国会事故調、記者ブリーフィングのツィートまとめ。(2012.7.5)

2012.7.5 @参議院議員会館

報告書のダウンロードはこちらから。
www.naiic.jp/blog/2012/07/05/


黒字は報告書についてや、記者ブリーフィングの実況中継のツィート。
赤字はツィート以外の状況の解説。
青字は感想ややりとりのツィート。

【国会事故調の報告書】参考資料P110「(甲状腺の)調査を受けた住民へのヒアリングによれば
『のう胞や結節がありましたが二次検査の必要はありません』という用紙が送られてきただけで、
のう胞なのか結節なのかも不明であるという。(続

2)「問い合わせても『心配するうちに入らない』と言われた」
「再検査したいと思っても医師の所見もなく診断画像ももらえない」
「検診前から『個別の診断はしません』と言われた」などの声が聴かれた。(国会事故調、最終報告書、参考資料より)


【国会事故調最終報告書】(ダイジェスト版より抜粋)放射線の急性障害はしきい値があるとされているが
低線量被曝による晩発障害はしきい値が無くリスクは 線量に比例して増えることが国際的に合意されている。
年齢、個人の放射線感受性、放射線量によってその影響は変わる。また未解明の部分も残る(続

2)一方、政府は一方的に線量の数字を基準として出すのみで、どの程度が長期的な健康という観点からして大丈夫なのか、
人によって影響はどう違うのか、今 後、どのように自己管理をしていかなければならないのかといった判断をするために、
住民が必要とする情報を示していない。


【国会事故調最終報告書】(ダイジェスト版より抜粋)本事故の根源的要因は「人災」であるが、
この「人災」を特定個人の過ちとして処理してしまう限り、問題の本質の解決策とはならず、略。
当委員会は、事故原因を個々人の資質、能力の問題に帰結させるのではなく、(続

2)規制される側とする側の「逆転関係」を形成した真因である「組織的、制度的問題」がこのような「人災」を引き起こしたと考える。
この根本原因の解決なくして、単に人を入れ替え、あるいは組織の名称を変えるだけでは、再発防止は不可能である。

→ここまで、記者ブリーフィングが始まるまで、資料を見ながらツィート。


国会事故調の報告書説明はICレコーダー、動画撮影、禁止、とのこと。と言われると、ツィッターで実況中継したくなるよね!!!

→記者ブリーフィングが始まると、録音録画禁止、とのこと。
報告書はブリーフィングに合わせて14時でネット上でもオープンになっているのに?


→というわけで、実況中継をはじめました。

参考資料、報告書に入りきらないもの、住民の方々へのアンケート。パワポの資料などはいれなかった。
会議録。20回目の委員会を今日の昼間に。
それぞれの議事録がすべてここに。議事終わりの委員長のコメントなどもここ。

10分しか時間がないとき、必要最低限のものはダイジェスト版。
要約版は言いたいこと、メッセージ、1時間くらい時間があるとき。
2?3時間あるときはじっくり報告書を。

まず最初に委員会がどんな調査をしたのか。我々の提言自体が原子力関連の規制強化につながるものになろうかというのが根底。委員は10名。ワーキンググループを作ってときどき報告。WGは4つにわけて議論。

WGは縦割りではなく共通の議論をすすめてきた。
委員会の特徴として、事務局の役割を説明。執筆、調査の主導は各委員がやってきた。
この委員会は事務局主導のものではなく、サポート。黒子。事務局主導で報告書も書くというような類のものではない。

当委員会に期待されたこと。原発推進か否かではなく、徹底的な原因究明を、ということ。
最適なやりかたはどういうやり方か考えながら。

世界的視野にたって、人間の安全重視を、地震大国・津波大国ということも踏まえながら。
三権分立で国会の果たす役割どころは何かということを考えながら。

そう、ICレコーダーはちゃんと止めましたからね☆ @katsu1661(katsu(小西克昌)) 禁止と言われていないのでいいのでは?
RT 国会事故調の報告書説明はICレコーダー、動画撮影、禁止、とのこと。と言われると、ツィッターで実況中継したくなるよね!!!


12条請求ということについて。調査協力してもらえないところはこれを使う。基本的には協力して頂いたが、
若干、そうでないところもあり、12条請求は13件した。

被災地のヒアリング、各委員が被災地の訪問をした。いろいろな意見を伺った。タウンミーティング、計3回。
全て公開している。国会事故調という名前が理解されていなくて、政府側のミーティングなのか、というわけで、最初は険悪な雰囲気だった

私も「お前は霞が関か」と聞かれたが「いえ民間人です」。と答えた。
しかし、だんだん理解して頂き、適切に行えた。

従業員のアンケート調査もした2400人。孫請けなどにもヒアリングした。
査読、レビュー原稿を参与、客員調査員、各3名にお願いした。

ちょっと私が質問しました。(調査に協力しなかった)12条請求の13件はどこにしたのか?
回答:東京電力、文科省、電事連、原子力安全委員会。とのことでした。
一番にあてて頂いちゃいましたよ!!

録音録画がダメなんですよー @b_aya_chainsaw(Aya Blaine(Bあや)核絶元年!) ぜひカセットテープへの録音と、速記者(もしくはタイプできる人)を!!!@makomelo(おしどり♀マコリーヌ) 国会事故調の報告書説明はICレコーダー、動画撮影、禁止、とのこと。と言われると、ツィッターで実況中継したくなるよね!!!

ちょっと私が質問しました。(調査に協力しなかった)12条請求の13件はどこにしたのか?回答:東京電力、文科省、電事連、原子力安全委員会。とのことでした。一番にあてて頂いちゃいましたよ!!

結論と提言。まず、認識の共有化。本編の10p。事故がまだ終わってない。
環境汚染の防止はできるのか。みな危機感、関心を持っていた。
住民アンケでは健康被害に対する不安も消えていない。

委員の共通認識。この報告書が出されて、ピリオドが打たれないように。
まだまだ事故は終わっていない。

廃炉への道すじなど、国会が目を光らせておいたほうがいいものがいろいろとある。

地震、津波にも耐えられるという保障も十分になく、取るべき対策がとられていなかった、
という観点から、人災であるという認識。
特に誰が悪い、という意味ではない。

平成18年の耐震基準について。バックチェック。
結局のところ、遅れに遅れて、平成28年1月へと先送りされていた。
東電、保安院は耐震補強工事が必要と明確に認識していながら、していなかった。

5号炉の黙示をして、1?3号炉も問題はなかったとはいえない。
だからといって、委員会では地震が原因と言っているわけではないが。

規制を導入するさい。電事連の資料を入念に調べた。
事業者側に作文をさせていた、ということがわかった。

電事連を通じて、両者が合意したりしていた。
すべて報告書の中に、当時の文書を運用した形であらわしてある。

シビアアクシデント対策、放射能が大量に放出された場合の住民への対策などは議論せずにすすんでいたことがわかった。
地震とか津波、外部事象については考えなくてよい、ということも書かれていた。

津波、地震についても、過去に何回か対策を持つ機会があった。
が、意図的な先送りがあったことを確認した。
安全対策がとられないまま、3.11をむかえた。

東電の側、どういうロジックがあったのか?分析は第5部。
まずひとつは、既存の炉の稼働率を下げない、ということ。
規制する側も東電も同じ考え方。
もう一つは訴訟に対して負けない、それも回避したい。訴訟に対して不利にならないように。

電事連をとおして、規制当局に働きかけた。
本来、国民の安全を守る立場の規制当局が対応指導、対策指導がとれなかった、これは大きな問題と考えている。

保安院は原子力推進官庁である、経産省の部署であった、ということも要因と考えられる。

規制当局をからめとっていく、という構造がよく見えた。
否定する意見や知見は回避して落としどころを探る、という構造。
どうしても、規制側に知識がなく、事業側に知識が蓄積されてしまう。

保安院がいくら規制しようと思っても、知識もなければ、立場的にも弱い。
規制当局が事業者のトリコとなっている。

規制側が劣勢に追い込まれていた状況で、誰がチェックしていたのか?
規制者は存在していなかったとも考えられる。

当委員会が「人災である」というのは、総理が行ったから、とかそういう問題ではない。
何度も対策がとれる場面があったのに、とっていなかったから。

あら?実況中継したのがバレたかしら…?

→事務局がスタッフにネットを見せ、一人が私の後ろに回り込んできたため。画面見てらしたけど何も言われなかったっす。

現場の実証をやりたい、と試みたが、難しかった。
わからないものに対して、東電の中間報告書「地震で損傷をうけたものはみられない」
実証なくして、津波に限定しようとするのはなぜなのか、という疑問がある。

推測でしかないが、施設論に対する影響を少なくしたい、想定外のことにしたい、という思惑があるのかもしれない。
津波のリスクにしようとしたのか。推測だが。
しかし津波のリスクもわかっていたので、想定外ではない。

2部の2というところに詳しく。小規模の濾過。スクラムをしたから、地震は大丈夫だった、という論理はとおらない。
1号機のSR弁、我々の検証では作動しなかった、ということはどこで漏れたのか。
目撃証言。水が漏れるのを見た、という方。

運転上の問題に評価。ICの操作について。運転員の責任について。
当時のICがどのような状況か、準備、訓練はどうか。
結論は運転員のミスとはとてもいえない。東京電力の組織的な問題。

ベントラインの構成。かなり時間がかかった、官邸がそれについていらついた。
現場の状況を確認。やむをえないことと判断。意図的な遅延はなかった。

シビアアクシデントに対する準備がなかった、現場で相当な混乱。
これは東京電力の組織的な問題。 

緊急時対応の問題。事故が発生したあと。
東電の本店は的確な情報を官邸に伝えなかった、テレビ会議の映像は全て検討した。

15p3・14、東電が全面撤退を考えているのではないか、という面で相互不信。
東電の清水社長が官邸の意向を探るように、あいまいな連絡に終始した。
事実確認とコミュニケーションは分けて考えるが。

寺坂保安院長に確認すると、全面撤退の相談ではなかった、とヒアリング。
総理によって、全面撤退を阻止されたと認識することはできない。

重要なのは。管総理の個人の能力によって、被害を阻止できたのかどうかを確認するのではなく、
組織的な仕組みはどうだったのかを解明することが重要。

被害拡大の要因。避難計画は正しく指示がされたのか。
屋内退避指示が長く、それから自主避難になった、とか市町村ごとに異なった被害をこうむった、とみている。
いちがいな議論ではない。

最初から20kmにしておけばよかったか、10kmにしておけばの議論についての検証も。
これまでの規制当局、防災対策への怠慢も指摘。

炉の安全ということは言われてきたが、住民の安全は議論されてきたのか、など。

全部になると電話帳くらいになるので、抜粋して参考資料の中に。

(このブリーフィングが始まる前に呟いた低線量被曝の話。そっちのほうが正確なのでさかのぼってチェックして!)

先の見えない避難所生活など、被災者が大変困難な環境を強いられていることは委員全員が認識。
受け手の状況を考えない情報公開のしかた。

組織であり、制度であり、ここのところが大きな問題。
マインドセット、思い込み、勝手な常識、そこの部分を変えないと根本的な改善にならない。

住民の健康に影響を与えるとリスクである、という考え方ではなく、
シビアアクシデントというものは原子炉の経営上のリスク、そういうマネジメントに問題があったのではないか。

東京電力が過剰介入、犠牲者になったというものではなく、被害を招いた張本人である、という見方を当委員会はしている。

提言4.このような事業者に対してどのような監視をしていくか。
提言5、規制当局のありかた。

今回の提言は国会に対して。原子力の監視に対しての国会の監視。
国会に原子力の問題に関しての規制の部署を設ける。推進と規制を分けただけでは問題は解決しない。
三権分立に対して国会はどのような役割を果たすのか。

あ、隣の隣に七尾さんがいらした☆隣はドイツTVのフユコさんで、後ろの後ろにロシアの怪人、NHK石川解説委員がいます☆☆☆

住民の選択肢を増やして早めの解決を。電気事業者の監視。
民間事業者をどうやってチェックする提言をすればいいのか。

朝も会見だったkらだいぶ集中力切れてきたけどがんばるなう。

→この「kら」という部分に集中力の途切れを感じます。

ロビーイングではなく、原子力規制を。情報開示。
リスクガバメント。政府の規制庁で促すように。
以上の施策を実行するために、立ち入り調査権をともなう国会委員会を構築できないか。
現場のチェックより経営の問題が大きいので。

新しい規制組織。独立性の担保。
それに対する提言も。委員の選定に対するプロセスも明らかに。

原子力規制法の見直し。国民の健康と安全を第一義に。事故発生時の役割分担を明確に。
バックフィット。既設の原子炉にも新しい法を適応を。バックフィット。
こうすると新しい法に対する圧力など本末転倒な話も出てくる。

使用済みの核燃料に対する問題。第三者委員会を設置して、調査する。三権分立。
1時間バージョンは終わり、残りは質疑。しかし質疑は19時からの記者会見で答える。

ブリーフィングは録音録画が禁止でしたので、ツィッターで実況中継しました。
これは禁止されてないものね!さかのぼって、ご覧あれ!

パソコンの電源が落ちたなう。夜の記者会見どうしようー!

なぜ録音録画禁止かも聞きたいんだけど当たらない!
@nuts_n(hakomori) おしどりマコさんの国会事故調Tweetは明瞭。東電事故調が最悪だっただけにまともな印象。
なのになんでブリーフィングここまで規制入るのかな。彼女まで東電会見出禁になったら、こわい?


ブリーフィングには委員が出席できず、事務局側の説明しかできないから。委員のオーサライズがないので。あまりにも分厚い資料なので、19時からの質疑をより深めるための説明なので。とのこと。 RT なぜ録音録画禁止かも聞きたいんだけど当たらない

ほんとにそうですよね、ま、録画録音禁止だけれど、ツィッター実況中継は禁止って言われてないからしましたけど!悪しからず!
@ggbb_2011(ggbb) 事務局側の説明だとことわればいいだけの話なのに。公開の大切さを分かってません。


→パソコンの充電、補助電源の充電も切れたため、19時からの記者会見は実況中継していません。

→以下は、記者ブリーフィング、記者会見後の感想ツィート。


正直、国会事故調はガッカリ。
被曝評価に関して一見アグレッシブだけど国際的合意や歴史的背景についてがメイン。
現況の調査が十分なされていない。県民健 康管理調査についての記載もあったけどそもそも県外の汚染地域の健康調査はいらないの?
既存のもののチェックだけで抜け落ちてるものの評価はなし

住民の正確な被曝評価が事故の被害の評価の重要なトピックなのに。
報告書に「事故直後の内部被曝評価が不十分」とあるけど、エネ庁の告示を放医研が落としたから、
放医研のみが外部被曝と内部被曝を評価していくよ?
そこに監視や独立調査はいらないの?

独立調査委員会が必要なのは原子炉関連だけじゃないよ、被曝を扱う事業者も監視しないと!!
だいたい、国会事故調に、被曝を扱う委員が1人というとこから、こりゃダメかも、と思ってたんだよー!!!

あと、質疑で被曝関連の質問を、いつも私以外しないというのも、もうやだ!!
プラント状況や政治的状況も気になるけど、被曝に関する記述も報告書にいっぱいいっぱいあるじゃん!!!

黒川委員長が「明日からこの報告書を見た国会議員がどう動くか」
被曝問題は既存の調査をなぞるのみで、国会事故調独自の調査は歴史的背景のみ!
現況を独自調査してっつの!!!じゃないと議員さん動かないじゃん。

粘っても粘っても指名されなかったうえ、どの記者さんも被曝に関する質問をしてくださらなかったんで本当に本当にガッカリ。
もう、ガチで本気出すしかないなー。


黒川委員長がTV出演(報ステ)のために、最後の国会事故調の質疑を切り上げたとしたら、
いつかの細野大臣とおんなじですね。
疑問には答えてほしかったっす。疑問だらけで、最後の報告書って言われてもなー。

まぁそれは同感ですけれど。(続
@uesugitakashi(上杉隆 / Takashi Uesugi) あの三月の自分たちの報道を顧みない朝日新聞記者に呆れてみる国会事故調の中の私。

報告書本文に被曝に関する記述がP349?466まであるにも関わらず、あの内容では追及が足りないと言わざるをえません。
@uesugitakashi(上杉隆 / Takashi Uesugi) 「追及が足りない」と委員会に文句たれる記者クラブの気持ちがまったくわからない国会事故調の中の私。

統合会見はもちろん県民健康管理調査検討委員会や小児甲状腺サーベイ住民説明会、
安全委員会被曝医療分科会や飯舘村村議会まで傍聴に行った私には全然追及してないように思えます。
政府の判断の不備や評価の甘さに少し言及しているだけに、これで終わり?感でいっぱい


→原子力の規制や監視の不備について言及する場面が多かった国会事故調。
「リスクとは、原子炉の運営上のリスクではなく、住民への影響をリスクととらえるべし」と言うくらいなら、
なぜ、被曝を評価する機関への、監視、独立調査委員会についてはスルーなんでしょう?

被曝評価について、「ICRP2007年勧告の規制取り込みに対する抵抗、電事連のロビイング」などを調査して頂いたのは嬉しいけど、
過去の背景とともに、現況の調査もしてほしかったんだよね!今、どんなロビイングがあるか。

放射線防護の先生方を張っていると、いろいろ伺いますわよ!!!

しょうがない、やるしかないっす。


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ご贔屓さま方の応援をお待ちしてます!!




 

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コメント(1)

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