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コルヴィッツ

ゴールドマンサックスが注目の新興市場国としてBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)という略語を喧伝したのはいまから5年前です。この間、これらの国々は世界経済のけん引役を果たしてきました。

一昨日のテレビ番組「久米宏のテレビってやつは」に出演していた、姜尚中・東大教授のコメント「みんなでいっせいに就職活動をして、4月1日の入社式で社長の訓示を聞くみたいなことはやめたほうがいい」に思わず膝を打ちました。

コルヴィッツ081105
私はマルクスの「資本論」を初めの20ページくらいで挫折したくちです。マルクス主義なるものについて語る資格はありませんが、マルクスの功績は世界の構造を「国と国」という縦割りではなく、「資本家と労働者」という輪切りにしてみせたことにあるのではと思っています。
だから、世の権力者による弾圧や嫌悪の対象になる。社会主義を標榜する国だって同様です。

昨夜、ニュース番組「報道ステーション」で、アメリカがイラクに撃ち込んだ劣化ウラン弾が、子供たちの人体に与えた影響についてのルポが紹介されました。
内閣府の「国民生活に関する世論調査」で、20代の生活の力点が「レジャー・余暇生活」よりも「所得・収入」にシフトしている結果が出たそうです。これだけ雇用が不安定で、将来に不安を抱えざるをえないいま、当然の結果でしょう。これをもって、現在の若者から「往年の活力が失われた」などという論評はとんちんかんだと思います。
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