2013年4月10日東電会見 マコちゃんの質疑 3回分!

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 1回目の質疑                

DSC03550.JPGおしどりマコ

ニコニコの七尾さんの質問に関連して。
全βを測定しているのは南放水口付近の以前濃縮塩水が漏れた可能性のある、所のあたりだけで毎日測定している発電所付近の海水と、1、4号の取水口付近の海水は全βは検査されていません。
私も何故この海水の全βを検査しないのかという事を質問したかったのですが、いかがでしょうか。

この南放水口付近は去年の3月辺りだったと思いますが濃縮塩水が配水管から漏れた可能性があるので全βも加えて検出・検査し始めているんですね、ですので他の海水は毎日検査されてますが、全βの検査はされてないのですか。
 

 

東京電力:尾野氏

確認をしたいと思いますが、南放水口において全βの測定をしていると云うのは申し上げた通りです。

 

 

おしどりマコ

そうですね、南放水口付近はかなり斜めの距離で貯水槽1、2、3の辺りからずれますので、そのすぐ海側辺りの海水の検査されておられないのは何故かという事をお聞きしたかったのです。

 

 

東京電力:尾野氏

元々全βの測定をしてたのは仰るような状況も含めてやらしていただいてます。
 

 

 

おしどりマコ

わかりました、今回まあ同じ濃縮塩水が漏れた可能性がある、という事で他の付近での海水も全βを是非解析していただきたいと思います。

で、先ほどから最終的な水の処理を「関係省庁の理解で」と云うお言葉を使っておられますが、少し海洋に投棄する可能性も出てきているように思うのですが、あの、ALPSの処理水を蒸発濃縮して体積を小さくして保管して行くと云う事は選択肢としてあがってないのでしょうか。
 

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東京電力:尾野氏

ALPSの処理水をどの様にしていくか、と云う事については様々なお知恵をいただく必要があると思いまして、そうした事を踏まえて今後、関係機関の了解を得た上で、考えていくと云う事ですので、以前から申し上げてる通り「関係機関の了解の無い状態で放出はしない」と明快に申し上げてますので、この中で、しっかりと対処していきたいとおもっております。

 

 

おしどりマコ

わかりました、では、ALPSの処理水は蒸発濃縮をして体積を小さくして保管する、と云う事も一応選択の課題にはあがってると云う事ですね。
 

 

東京電力:尾野氏

ALPS処理水の最終的な処理の方法についてはしっかりと検討してまいりたいとおもっております。


おしどりマコ

わかりました、この貯水槽の分析結果を見ますと貯水槽1のドレン孔から以前まで全βは検出限界地未満でしたが、昨日から全βが検出されてますが、これは、漏えい検知孔と同じ北東側のドレン孔より昨日から出ていると云う事で、これについてどう評価されてますか。ベントナイトシートから外側に出た兆候ととらえてるんでしょうか。


 

東京電力:尾野氏

可能性としては様々あろうかと思いますが、現時点においての値と云う事で言いますとまあ、バックグラウンド近辺の値と云う事ですので、はっきりした事を申し上げる段階にはないと思います。何れにしてもサンプリングは継続してまいりますし、今後のボウリング調査の結果で更に周辺のデータを増やしていきますので、そうした物を見て影響を確認して行きたいと考えております。
 

 

おしどりマコ

分かりました。

3月の半ばぐらいに全βが貯水槽2の検知孔から検出された辺りも同じ様な値だったと思いますが、福島県の土壌で汚染が酷い所のストロンチウムの、、まあこれは水ではなく土壌ですが、そのバックグラウンドから見ても少し高いように思いますが、サイト内ではこれがバックグラウンドと云う事ですか。

 

 

東京電力:尾野氏

サイト内は他と少し状況の違う所もあるのかもしれませんが、先ほどもご指摘がありましたが、まだ入れてない所の付近のドレン孔の値なども似たようなものが出ておりますし、そうした事からこの程度のバックグラウンドと考えております。
 

 

おしどりマコ

わかりました、貯水槽1のドレン孔から今回、アンチモンやルテニウムも検出されていますが、これは淡水化装置に通した濃縮水のそのまま同じ同程度のアンチモンやルテニウムが検出されており、貯水槽2よりかなり濃度が高いのですが、これはどう評価しておられますか。


 

東京電力: 尾野氏

個別の細かい評価については今後精査してまいりたいと思っております。
 

 

おしどりマコ

わかりました、ではベントナイトシートのスペックはまだ出ませんか。
 

 

東京電力: 尾野氏

すいません、また確認いたします。

 

 

おしどりマコ

わかりました。
ベントナイトシートが中にポリエチレンのシートが挟まっていたり、表面でもいいのですが、そのポリエチレンの養生シートが挟んであるか、、、何と云いますか、要は確実に水を通さない物が1枚挟んであるかどうかという事を知りたいのですが。

 

 

東京電力: 尾野氏

えー、仰ってる意味はそういう事でしょうか。

ベントナイトシートと地盤の間にポリシートがありますか?と云う事ですか。

 

おしどりマコ

違います、ベントナイトシートのスペックとしてポリエチレンのシートが挟んである物も遮水シートとしてたまにあるのですが、ふせん布の間にベントナイトシートがあるタイプや、確実に水を通さないポリエチレンのシートがどこかに挟んであるタイプなど様々あるのですが、ベントナイトシートは確かに遮水シートとして確かに使われますが、全て吸水した場合、何と云いますか吸水量の上限に達したら放出して行きますので中と外が行け行けになっているかどうかを知りたいのです。
 

 

東京電力: 尾野氏

そう云う事ですね、すいません今、確認さしていただきましたけれども、ベントナイトシートの上面についてはポリプロピレン製の織布が入っております。
咬めん

下面については、ポリエチレンのシートが入っているタイプでございます。

下面の方はポリエチレンのシートそれから、ポリプロピレン製の不織布がついていると云う事ですので仰るようなサンドイッチのタイプの物です。
 

 

おしどりマコ

 

わかりました、そのポリプロピレンとポリエチレンの水の透過性はどの程度ですか。
 

 

東京電力: 尾野氏

ポリエチレンですから、水の透過性は低いですが、全体の遮水性能と云う事で云いますと。透水係数で5×10の?9乗cm/sec という値ですのでベントナイトシートのスペックとしては遮水性能が優れているものと考えます。

 

 

おしどりマコ

わかりました、以前からフェルトやベントナイトシートがフィルターとしての役割を果たしているのかどうかを聞いてましたが、チェルノブイリ原発事故の研究文献を見ますとゼオライトでセシウムを。ベントナイトでストロンチウムを吸着させて事故終息作業にあたったと云う事で、今回ベントナイトがかなりストロンチウムを吸着してるのではないかと思われますが、以前尾野さんも仰っておられましたが、内側と外側で4ケタ落とす事も可能なほどの吸着率はありました。
そこで今回汚染水の移送計画はありましたが、このベントナイトシート撤去計画は考えておられますか。

 

東京電力:尾野氏

その後どうするかというのはと云う所まで確定してませんので今後の調査結果を見てその後の事は考えていと思います。
 

 

 

おしどりマコ

わかりました。
えー、あの、ご存じの通りゼオライトもベントナイトも吸着した後、少しずつ放出しますのでゼオライトやベントナイトの吸着剤の使い方として、吸着させた後直ぐに撤去しないと同じ様にずーっと環境中に出っぱなしになりますので、今回の漏えいを最小限に食い止めようと思うと、ストロンチウムもたっぷり含んだと思われるベントナイトシートを早く撤去する計画があるの物とは思うのですが、今の所ベントナイトシートの撤去は計画にはあがってないのですね。

 

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東京電力:尾野氏

今後の対応と云う事ですので、そちらについては状況等を踏まえた上で判断して行く事になろうかと思いますが、何れにせよ的確な対応を検討したいと思います。

 

おしどりマコ

わかりました、では貯水槽2が3月半ばごろに、漏えいの兆候が見られ、4月頭に外側に確実に出だしたと云う事で、ベントナイトシートのスペックとして数週間の猶予があると思われるのですが、貯水槽1のベントナイトシート内側の物が外側に出てくるまで、どの位の猶予があるのか、と云うのは東京電力は評価しておられますか。

 

東京電力:尾野氏

現状、マテリアルバランスとか、濃度勾配の関係と云った事については評価検討をしている所ですので、そうした評価の上でお答えしたいと思います。

 

おしどりマコ

貯水槽1の移送計画がゴールデンウィークめどで終わる、と云う事ですが、それはベントナイトシートのスペックの猶予を見て、と云う事でしょうか。

 

東京電力:尾野氏
移送と云うのは、最速で行いたいと考えておりますが、移送先の確保と移送能力の関係で最速を目指していると云う事ですので、そうした対応でございます。

 

おしどりマコ

分かりました「猶予ではなく、最速で」と云う事ですね。

 

東京電力:尾野氏
可能な限り早く対応して行くと云う考えです。

 

おしどりマコ

わかりました、ありがとうございます。


 2回目の質疑                

東京電力:石橋氏
おしどりさん、簡潔におねがいします。

DSC03551.JPG おしどりマコ

簡潔にいたします。

貯水槽の1、2、3のサンプリング計画についてお聞きしたいのですが、1、2、3についてはドレン孔も漏えい検知孔も全αとトリチウムの分析もすると云う事ですが、大体全αの結果が出てくるのはどれくらいの目どでしょうか。


 

東京電力:尾野氏
全αの方は少し時間がかかるかもしれませんが、確認させてください。

 

 

おしどりマコ

わかりました、α核種はかなり時間がかかると思いますが、1ヶ月後に出てきても少し遅いと思いますので速報値としてどのくらいの目どで出るか教えて頂けたらと思います。
先ほど18時前にいただきました、東京電力からのメールで揚水井戸の1?4までのサンプリング結果が出てますが、このサンプリング計画でNo.1?4の揚水井戸と云うのはどれにあたるのか教えて頂けませんでしょうか。この季節観測孔と同じと云う事でしか、又は別の所でしょうか。

 

 

東京電力:尾野氏
お手元の資料(資料3の2ページ)で、モニタリング計画を示している2ページですね、こちらの方のグリーンで書いてある所に緑の丸で1、2、3、4と書いているこちらです。

 

 

おしどりマコ

わかりました、これはかなり近い所ですが、塩素濃度にかなりバラつきがありますがこれはどう評価されてますか。最小が9ppmで一番高い所が65ppmです。

 

 

東京電力:尾野氏
これは、現時点でどうこうという所ではございませんが、個々のその場所のバラつきが出てるのではないかと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました、この地図だとかなり近いように見えますが、それぞれどれくらいの距離離れてるのでしょうか。

 

 

東京電力:尾野氏
井戸の距離ですね、それは、上の方に発電所建屋の寸法が書いてますが、例えばタービン建屋の上辺というのは大体80mから100m位の間隔ですので、それとほぼ同等ぐらいの所と思います。

 

 

おしどりマコ

なるほど1?4までの距離が80m?100mぐらい。

 

 

東京電力:尾野氏
そのぐらいのスケール感と思っていただければよいかと思います。

 

 

おしどりマコ

別件ですが「ソーシャルコミュニケーション室」について伺いたいのですが、これは「リスクコミュニケーターが、原子力リスクを経営層等に提言する」と云う事で、これは社内向けのリスクコミュニケーションをする部署何でしょうか。

 

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東京電力:石橋氏
本日、社長直轄のソーシャルコミュニケーション室を新たに設置しております。
ソーシャルコミュニケーション室は平常時は、立地地域或いは社会に寄り添って行動する事を社内で徹底するための活動、或いはリスクの収集・分析など、或いは必要に応じて情報開示に関する改善指示等を行います。
また、非常災害時等の場合は経営層に対して対応方針等を提言すると云う社長直轄の組織です。

 

おしどりマコ

わかりました、このリスクコミュニケーションと云うのはその、住民の方々にリスクコミュニケーションするのではなく、経営層や車内に向かってと云う事なんですね。

 

東京電力:石橋氏
いえ、地域方々へのお話なども積極的にさせて頂く事になると思います。

 

おしどりマコ

「させて頂く事になると思います。」
あー、はいわかりました。
で、「日常的に立地地域や社会の気持ちに寄り添って行動する」とありますが、その例えばこの「リスクの収集・分析」住民情報のリスクの収集・分析などの情報収集はどうやってされるのですか。

すいません、そのソーシャルコミュニケーションのもう少し具体的な方策なり、施策なりどう云う事をやるのかと云う事を例示していただけるとありがたいのですが。

 

東京電力:石橋氏
まだ協設置したばかりで室長もまだ決まってません状況ですので、具体的な方法というのはまだこれからになると思いますけれども、基本的には会社にとって潜在的なリスクを常日頃から収集・分析してそれに応じた対応策の検討をこのSC室(ソーシャルコミュニケーション室)で行っていくと云う事です。

 

 

おしどりマコ

これはコミュニケーション、、、リスクコミュニケーションでの潜在的なリスクと云う事ですか。

 

 

東京電力:石橋氏
いえ、通常、会社として可能性のある潜在的なリスクと云う事です。

これは、3月29日に公表させていただいています、原子力改革プランの中ですでにお示ししている物で、それに沿って、今日設置になったと云う事ですので、もしあれでしたらそちらの資料を併せてご覧いただければと思います。


おしどりマコ
見ます。
ありがとうございます。



 3回目の質疑                

おしどりマコ
ソーシャルコミュニケーション室について少しお伺いしたいのですが、先ほど石橋さんに教えて頂いた物を読みますと、情報開示についてかなりの決定権を持っておられるのですが、この方々は会見には出ていらっしゃるのでしょうか。

IMG_4978.JPG 東京電力:石橋氏
今のところは、そこまで決定しておりませんが、必要に応じて検討したいと思います。
 


おしどりマコ
ではまず、情報開示を徹底して行くと云う事が何度も書いておられますが、以前、記者会見で情報開示を度々要望していた物で、開示されなかった物、例えばテレビ会議映像などは、今後も検討課題にあがるのでしょうか。
若しくは、ソーシャルコミュニケーション室の方々に外部の人間が接触する・話をできる、と云う様なルートはあるのでしょうか。


東京電力:石橋氏
本日設置したばかりですので、そのSC室に配属になるコミュニケーターの人たちもまだ全員発令が出てない状況ですので、どう云う物が具体的に検討訴状にあがるかというのは、すいません、まだこれからと云う事になります。


おしどりマコ
わかりました、では最後に、「リスクコミュニケーターは原子力リーダーの考え方を理解し」とあるのですが、その原子リーダーというのはどう云った物なんですか。


東京電力:石橋氏
原子力部門のリーダー・幹部と云う事です。


おしどりマコ
東京電力の原子力部門のリーダーと云う事ですね。


東京電力:石橋氏
はいそうです。


おしどりマコ
わかりました。
具体的にいうと、どう云う役職の方々ですか。


東京電力:石橋氏
原子力本部の例えば、役員ですとか部長とか。


おしどりマコ
原子力本部の役員・部長ですね。
すみません、今具体的に役職名や、お名前を挙げていただけませんでしょうか。


東京電力:石橋氏
すいません、ちょっと沢山おりますので、原子力の部門は沢山ありますので、具体的な役職と云う事出れば改めて。


おしどりマコ
わかりました、宜しくお願いします。

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