【東京電力からのご連絡】福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置されたダストモニタの警報発生について(続報3)?

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今日の会見で、2,3号の窒素封入の時系列などの詳細事象の公開を要望しましたが...
やはりプラントの挙動が、連続ダストモニタリングの放射能高高警報に影響しているのでしょうか?

(東京電力からのメール、19日23:50)

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             東京電力からのご連絡
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報道関係各位


 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。

○本日(8月19日)発生いたしました福島第一原子力発電所免震重要棟前に設置
 されている連続ダストモニタの高高警報の続報についてお知らせいたします。

○免震重要棟前に2台設置している連続ダストモニタの値は放射能高警報レベル
 を下回っており、可搬型ダストサンプラによるダスト採取を午後4時09分から
 午後4時29分にかけて行ったところ、セシウム137で8.9×10^-6[Bq/cm3]と、
ダスト採取においてもマスク着用基準(2.0×10^-4[Bq/cm3])を下回ってお
ります。

○調査の一環として、事案が発生した時間帯において免震重要棟の風上であった
1,2号機開閉所東側のダスト採取を午後0時48分から午後1時08分、および
 午後1時50分から午後2時10分にかけて行ったところ、セシウム134およびセ
 シウム137が検出
されました。
 ・午後0時48分から午後1時08分:セシウム134:3.2×10^-5[Bq/cm3]
                 セシウム137:7.2×10^-5[Bq/cm3]
 ・午後1時50分から午後2時10分:セシウム134:8.0×10^-6[Bq/cm3]
                 セシウム137:2.1×10^-5[Bq/cm3]

○また、免震重要棟の風下に設置されているモニタリングポスト?2の値につい
 て、有意な変動は確認されませんでしたが、事案についてより詳細な確認を行
 うため、測定レンジを1000倍に拡大して確認したところ、以下の時間帯で通常
 の監視桁数を下回る範囲での指示上昇が確認されました。
 ・午前10時00分から午前10時20分 42/1000[μSv/h]の上昇
 ・午後1時30分から午後1時50分 31/1000[μSv/h]の上昇
  ※通常の監視桁数はμSv/hの有効数字2桁

○さらに、モニタリングポスト?2において、可搬型ダストサンプラによるダス
 ト採取を午後7時55分から午後8時25分にかけて行った結果は以下のとおりで
 す。
 ・セシウム134:3.1×10^-7[Bq/cm3]
 ・セシウム137:4.5×10^-7[Bq/cm3]

○以上の状況ですが、発電所内の全面(半面)マスク着用省略可能エリアでのマ
 スク着用を継続いたします。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

(以下、お知らせ済み)
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○身体汚染を確認した2名はホールボディカウンター測定を行い、全員内部取り
込みはありませんでした。

○また、連続ダストモニタについては午前9時29分頃(1台目)および午前9時
 34分頃(2台目)に高警報が発生しており、免震重要棟前で可搬型測定器にて
 午前9時50分から午前10時10分でダストの採取を行いました。ガンマ核種の測
 定結果は以下のとおりであり、セシウム濃度の上昇を確認しました。
  セシウム134:2.6×10^-4[Bq/cm3]
  セシウム137:5.8×10^-4[Bq/cm3]
  (参考)警報設定値
    高 :5×10^-5[Bq/cm3]
    高高:1×10^-4[Bq/cm3]

○なお、発電所内の全面(半面)マスク着用省略可能エリアでのマスク着用は継
 続しております。

(以下、お知らせ済み)
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○その後、免震重要棟前でバス乗車のため待機していた人のうち2名の身体汚染
 が、午前10時20分頃、入退域管理施設の退出モニタによる汚染測定で確認され
 ました。

○身体汚染を確認した2名の身体汚染部位はいずれも頭上部で、最大13Bq/cm2でし
 た。スクリーニングレベル(40Bq/cm2)を下回っており、入退域管理施設からの
 退出は可能でしたが、拭き取り等を行い、午前10時56分に入退域管理施設から退
出しました。身体汚染原因については、現在、詳細調査を行っております。

○なお、身体汚染を確認した2名は、念のため、今後、ホールボディカウンタを受
 検する予定です。

(以下、お知らせ済み)
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○本日(8月19日)午前10時4分頃、免震重要棟前に設置している連続ダストモ
 ニタで放射能高高警報が発生しました。そのため、午前10時15分に発電所内の
全面(半面)マスク着用省略可能エリアでのマスク着用を指示しました。

○現在、現場において当該連続ダストモニタの状況確認、可搬型ダストサンプラ
 による測定等を行っており、状況等については、確認出来次第お知らせいたし
 ます。

○なお、プラントデータ(原子炉注水流量、燃料プール水温等)の異常、モニタ
 リングポストおよび他のエリアに設置した連続ダストモニタ指示値の有意な変
 動は確認されておりませんので、発電所外への影響はないと考えております。

                                 以 上



 


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