おしどりマコ
質問沢山ありますので、ご回答手短に、すいませんが宜しくお願いいたします。
降雨と潮汐と地下水の関係は私、6月から質問していたのですが、出てくるのは今測定している放射性濃度ばかりで、いずれ整理して公表するというご回答もなかったのはなぜですか。
尾野さんはご存じなかったということで、その理由を教えてください。
東京電力尾野氏
これまでご説明したのと同じでございます。
おしりマコ
分りました、こういう評価はないのかと社内に問い合わせることがなかったのでしょうか。まあ、横に今4人、5人ほど広報の方がおられますけども、ずっと質されていることに関して「社内にその情報がないのか」という問い合わせるようなシステムはないということですね。
東京電力尾野氏
私どもとしては問い合わせさせていただいてますが、結果として、タイミング的に遅くなっているということでございますので、その点につきましては意を尽くせてないところは申し訳なく思います。
おしどりマコ
では、今日発表になったということで以前から質問しているのですが、ソーシャルコミュニケーション室にリスクコミュニケーターがいらっしゃいますよね、柏崎に10人、福島に10人東京に2人。
で「社会目線の欠如から信頼性の回復、透明性の向上、情報の開示を社内に提言する社長室直属の強い権限を持った部署」ということで、ソーシャルコミュニケーション室のリスクコミュニケータの方々は今回の発表に関してなど、どのようなお仕事をされているのでしょうか。
こういうシビアな発表について、関わっておられるのですか。
東京電力尾野氏
当然こうした発表に関しては、内容について正確に深く誤りがないように発表するということで、対応させていただいているということでございます。
おしどりマコ
以前からリスクコミュニケーターがどのようなお仕事をされているか具体的に公表してくださいと言っているのですが、その他いとわ頂けますでしょうか。
地下水バイパス、柏崎刈羽への説明等々。
透明性の向上と言いながらリスクコミュニケーターの方々の透明性がいちばんありませんので。
東京電力尾野氏
そちらにつきましては、結果としてあまり御評価いただけていないところがあるのかもしれませんが、我々の公表ということを、しっかりと向上させて行くと言うところで、ご評価いただければと思ってございます。
おしどりマコ
これ以上公表はないということですか。
仕事について。
東京電力尾野氏
個々の仕事の内容について、ご説明していくというようなところではないのではないかなぁというふうに思っております。
おしどりマコ
これじゃないということですね分りました。
では、先程の3つ伝えたいことがあるというのの2番目の点についてですが、外の場所へは影響がないということに関して、東京海洋大学、電力中央研究所、環境科学研究所など海洋へ港湾外への海洋への汚染の可能性の論文や報告書が以前から出ておりますが、それはどのように評価されますか。
東京電力尾野氏
それはそれぞれの方々 、さまざまな視点で評価されているという事かと思われますので、そのことについて私が今、言葉の使い方ということについて、としてとやかく言うつもりはございません。
ただ、今回私が申し上げたところというのは、実際にモニタリングされているデータ、、、。
おしどりマコ
そうですね、すいません、ごめんなさい。
繰り返しになりますので。
外の場所には影響がないということの根拠が「モニタリング地点、港湾外のモニタリング地点の値の変動がない」というご回答なら以前私がずっと6月から質問しておりました海洋への漏えいの可能性は海水のモニタリングのデータが移動していないので漏洩はないというお答えだったのですね。
なので、同じような根拠だとまた今後変わる可能性もありますし、その他港湾内の海洋が潮汐によってどの程度希釈されるのかというのもずっと質問しているのですが、それに関しての評価はまだ出ないということですか。
東京電力尾野氏
そちらにつきましては、まぁ今回様々なデータとご説明させていただきましたが解析的な評価、あるいは定量的な評価ということについてはこれからすすめたいと思っております。
おしどりマコ
開渠内には漏洩があるということで、会期内の海水が、潮汐でどの程度希釈されるかという評価はまだないということですね。
東京電力尾野氏
はい。
おしどりマコ
ないですね。
あの、ご存知ないのではなく、してないということですか。
東京電力尾野氏
そういった定量的な評価につきましては、今進めているところでございますので‥。
おしどりマコ
進めているところなのでまだ公表できないということですね。
東京電力尾野氏
結果としてはでていません。
おしどりマコ
わかりました、では、開渠内の潮汐での希釈の可能性、パーセンテージと、港湾内の海水の希釈のパーセンテージの解析は進められているのでしょうか。
東京電力尾野氏
こちらについては、、、。
おしどりマコ
すいません、それが出ないと外の場所に影響がないかどうかの明言は出来ないと思いますが。
東京電力尾野氏
何と申し上げるのが良いのか、あれですけれども、そうした定量的な評価というのは今後していく必要があると思いますし、今日この場でもそうした事を進めていく必要があるし我々としてやっていくということでお話をさせていただいてると思っております。
ただ、現状実測されてるデータとして、憂慮すべきものもあるかと言うとそのようなものがないということもこれは一方で明らかになってございますので、そのことも併せて申し上げたいと思います。
おしどりマコ
わかりました、資料Cについて伺いたいのですが。
配管について、記載されていない配管があると思うのですが、いわゆるピットAの一番海側の赤のペケ印のピットAから海側と並行して北側に、政府事故調の報告書や保安院の報告書見ますと、スクリーン操作室電線管路という、ケーブル配管があります。
よく事故直後の東京電力の写真に地表面にクラックが走っていた写真があると思うのですが、それの真上、地表面のクラックとともにケーブル配管が記載されていたのですが、これの記入は今回ないのはどうしてですか。
東京電力尾野氏
確認させていただきたいと思います。
おしどりマコ
かかりました。
質問ですが、ピットAとピットBは埋め立ててですねこの地表面のクラックとこのスクリーン操作室電線管路がその後どうなったのかというのも併せてご確認いただければと思います。
というのは、このケーブルの管路が生きているならば、地下水観測孔の海側の1-1いの汚染が影響しているのではないかと思いますので、そしてなぜこの図面に経路がないのかというのもあわせてご確認をお願いいたします。
東京電力尾野氏
それは確認させていただきたいとおもいます。
おしどりマコ
わかりました。
で、地下水観測孔のNo.1を去年12月に作り1回測定し、今年の6月に2回目の測定をして高濃度の汚染がわかったわけですが、では、いつから高濃度の汚染が始まったかというような評価はされているのでしょうか。
東京電力尾野氏
今後考えなければいけないところと思ってございますが、No.1観測孔、こちらのデータというのは昨年の12月のデータというのが1点その後5月のデータというのが来ていて、その時点では上がっているということですから、その間ということになろうかと思いますけども、それがどこなのかということについて明確に申し上げるようなデータは現状もちあわせておらないという所でございます。
おしどりマコ
今後評価されるのでしょうが、No.1の12月のデータは、セシウムはNDでしたがトリチウムは29,000ベクレル/リットル出ていて、まあ、セシウムにだけ注目していてトリチウムは評価しなかったということですが、現時点でのトリチウムの評価など海洋への漏洩や拡散の評価というのは今後されていくのでしょうか。
今の時点での情報は出されないのでしょうか。
全くしていないのか、出さないのか。
東京電力尾野氏
現時点においてどのタイミングからということを申し上げることについては我々今データを持ち合わせておらないということです。
ですからもう少しよく勉強してみる必要があるとは思ってございます。
ただ、 5月以降No.1の濃度というのは上がってございますから、そこ以降に関してNo.1のエリアと云うのの地下水は、えー、特にトリチウムによって汚染されているということについては明らかだと思っております。
おしどりマコ
No.1-1のボウリングコアはされなかったのでしょうか、ボウリングコアをするという決定があったのは何時なんでしょうか。
東京電力尾野氏
1-1でございますか。
おしどりマコ
はい、もう潰れたところですがいちばん汚染が酷かったとこです。
東京電力尾野氏
ボーリングコアについては1-1、1-2、1-3、1-4すべて確認してございますけれども、汚染濃度が最も高かった1-2でこうしたデータが採れてございます、それ以外のところでは測定箇所のバックグラウンドと有意化が確認出来ておらないという事で、そうしたグラフは得られておりません。
おしどりマコ
なるほど、トリチウムの汚染の1番酷かった1-1は、差が出なかったので一応ボーリングコアをしたということですね。
東京電力尾野氏
はい、しております。
おしどりマコ
分りました、ありがとうございます。
で、塩分濃度が公表されたのですが、pHや電解度というのはとっているかどうかというのはご確認いただいていたはずなのですが。
東京電力尾野氏
最近のデータとしては特にとっておらないようでございますが、何れにしても評価ということの中で必要なものにつきましては、とっていきたいということで検討しております。
おしどりマコ
最近のデータpHや電解度はとっていないということで、過去はとっておられたのですか。
東京電力尾野氏
最近のデータと申し上げているのは、ここのところずっとえー、モニタリングデータということで、測定をしてますが、これは、放射性の測定を中心になっておりますので他のことはしていないでございます。
おしどりマコ
なるほど、通常の放射性セシウムの水中濃度の測定ということで、JISの有姿撹拌試験なら、0.45マイクロのメンブレンフィルターを通常東京電力の分析センターで用いる、とおっしゃっておられましたので、通常0.45のメンブレンを用いる撹拌試験なら、何故pHや電解度を同時に取らないのかと云う疑問があるのですが。
通常とおっしゃられましたので。
東京電力尾野氏
通常といったのは、ろ紙のメッシュのご質問かと思いますが、ろ紙のメッシュでラボで標準的に使っているろ紙をそのまま流用して使っているということでございますから、通常使っているものはそのまま使っていましたという説明です。
おしどりマコ
5マイクロ経のものは通常、普段ご用意されてないのですか。
5マイクロのメンブレンフィルターです。
東京電力尾野氏
聞いてる限りにおいて、当該のラボにおいて通常使用しているもので行ったということでスペックについては明らかにしたと云う意味で数値をお示ししていた、という事です。
おしどりマコ
わかりました、では以前質問していたのですが、この厚労省の指針に追加しての東京電力独自の取り組みという事で、精密検査に白血病がはいってきてますが、これは一次の所に白血病の白血球の分画などの血液検査がありません。
これは電離検診などでひっかかった方々を改めて精密検査する時に、東京電力は1部負担するということですか、という質問していたのですが。
そのご回答いただけますでしょうか。
東京電力尾野氏
、、、、、、えっとですね、厚労省の指針ではおっしゃる通り、白血病の検査についての明記はないということでございます。
ただし、実効線量が100ミリシーベルトを超える作業者について、健康診断において実施する採決で、赤血球数及び血色素量の検査と併せて白血球数及び白血球百分率の検査をすることが望ましいという考えで御座いまして、その対応として通常の健康診断において、精密検査が必要になった場合の対応として、白血病の項目を追加したという事でございます。
おしどりマコ
えー、すいません、その追加したのはどこかということです。
精密検査で白血病が入ってきてるのですが、この二次検査の白血病の一次に当るのはどこかという質問です。
電離検診ですか。
東京電力尾野氏
ですから我々で言ったら通常の健康診断、電離検診等々。
おしどりマコ
通常の健康診断で、なるほど電離検診。
わかりました、ありがとうございます。
あとですね、淡水化装置の油漏れ、高圧ポンプの件ですが、この給油キャップ等が熱で変形したとおっしゃられてましたが、大体何度で変形するものですか。
それと当該箇所は加熱されるような場所なのですかということを教えて下さい。
東京電力尾野氏
本日につきましては、現場の状況ということで色々確認できているところで話をさしていただいているということでございます。
改めて、調査は継続していますので、わかったところでご説明していきたいと思います。
おしどりマコ
わかりました、ご回答は無いということで、分りました。
リスクコミュニケーターの方々が何をされているか、ご回答は無いということでしたが、これも社内向け、社内の原子力リーダー向けのリスクコミュニケーターということで、情報を何を開示するかや、説明会の資料は何にするかなどは関わって来ないということですね。確認ですが。
東京電力尾野氏
個別の業務に関して個々ジャッジをしていくというものではないと理解してます。
おしどりマコ
この汚染水に関するまとまった資料を作るのに、大分時間が必要だと思われるのですが、これを今日発表するということが、スケジュール的にどこが決めたかというような、そういう部署はあるのでしょうか。
そこにリスクコミュニケーターは関わってるのでしょうか。
東京電力尾野氏
スケジュールに関して申し上げますと、まとまったところで今回発表させて頂いてますから、結果としてライン部門として責任もってご説明できる内容、ということでまとまったという所でお話をさせていただいてるとこでございます。
おしどりマコ
あの、これらいつまとまるかもしくはこういう評価をしているか、などはご回答いただけないのでしょうか。
あの、質問をずっとしておりますので、 6月から。
東京電力尾野氏
ちょっと質問の意味を測りかねておりますが。
おしどりマコ
あの、こういう評価しているので、まとまったところで公表するというような、情報の出し方というのもされないのでしょうか。
東京電力尾野氏
できるだけ、ご説明ということについては工夫してまいりたいとおもいます。
おしどりマコ
尾野さんが、会見でどの情報を出すか、今日はこの説明をする、というようなことはいつご存知になって、そしてそれはどこから発注が来るものなんでしょうか。
東京電力尾野氏
基本としてトラブルや事故等の場合であれば、選択の余地というものはございませんしそれから、検討等についてはやはりまとまった所でお話するという事でございます。
おしどりマコ
「この情報を発表するように」など、そういう発注が来る、といういますかそういう部署は在るのですか。
すいません。
東京電力尾野氏
ちょっとご質問の意図が分かりかねますが、それぞれ検討や整理、様々なことがございますけれども、そういったものはラインによって検討されるものだと理解しております。
おしどりマコ
各ラインからバラバラに来るということですか。
「この情報を今日発表する」ということについて各ラインからバラバラに来るということなんでしょうか。
東京電力尾野氏
例えばトラブルがありましたらトラブルに関係する部署ですとか、ご存知かと思いますけれども会見の途中でも飛び込んでくれば私は説明させて頂きますし、それは一概に言えないかと思いますけれども。
おしどりマコ
この資料を作っておられるのは、広報の方々ですか。
各ラインによって違うのでしょうか。
東京電力尾野氏
広報で、つまり我々が一次資料を作るということがありませんから、ラインによって準備された、という事を、例えば見やすいパワーポイントにするであるとか、そういうことがありますが基本内容的に我々が作っているということではございません。
おしどりマコ
かかりました、ではちょっと長くなりますので。
できればソーシャルコミュニケーション室のもう少し具体的な資料など頂けたらと思います、よろしくお願いします。
あと以前から聞いております、PRTRと作業員の方々の定期的な血液検査の、各項目別の基準値を外れたパーセンテージの公表も半年前から質問しておりますのでよしくお願いします。