【お知らせ】福島第一タンクエリアの堰外に高線量の水が漏えい(第4報)?

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全βで8000万Bq/L、と思っていたましたが
セシウム134も137もけっこう入っていますね。

セシウム134で4万6千Bq/L、
セシウム137で10万Bq/L。

昨夜の会見の段階で、
「堰のドレン弁は全部、閉にしたのか」
という質問に
「それはわかりません、確認していません」と回答していた東京電力。

改めて、ぶら下がりで、聞いても
「全部閉めたかどうか、わかりません、周囲にたくさんの数があるので...全部はまだじゃないかな...」
と言う東京電力に、
NHKの記者さんと私は
「ええ!? いやいや、早くドレン弁を閉めないと、他の箇所からも土の部分に行くでしょう、
それは早く閉めたほうがいいですよ!!」
と口ぐちに突っ込んでいましたが...

たまり水の排出弁(ドレン弁)が、どのタイミングで閉められたかも気になります。

そして、NO.5タンク以外の漏洩の可能性というのも...
漏洩は現時点で少なくとも300t、上方修正される可能性もあるということです...

(規制庁からのメール、11:21)

報道関係者 各位


福島第一原子力発電所構内のタンクエリアから水が漏えいした件について、東京電力から追加情報が入りましたのでお知らせします。


〇H4タンクエリアの堰内溜まり水の分析結果は以下のとおり。
セシウム134 4.6×10の1乗ベクレル毎立法センチメートル
セシウム137 1.0×10の2乗ベクレル毎立法センチメートル
全ベータ 8.0×10の4乗ベクレル毎立法センチメートル

堰内の溜まり水の流出防止のため堰の排水弁を全て閉止し、堰内の水溜まりが顕著な箇所に吸着マットを設置。

〇堰内の溜まり水は仮設ポンプを用いて可能な範囲で仮設タンクに移送し、約4立方メートルを回収。今後、準備ができ次第、H4タンクエリア内の空き容量に余裕のあるタンクに移送予定。

〇また、H4タンクエリア内のNo.5タンク底部から水が広がっている状況を確認。

〇No.5タンクの水位を確認したところ、貯蔵開始時から約3メートル低下していたことから、タンク外に漏えいした汚染水量は約300立方メートルと推定。

〇堰外へ漏えいした水の範囲について調査し、土壌の回収を行う。

No.5タンク以外の漏えいの可能性があるタンクについても水位を確認する予定。

引き続き、情報が入り次第、お知らせいたします。

=====(第3報でお知らせした内容)=====

福島第一原子力発電所構内のタンクエリアから水が漏えいした件について、東京電力及び現地保安検査官から追加情報が入りましたのでお知らせします。

〇堰の外に既に確認された水溜まり(第1報でお知らせ済)とは別に、約50センチメートル×6メートル×1センチメートルの水溜まりを確認。

〇試料採取した堰内の水溜まりの表面線量は水面直上で100mSv/h以上。

〇タンクエリアの堰の外側の周囲には、漏えい防止のための土のうが設置されているが、その土のうの外側には一般排水溝が南北に敷設されている。

現地保安検査官が土のうの外側の地面を測定したところ、毎時約5ミリシーベルトの箇所のあることが確認されました。
このため、現地保安検査官から東京電力に対し、一般排水溝を通して海への汚染水流出の可能性について調査するよう指示しています。

引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

=====(第2報でお知らせした内容)=====

福島第一原子力発電所構内のタンクエリアから水が漏えいした件について、東京電力から原子炉等規制法に基づく報告(※)を受けましたので、お知らせします(本日(19日)16時43分受信)。

※平成25年8月14日付け「福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画」の認可以降、「東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則」第18条に定める事故故障等について報告することが必要。

本件について、東京電力は本日(19日)、報道機関に対して一斉メールを配信しています。
また、本件は原子炉等規制法に基づく法令報告事象ですので、原子力規制委員会でも準備でき次第プレス発表を行う予定です。

〇タンクエリアの堰外への水の流出について、タンクからの漏えいが否定できないこと、堰外において通常よりも高い線量が確認されていることから、タンク内の汚染水が漏えいしたものと考えられる。

〇このため、本件が東京電力株式会社福島第一原子力発電所原子炉施設の保安及び特定核燃料物質の防護に関する規則」第18条に定める報告対象に該当すると判断。

原子力規制委員会より、東京電力に対し、以下の指示を行っています。
・漏洩箇所の早期特定
・H4タンクエリア周辺のモニタリング監視強化
・漏えいに対する応急対策実施後を目安として汚染土の回収

なお、現地保安検査官が漏えいの可能性のあるタンクの継ぎ目を目視点検したところ、汚染水が流出している状況は確認できませんでした。
また、堰の周囲に積んである土のうの外側の地面で高線量となっている場所が確認されましたので、水の流出状況について更に確認します。
引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。

=====(第1報でお知らせした内容)=====
福島第一原子力発電所構内のタンクエリアから水が漏えいした旨の情報が入りましたのでお知らせします。(8月19日11時20分頃受信)

本件について、東京電力は本日(19日)、報道機関に対して一斉メールを配信しています。

○本日(19日)10時40分頃、発電所構内のH4タンクエリアでタンク周辺に設けられている堰の排水弁から水が出ていることを社員が発見。このため、当該排水弁の閉止操作を実施。

〇堰内には1から2センチメートル程度の水溜まりがあり、堰の外には約3メートル×3メートル×1センチメートルの水溜まりを確認。

〇一般排水溝などへの流れ出た形跡はないことから、海への流出はないものと思われる。

当該事象の現場確認を行った現地保安検査官からの情報によると、堰外に流出した水の線量率は毎時20ミリシーベルト以上であることが確認されています。このことから当該タンク内の水が漏えいした可能性が考えられます。
引き続き、追加情報が入り次第、ご連絡いたします。



 


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