杉氏
申し訳ございません。
途中で割り込んで恐縮なんですが、おしどりさんちょっと、お一人の質問が、続いておりまして、あのちょっと他にも質問のご希望の方がいらっしゃるかもしれませんので、、、。


おしどりマコ
わかりました。
では後からにします。



東京電力:一杉氏
よろしいですか。申し訳ございません、ありがとうございます。
それでは他の質問いかがでしょうか。

、、、しーーーん、、、、。 …

おしどりさん、失礼しました、他にお手が挙がりませんので、、、お続けてください。


おしどりマコ
はい。
すいませんでは、ご回答いただけたらと思います。


東京電力:尾野氏
えっと、すいません。
ちょっと間があいたんで、あの質問を失念してしまいましたが、もう一度お願いできますか。

DSC02409[1].JPG おしどりマコ
はい、昨年2月に2号機の圧力容器底部が温度上昇した時も、少し前に注水流量を下げて、その後、熱電対の上昇がいくつか見られたという事もあり、今回も12月17日に注水流量を0.55m3/h減らして温度上昇傾向を監視中という事が出ておりましたので、熱電証の故障かもしれませんが、2号機の中水流量を減らすと、熱電対幾つかに温度上昇が見られれば、それが故障判定される、という同じような傾向ですので、それに関しての評価を宜しくお願いします、ということと、後、モニタリングポストの緩やかな上昇傾向ですが、降雨の前後にもかかわらず、10日間ぐらいでずっと上昇傾向が同じように一律見られるという事なので、あまり天候は関係ないかなと思われるのですけれども、そのところもお答えて頂けたらと思います。


東京電力:尾野氏
先ず、注水との関係とで言いますと。
注水流量の変更、増も減もいずれもですけれども、これまであの、ある意味、あまたやっているという事であるので、ええ、ま、通常行われている作業でございます。
そうした事と温度計との間の関係において、要は温度計の故障ですね。
との間に明確な相関関係と云うのは把握してございません。
それから、モニタリングポストの方の話は、今わたくし、物を見ないでお話をしておりますので、確認をした上でご回答をさして頂ければと思っております。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。


     最後はぶら下がりのマコちゃんですねん。     
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DSC02364[1].JPG おしどりマコ
2号機のRPV熱電対2本が上昇している件ですが、ベローシール部と指示スカートの熱電対が同じ挙動で、同じノイズかドリフトで上昇しているということで、中継している端子台が同じ可能性もあるという事をお伺いしたので、2号機の、、まあ出来れば全部出して頂きたいですが、熱電対がどのような配線経路でどのような中継端子を利用して温度が出ているかというのを紙で出して頂けませんでしょうか。


東京電力:尾野氏
ちょっと確認さしていただいて回答についてお話しさせていただいてもよろしいでしょうか。


おしどりマコ
それは出せるかどうかという事ですか。

東京電力:尾野氏
多分、そんなに難しい事ではないと思いますが。確認をした上でという事でよろしいでしょうか。


おしどりマコ
わかりました、よろしくお願いします。
先週金曜日の質問の回収をしたいのですが、あ、広報の方がもしおられたら、、、。
テレビ会議の視聴が16時までという事についての要望の検討をされるという事でしたが、如何でしょうか。
若しくは、17時30分から会見が始まるので16時までにしたいと云う事であれば、なぜ、火曜日、木曜日も16時までなのかという事と、本館のセキュリティが17時20分までなので、セキュリティの関係では16時までと云う事では回答にはなっていないと云う事の両方も含めての回答をお願いします。

DSC02371[1].JPG 東京電力:かみじま氏
今、3つご質問を頂きましたけれども、前回もですね、ご承知の通り皆様からこの閲覧時間に関しては、いろいろなご意見を頂いているので、そちらをただ今どのようにすればよろしいか、というのを検討さしていただいておりますので、まだ検討結果出ておりませんけれども、しかるべくですね対応をしてまいりたいと考えおります。


おしどりマコ
わかりました、よろしくお願いします。
どれぐらいでご回答を頂けるのでしょうか。


東京電力:かみじま氏
少なくともですね23日からが、当日でございますので、当日には、ご説明をさせて頂ければと考えております。


おしどりマコ
明後日ですね、、、はいわかりました。
よろしくお願いいたします。
で、以前尾野さんにご回答頂いた、電離放射線障害防止規則に基づく血液検査の結果を、以前の物も同じように公表して頂けないかというものを何時ぐらいに回答頂けるのか、という事と、2011年度は労働基準局からの指示で電離検診と同等のもの。ほぼ同等の物を1ヶ月毎にするということだったので、それについての東京電力の社員の方々の結果を公表して下さいということをよろしくお願いします。

DSC02377[1].JPG 東京電力:尾野氏
まず1点目の過去の電離検診の血液検査の結果等についてでございますけれ、以前、松本の方から回答させて頂いた内容があるのですが、私の方で見てみましたら、答え方の項目に必ずしも一致していない部分があったようでございますので、改めて今確認をお願いしている所でございます。
ちょっと回答が何時かというのは、今すぐ分かりませんけれども、準備はしているところでございますので、まとまったところで回答させて頂きたいと思ってますのでよろしくお願いします。


おしどりマコ
わかりました、よろしくお願いいたします。


東京電力:尾野氏
それから労基の話の方は、ちょっと内容の背景等も含めて私の方でもう一度確認した上で対応したいと思いますのでよろしくお願いします。


おしどりマコ
あ、わかりました。
電離検診の目の検査を抜いて体重測定を追加したものを1ヶ月毎にするように指示したという事ですので、どうぞよろしくお願いいたします。


  最後は尾野さんにぶら下がりのマコちゃんですねん!  
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DSC02311[1].JPG以前の質問の回答・東京電力尾野氏
 「IAEAの閣僚イベントの中で、当社が用意した資料の部数につきまして確認をしてください」
と云う事がございました。社内報告書の英語版を50部それから日本語版を20部それからその他の説明の関連の資料はちょっと数が明確ではありませんが、50部以上で100部までいかなかつたかな、と云う位までを用意したと云うような事が所管担当の確認でございました。
 それから、先般福島第一の協力企業さんが楢葉の工業団地で怪我をされたと云う事がございまして。
 「楢葉の工業団地は除染則で云う所のどのカテゴリーに入るのでしょうか」
と云うご質問を頂いたかと思います。
 楢葉の工業団地につきましては、これはちょっと前の測定になるんですけれども現地の空間線量が0.4~0.5μSv/hと云う事でございまして、まあ除染則で云う所の「管理を要しない」カテゴリーに入ってると云う事でございましたので、改めてご説明したいと思います。


東京電力:石橋氏
今の回答についてはよろしいですか。
何かありますか。
DSC02310[1].JPG おしどりマコ
御回答有り難うございます。
あの、楢葉町の作業員の方で怪我をされた方についての回答有難う御座いました。
除染則による区域とともにSvではなく、Bq/?、Bq/?のA区域、B区域、C区域、D区域についてもお伺いをしていたのですが、大体どれくらいの汚染度かということをBq/?、Bq/?で教えていただけたらと思うのですが。


東京電力:尾野氏
当該場所につきましては、/?では測定されてません。

 

おしどりマコ
すいません。/cm3 。

東京電力尾野氏
あ、汚染度、ということか。


おしどりマコ
はい。


東京電力尾野氏
特に測定はされてないという事でした。
環境的に十分低い所であると云う事で、データとしては今持っておりません。


おしどりマコ
わかりました。
ではA区域と同じ服で作業されていたという事ですね。


東京電力尾野氏
はい。通常の管理を要しない形態でございました。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。


              2問目の質問               
DSC02312[1].JPG おしどりマコ
この港湾内についてですが、以前、海底土が汚染されていて、その拡散の防止を防ぐため、コンクリートで改定を固めているという話がありましたが、それはこの?の「土砂を被覆等」にあたるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
今、土砂の被覆等という風に書いてある、?と書いてあるこの下に書いてありますけど、そのすぐ下に1?4号機開渠被覆と書いてあって、平成24年5月完了と書いてある。ここの部分が完了しているよと。
それから、北側の方の5,6号側ですけども、ここについては平成24年7月に完了、ここが被覆が終了してる場所です。


おしどりマコ
わかりました。では?はこれからコンクリートで、埋めていくと云う事ですか。


東京電力:尾野氏
?の場所というのは、先ず浚渫をして、土砂をこちらに寄せてきて、寄せてきたものの上を被覆する、という段取りになります。


おしどりマコ
わかりました、そのコンクリートで固める作業は、汚染の拡散防止のためと云う事でしたが、それだけでは魚などを、汚染は防護できなかったという事で、今回また、港湾口を防ぐのでしょうか。

DSC02318[1].JPG 東京電力:尾野氏
えっと、これはですね、どのタイミングでその魚が、えー、汚染しているとか、そういうような事もあろうかと思うのですね。耳石の調査というのは、聞いている所によりますとと、魚が年令を重ねる毎に耳石に年輪のようなものができてきて、そこの年輪を詳しく調べると、取り込みが多かったのは何歳の時だったのか、というような事が分かってくると云うような、そう云う事だそうでございます。ですので港湾内、現時点におきましては、水のレベルもそれなりに下がってきておりますので、初期の高かった頃の影響を、ええ、引きずっている物なのか、そういうものについて、ある意味生物学的な観点から確認していくという事で、そういった関連性についてもう少し知見が増えるのではないか、ということかと聞いております。


おしどりマコ
わかりました、事故から1年10ヶ月後にその、魚が出て行かないように防ぐというのは、、、

もう少し早くそういう議論のタイミングがなかったのかと思いましたもので、、。
ありがとうございます。で、2号機の温度計が上昇している事について伺いたいのですが、指示スカート上部とRPVベローシール部の温度が、ここ6日間で急上昇しているのですが、指示スカート上部の温度計は計器不良ということですが、RPVベローシール温度計は1月7日の時点で監視に使用可となっております。
ですので、このRPVベローシール部の温度計がなぜ上昇しているか、という事について、どういう見解を持っていらっしゃるか伺いたいのですが。


東京電力:尾野氏
えっと、今、ちょっと個別のデータと評価を持ち合わせておりませんから、それは確認をさせて頂きたいと思いますが、温度計につきましては月に1回、動きの傾向などを見た上で、健全性評価、信頼性評価をしておりますので、そうした中でしっかり評価をしてご説明さしていただければと思っております。


おしどりマコ
わかりました。
えー、、、その結果を待ちたいとお思いますが。
すいません不勉強だが、指示スカート上部とRPVベローシール部の熱電対は同じような相関関係で上昇しているのですが、配線の腐食や、絶縁の劣化などで熱電対が故障している場合、同じようなノイズで同じような上昇、故障している二つの熱電対が同じような上昇傾向になるっていう事はあるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
ケースによるかと思いますけれども、個々のものでございますから、個々の動きをするという事でございますけど、その動きがま、たまたま同じような動きをすると云う場合もあるかもしれませんし、ちょっとデータを見ませんので、何とも申し上げ用がございませんけども、あの、それぞれの機器はそれぞれの検出をしてございます。
で、あの、2号機について言いますと、要は炉心下部が一定の温度以下である、という事を、十分冷えていることを確認するという意味で、保安規定上の監視項目として監視を行なっておりますが、そちらの方は特に安定してございますので、全体として、あの、今何か、と云う風には思っておりませんが。
まっ、いずれにせよ、ひと月ごとにしっかりと評価確認しているので、その中でご説明できるんじゃないかと思います。


おしどりマコ
わかりました、では、その回答をいただけるのは、そのひと月ごとの温度計の評価をした時という事でしょうか。


東京電力:尾野氏
そうです。


おしどりマコ
え、このRPVのベローシール部がここ数日上昇しているというご回答は、ひと月ごとになる、という事ですか。


東京電力:尾野氏
そうです。


おしどりマコ
あの、次の会見では頂けないという事でしょうか。


東京電力:尾野氏
えっと、ちょっと個別のものを見ていって、どうかということもありますけども、信頼性判定そのものは月に一回、しっかり判定していくと云う事ですので、判定の結果等も含めていっていくと、そうかと思いますが。あのー、 随時、異常判定をして弾かれていく物もありますので、その辺の関係を確認した上で回答させて頂きたいという事でございます。
タイミングについては、ひと月毎と云う風に申し上げましたが、そこでは確実に話ができると思いますという意味でございますので、ご承知置きください。


おしどりマコ
わかりました。
よろしくお願いします。

              2問目の質問               
DSC02324[1].JPG おしどりマコ
先ほどの2号機の温度上昇の件についてですが、尾野さんが広報部でいらっしゃいますので、小林さんに少しお聞きしたいんですけれども、そのRPVベローシール部の温度上昇を尾野さんは「データを見ていない」と仰っておられましたが、東京電力としてRPVベローシール部の上昇は把握しておられるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
えっと、僕自身は、あのー、随時確認しておりますので、それぞれの温度計の動きであったり評価というのはしてございます。ですからぁ、会社として知らないと云う事はないし、それから、私が今、お話しになってるよなデータを見て、それについて所管のラインの見解を確認している状況ではございませんので、今は私はお答え出来ないと云う事で、返事とさせて頂いたと云う事でございます。


おしどりマコ
わかりました、監視に使用可となっている温度計が、故障となっている温度計と全く同じカーブを描いて上昇している事について、その1ヶ月毎の会見ではなく、できるだけ早く回答いただきたいな、と思うのですが、それは東京電力としては「緊急の事象ではない」という見解なのでしょうか。

DSC02326[1].JPG 東京電力:尾野氏
えっと、保安規定等でしっかり確認していく項目等ですね、こちらの方が、ある意味、随時確認して、判定値から外れてくると、状態が悪化しているのか、あるいは計器が悪いのか、という事を緊急に確認していくっていう事が必要な物になってくる訳でございますので、そういった意味で、炉心の温度として、代表点としてみている、炉心、RPV下部温度ですね、こちらの方というのは重要な指標になってございますので、今仰っているパラメータであれば、そうしたものとちょっと性質が違うもの、という事でございます。


おしどりマコ
わかりました。
ベローシールが割りと外部に近い部所ですので、何と言いますか「絶縁の劣化などそんなに受けるものなのかな、故障する物なのかな」少し、、割と急いで知りたかったのでできるだけ早くご回答を宜しくお願いします。
ありがとうございます。


東京電力:尾野氏
確認できた所でお話はさせて頂きたいと思います。






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DSC02300[1].JPG 以前の質問の回答東京電力尾野氏                        
「IAEAの12月15日から17日の閣僚会合のイベントで当社のブースに配布されていた、報告書関係和文の物英文の物とございましたが、こちらの英訳及び資料の印刷等はどこが行ったのか」というようなご質問を頂いておりました。
当該の資料は当社の事故報告書の日本語とそれを英訳した物でございますけれども、英訳につきましては当社で行っております。
それぞれ、私どものブースで説明する関係の資料として用意いたしましたので、印刷等は私共でやっております。
費用につきましては、社内でやった事ですので特に申し上げる所でない、と思っております。


DSC02293[1].JPG おしどりマコ
回答有難う御座いました。
このIAEAの閣僚会議で置かれていた報告書の件ですが、英訳したものと日本語のものと、150冊程度ずつあるというのは数えられたのですが、合計、何冊ご用意されたかと云うのを、まだダンボールに沢山つまれていたようなので、トータルの冊数を教えて頂ければと思いますが、宜しくお願いいたします。
そして今日、お配り頂いたこのパワーポイントの資料の組織図が書かれている方なんですが、以前聞きました、敷地内で火災が起きた場合、消防署に連絡するかどうか、判断する所管グループの当直班長というのは、この図に関してはどこの位置になるのでしょうか。この当直と書いてあるところですが。


東京電力:尾野氏
先ず、連絡は随時いる者という事になりますから、この当直と云う所に連絡が入ってきます。
で、今現在は24時間体制で防災安全関係、それから復旧班というものが稼働してございますので、これは復旧班というのは個別の組織ではなくて、組織の中から緊急時対応要員として抜き出されている者なので、そちらで現状対応している、という事になります。

おしどりマコ
わかりました、では消防署に連絡するかどうか判断するのは、この組織図の中では具体的にどこだという訳ではない、という事ですね。

DSC02297[1].JPG 東京電力:尾野氏
そうですね、この組織図の各部から緊急事態対応要因が出来ていて、で、緊急時の班が今出来ているので、そこが現状やっている。
但し、安定した組織対応という事が出来てくれば、これは当直長が確認して判断して動いていくと。勤務時間内の連絡であれば通常、防災安全部の方から連絡を、具体的には電話をかける、ということになろうかと思います。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
10日に1Fの楢葉町、楢葉工業団地の方で指を切断する事故があった件ですが、汚染がないという事で、この楢葉町は除染電離則の除染特別地域になって除染電離則の範囲内だとは思うのですが、この辺りの怪我をされた方の表面汚染なり、空気中の汚染度なりと云うのは測定はされているのでしょうか。
出来れば、B区域とか、C区域とかどの区域にあたるか、と云うのを教えて頂けたらと思うのですが。


東京電力:尾野氏
具体的には確認してみないといけないと思いますので、まあ元々当該場所を作業場所と云う風にしていた理由が、機材、資材の準備の作業でございますから、わざわざ線量や汚染がある所でやる必要がない、という事で、企業はそちらで準備されていたと云う事ですので、楢葉町と私どもは直接測定はしてございませんけども、通常、普通に人が住める領域になっている所でございますので、ある意味、汚染との問題のない所で作業していたと云う風に理解してございます。

DSC02305[1].JPG おしどりマコ
わかりましたありがとうございます。
楢葉におられる方に聞くと、わりとその、場所によってはD区域のような、40 Bq/m2以上のところもあるので、どれぐらいの線量かなと思いましたのでどうぞよろしくお願いいたします。
で、あとこの国際アドバイザリーチームについてですが、このアドバイザリーメンバーの選定は、IAEAOECS NEA と共にアドバイザーを選ぶという事ですか。
アドバイザーの選択権、どなたをアドバイザーとするかと云うのは、どこの段階での議論があるのか、若しくは選択権を、IAEA、OECD NEA が持っているのか、という事をお伺いしたいのですが。


東京電力:尾野氏
この説明図から見ると、IAEAやOECD NEA とか出てきますので、若干誤解しがちな絵なのかも知れませんけど、IAEA とか OECD NEA ということは、エネルギーであったり原子力であったり、いうことに関して、国際的な知見を持った、そもそもこういうアドバイスをしたり、レビューをしたり、ということを生業としているオーソリティーでございますので、ま、ここの知見や、あるいはレビューなどと云うのは、常に役に立つだろうという意味の矢印でございます。
それから国際アドバイザリーチームということに関しては、こちらに関しては、様々な関係する機関、国の中にも研究機関、組織等があるし、それから企業の関係もございます。
それから政府等の関係性もございますので、そういった所の中で最終的に確定していく事かと思っておりますので、まあのーそのような性質のものでございます。


おしどりマコ
ありがとうございます。
その国際アドバイザーを選択する時のその相談される、選択の議論をされる、日本の企業や、国際的な国の関係機関や、政府の所轄場所を伺いたいのですが。


東京電力:尾野氏
現状、準備段階というような所でございますので、今時点で具体的にどうこうというような動きにはなっていませんが、ここの中では準備のための作業が始まった段階と云うような所でございますので、具体的には4月頃という事になってくると思います。


おしどりマコ
4月頃に議論する場ができるという事ですか、4月頃に決まるという事ですか。


東京電力:尾野氏
4月頃に、4月以降に、こういったチームが立ち上がるように準備を進めていくという計画でございますけれども、現段階では具体的な所ではございません。

おしどりマコ
わかりました、4月頃にチームが立ち上がるというのは、この国際アドバイザリーチームが立ち上がるという事で、そのアドバイザーを選択する議論は以前に在ると云う事ですよね。


東京電力:尾野氏
そう言う議論の準備を今始めていると云う事です。


おしどりマコ
わかりました。
では、それが決られましたら、どこで議論するかまた教えて頂けたらと思います。
よろしくお願いします。
あ、因みに第二回目の打ち合わせは何時ですか。


東京電力:尾野氏
具体的な予定は特に今ございません。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。







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DSC02266[1].JPG以前の質問の回答東京電力尾野氏
「発災直後に3号機のタービン建屋の地下たまり水の中に長靴で入ってしまった方、あるいはあの革靴で入って足が水にぬれてβ被ばくをされた方の線量はいくつでしたか」と云う事とその線量の評価方法についてご質問をいただいてたかと思います。
そのー、足首ですね、こちらの線量ですけれども2名の方は466mSvと云う風に評価されております。
で、1名の方は足に汚染は御座いませんでしたので線量はなしと評価されております。
この評価は、放医研の方で行っております。
で、放医研が行った評価の考え方でございますけれども、こちらは原子力安全技術センターと云う所が、被ばく線量の測定評価に関するマニュアルというその、手法を示した書簡を出しておりましてその中で様々な方法が条件によって記されてる訳ですが、β線に汚染された水が皮膚について、それによって被ばくしてる場合の評価と云う事もその中に入っておりまして、汚染されてる水の清浄ですね、汚染の濃度等を基にしまして計算で評価すると云うような方法が示されております。
「そちらで評価をしてる」と伺ってる所でございます。

DSC02269[1].JPGおしどりマコ
ご解答ありがとうございました。
確認なんですけれども、この2名の446mSv というのは、皮膚の透過線量と言う事で良しいでしょうか。
リングバッジではなく計算で出したと云う事ですね。

 

東京電力尾野氏
はいそうです。


おしどりマコ
わかりました。
私も、原子力安全技術センター被ばく線量の評価マニュアル2000年度版を取り寄せて呼んだんですが、これ、ちょうど内部被爆関連で調べていた時に読んだのですが、原子力安全技術センターは現在、この被曝線量の測定評価マニュアルは販売中止であると。
平成17年の新法令に伴い見直し作業のため、販売を中止していて、現在はこのマニュアルで運用していないので、参考資料としてお分けするという形で手に入れたのですが、このマニュアルで計算をしたという事でよろしいのでしょうか。

 

東京電力尾野氏
えっと、正確に申し上げますと評価計算をしているのは放医研。


おしどりマコ
放医研ですね。


東京電力尾野氏
ですので、その内容の詳細ですね、詳細については私共は結果を聞いているという事でございます。考え方としてはこういう考え方があります、と云う事です。

 

おしどりマコ
なるほど、わかりました、ありがとうございます。
では、緊急時作業中に466mSv、皮膚に直接等価線量の被ばくが出たという事で、その後、リングバッジを付けて何か作業をするというふうにはならなかったのでしょうか。

DSC02279[1].JPG東京電力尾野氏

えっと、こちらの方は、あの、、、すぐさま、というような状況でいいますと、あの、この場合で言いますと元々水の中に入る作業というのはしないという事が、直ぐにやるべきことでございまして、まあそうした事でございます。
それから、ま、先般も申し上げましたけれども、汚染によって評価することもできますし、汚染があればそこでわかる様になりますので評価に回す事もできますので、そういう状況であったという事です。
それから、あの当然APDによるガンマ線評価という事もしてございますので、要は全身の実効線量の制限と、それから皮膚の局所の制限と云う事を比べますと、ええ、まああの、通常時であれば、えー、全身の実効線量という事でいいますと50mSv、皮膚に対しては500mSvという事でございますので、その雰囲気を支配している線量環境等から、要はγ線によるAPDで見ている事によって、要は実効線量を見ている事によって、皮膚の等価線量が制限値を超えないというような確認も一方ではできますので、当面はそういう形をとっております。

ところが、ま、水処理設備が整ってきまして、γ線が取られてるんだけども、β線源は残ってるという水が、えー出てくるというのが、まあ、2、3ヶ月後から設備が動いてくると出てくるわけになりますので、そういうエリアでの作業のためにリングバッジ等の準備を始めたということでございます。


おしどりマコ
わかりました。
例えば事故直後に作業されていた方々に伺いますと、飛んできた瓦礫に、その散らばっている瓦礫にビニールテープを張って、500mSv/hとか瓦礫の線量を書いて近寄らないようにする、というような事をされていた方々がおられるのですが、その水に浸かるという以外に、高い線源に触れる可能性があるという方々も手にリングバッジははめておられなかったのでしょうか。

 

東京電力尾野氏
当初の時点では、リングバッジというのはございませんでしたから、使用してございませんけれども、まあ十分な装備、十分な装備というのは手袋するとか、ゴミ手袋するだとか、そういう事で直接皮膚に触れることがないような状態で作業している、という事でございますので、状況としては管理されていたものと云う風に考えています。



おしどりマコ
わかりました。
 


東京電力尾野氏
あっ、すいません。それから私、446といいましたか。



おしどりマコ
あっすいません。聞き取り違いかもしれません。
四百、、、。

 

東京電力尾野氏
466。

 

おしどりマコ
466、すいません、ありがとうございます。
これは足の皮膚の等価線量ですか。



東京電力尾野氏
そうです、足です。

DSC02277[1].JPG

おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。

で、ちょっと別件なんですが、1月7日の午前中に施設共用DGの月1回の起動実験をして、それでJNNのテレビカメラに黒煙が上がっているよううが映しだされていたという事なんですが、あのー、大体その共用DGというのは何KVA(キロボルトアンペア)なんでしょうか。
で、大体その以前の月一回の起動実験という事で、前回の起動実験の日にちと、次の検査の日時は大体どれぐらいなのか、と云う事とあとその起動実験と云うのはどの場所で、どう実験をして、どう排気されるのか、と云うのを伺いたいのですが。

 

東京電力尾野氏
えっとー、まずあの実験という言葉で仰っておられますが、これはまあ、実験と云うよりは、要はいざという時に動いてもらわないといけない設備がいざという時にちゃんと動くかどうかという事を定期的に動かして点検する、サーベランスと呼んでいるものでございます。
で、今、福島第一原子力発電所でいいますと、
共用DGのAとB、それから5号機DGのAとB、6号機DGのAとB。
6つのディーゼル発電機が運用されておりまして、これは、いざという時に使えないといけませんから、全て月に一回の頻度で起動させて確実に動くと云う事を確認しております。
ですから、煙りに気づかれたという事でのお話だったと思いますが、毎月、6回、ああいう煙が出ているというような、、、。

 

おしどりマコ
毎月6回やる、という事ですね。

 

東京電力尾野氏
つまり、6個のDGがありますから、占めて毎月6回起動のサーベランスがあるという格好になります。

 

東京電力尾野氏
わかりました。結構、大量の黒煙が上がっていたもので、何KVAかなと思ったのですけれども。



東京電力尾野氏
ああ、了解しました。
ちなみに何処の発電所でもあるのですけれども、ディーゼル発電機は非常に大きいもので、大体まあ、この設備でいいましても6.9KVという事で、非常にパワーのあるもの、という事でございます。
因みに、今、話題になっております所内共通DGのBでございますけれど、こちらの方は9300馬力のディーゼル発動機が付いております。大体何に使っている物とイメージしてもらうといいかというと、フェリーのディーゼル機関みたいなものをイメージしてもらうといいかと思います。

ですので非常に大きな物でございまして、それが起動する際にですね、あの、初期排気というのが黒く見える事がございまして、そういうような状況でございます。
ちなみに馬力は先ほど行ったっけ、9300馬力、という事でございます。

それから発電容量でいいますと8300KVAという事でございますので、まあ、かなりのものと理解している。
因みあの、に当然の事ながら排気は、排気設備から出す事になっていますが、いわゆる車のマフラーのようなものですね。それが屋根の上にのっております。そちらから排気が出てきますので建屋の屋根の上から排気が出てきます。


おしどりマコ
わかりました。動画の映像では割と床の方から出ているという絵だったのですけれども、そこが何といいますか、煙突の上部になっていた、という考え方でいいのでしょうか。排気の煙突ではなく。


東京電力尾野氏
排気をしているのはサイレンサーから出てきてますので、サイレンサーから出た排気が風の関係でどう舞ったかは分かりませんけども、特に異状はなかったと云う風に考えております。

 

おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。

昨年の夏ぐらいにでた1号機、2号機、3号機の温度計信頼性評価結果で、1、3号機に比べ、2号機のRPVとPCVの温度計が突出して故障が多かったのですが、その理由を尋ねた時に「まだ検討中だ」と回答を頂きまして、それからわりと定期的に聞いていたのですが「まだ検討中だ」という事で、2号機の温度計に突出して故障が多い理由というのはまだ分らないのでしょうか。

 

東京電力尾野氏
現実に2号機の格納容器の中の状況を確認する事が出来ておりませんので、そういう意味から言うと、2号だけ特別な事情があるのかどうか、という事は確認出来ておりません。

 

おしどりマコ
湿度とか温度とかは1、3号機と同じような状況下ですか。

DSC02282[1].JPG

東京電力尾野氏
そういう意味から言うと、温度から言いましたら1号機の方が初期に注水が途切れてますから、初期の状況からいったら温度条件等は1号機の方が厳しかった可能性もあります。
それから、逆に2号機というのは最後の方までもっていたプラントですので、初期の温度条件からみたら1号機の方が厳しかろうと。
ただ、格納容器の中への蒸気の満たされ方であったり、その後、注水をしている時の中での水の、何ですか、垂れ方と言いますと変ですが、、、というのは当然、元々設計したとおりに全てが、状態が正常であれば、行く場所はっきりしている訳だが、状況が事故の後の状況ですから、それぞれ個性があると云う風に思っておりまして、そういった個性の違いが出ているんだろうと云う風には思っております。
ただ、その個性の違いという物がどういう要因で、何が聞いているのかという事をしっかり調べるためには、中の様子を確認しなければいけませんので、そういう意味で結果として破損が多いと、損傷、故障が多いという事は事実でございますが、それは個性の違いという事になるんだろうと。で、現実の状況として言いますと、温度計というのは、要は所定の温度を測りたいところに熱電対が付いていて、それでそっからまあ、ケーブルが伸びてくるわけですね、リード線がずっと出てきて、まあ、最終的にアンプ等に入って読み取っていくわけですが、格納容器の中で、外の表示器までの間で中継端子箱がございますので、こういった中継端子箱の所が特に痛んでいれば、それは局所的な場所という事になる訳ですが、たまたまその付近が傷んでいれば影響は受けやすいでしょうし、同じように水が垂れたのだけれども、中継端子箱の所じゃないところで垂れていれば、あまり影響は受けないだろうという、要は局所的な事情というのも影響しうる物でございますので、これは、あの「そうだ」という事を言っている訳ではないのですけども、事故の様相によって、格納容器の中というのが3つのプラントの全く同じようなところという事はむしろ考えにくい事でございますので、中のマクロの様子としては似たような展開を取っているかも知れないけれども、ミクロな損傷というのは局所的な、局部的な違いというのは当然あるわけで、そう云った影響を受けている可能性は考えられると思っています。
ただし、そういった違いが何でったかを特定するのはくどいようでございますが、中を見てみないと分らないと云う風に思っています。


おしどりマコ
わかりました。丁寧にありがとうございます。
すいません、良ければお調べしてご解答して頂きたいのですが、12月15日?17日に福島県郡山市であったIAEAの閣僚会議(http://t.co/lLYSEXi8)におきまして、東京電力の方がパネルディスカッションされていて、社内事故報告書が英訳のものと日本語のものが、かなりの数置いてありまして、そのような資料の提出をどこから求められたのかという事と、それについての予算などはどれぐらい出ていたのか、というのを外務省なのか、IAEAなのか、もしくは東京電力が、なんといいますか、無償で、ボランティアで出しているのか、と云うのを教えて頂けたらと思います。
で、以前、電離検診で東京電力の平成24年春の血液検査の基準値外のものを細かく教えて頂きましたが、その前の年度の平成23年の春も同じ形で教えて頂けたらと思います。
どうぞ宜しくお願いいたします。

 

東京電力尾野氏
今の二つについては確認さしていただいた上でよろしいですか。

 

おしどりマコ
はい、宜しくお願いいたします。
ありがとうございます。

DSC02290[1].JPG























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