【お知らせ】関西電力大飯発電所3号機で原子炉炉心の出力状態に偏差を示す警報が発生(LCO逸脱)<復帰済>?

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「1/4中性子束偏差大」の警報が発生とのこと。何??

環境防災Nネットで24時間の傾向を6か所ほど見たけれど、あまり大きな動きは無い感じ。
http://www.bousai.ne.jp/vis/index.php

(降雨があると、そのあと少し線量が上がるのは、現在はどの地域でも見られる傾向です。フォールアウト?
逆に、福島は降雨があると、少し線量が下がる傾向です、遮蔽?)


(原子力規制庁広報窓口からのメール。19:08)

報道関係者 各位

本日(2日)19時08分頃、関西電力から、定期検査のために出力降下中の大飯発電所3号機において、原子炉炉心の出力が不均一になったことを示す警報(1/4中性子束偏差大)※が発生し、運転上の制限から逸脱した旨の連絡がありました。

※原子炉では、炉心を上から円状に見て4分割し、4つの検出器により炉心出力を管理しています。保安規定上、原子炉出力が50%を超える場合に、この4分割した炉心出力の差を一定の範囲(2%)内にすることを運転上の制限としていますが、今回は炉心間で一定範囲(2%)を超えるの差が出たため、警報が発生したものです。

保安規定では、運転上の制限から逸脱した場合は原子炉出力を降下させる手順となっているため、そのまま出力降下作業を継続し、19時35分、原子炉出力が50%以下となったため、運転上の制限から復帰しています。

本件による外部への放射性物質の影響等はありません。

○16時45分、大飯3号機の負荷降下開始。

18時19分、「1/4中性子束偏差大」警報が発生。警報はすぐに消灯したが、その後同じ警報が数回発生。

○18時35分、関西電力は、運転上の制限からの逸脱を判断

○19時35分、原子炉の出力が50%以下となったため、運転上の制限からの逸脱からの復帰を判断。

○警報が発生した原因については、詳細調査予定

現地保安検査官は、出力降下に伴い保安検査を行っており、本件についても現場にて確認を実施中です。

以上



 

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