「受け側タンクを確認したんですか?」「確認しましたが、誤認したんです」 何それ

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2013年10月9日東京電力より

DSC08059.JPG  1 回目の質問                              
おしどりマコ
蛇腹ハウスの件から伺いたいのですが。  
これはスキッド3と2の間とスキッド1と2の間。
そしてドレンラインと廃液ラインと間違い、ということでこれは、2重の位置の間違いという事ですよね。
という事で宜しいでしょうか。


東京電力尾野氏
これはですね、二重と勘定するか、1つ間違えると自ずと間違えるということなのか、何れとも言いようがあろうかと思います。


おしどりマコ
あー、わかりました。
こういった作業の運用は、図面を読める方が事前に作業する配管をマーキングするようなマニュアルになっているそうですが。
今回そのようなどこを外すか、みたいな部分のマーキングはされておらなかったということなんでしょうか。


東京電力尾野氏
これはもう少し具体的に事故調査、トラブル調査ですね。
をする必要がありますので現場の状況、あるいは誰がどういう指示をして、どういう準備がなされたのか。
と云うことも含めてよく確認して対応していきたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
で、その作業者の方でFの方だけが除染が完了していない、ということですが。
これは具体的にどういった状況なんでしょうか。


東京電力尾野氏
このFの方ですけども、足の除染、足の裏の除染というのがすぐに落ちずに更に除染作業を行っている、というような情報が入ってます。
他の方は全て終わってますが、この方のみまだ残っているということでございます。
DSC08087.JPG
おしどりマコ
その方は長靴を履いておられたにもかかわらず、足のほうに汚染がついたということですか。


東京電力尾野氏
この方は短靴であったというふうに聞いております。


おしどりマコ
短靴、なるほど。
わかりました。
あの、現場のほうに確認しますと、 6名のうち1人だけカッパを着ていない作業員がいた、ということなのですが。
このFの方がカッパを着ていない作業員ということですか。


東京電力尾野氏
個々の方の装備がどのようなものであったか、というところまで、まあ今のお話が正しいかということについても確認してございませんので、お答えしかねるかと思います。


おしどりマコ
わかりました。
では、Fの方の装備が具体的にどのようなものであったか、AからEの方とFの方について装備のご確認をどうぞよろしくお願いします。
で、この汚染水を被られた方々は、 APDだけでなくリングバッチやドーズメーターなどはつけておられたのでしょうか。


東京電力尾野氏
ドーズメーターはつけておりましたので、まぁ全ての方のγ、βは分かるということになります。
それから、作業の場所の関係もございますからリングバッチはつけている、と聞いてございます。


おしどりマコ
リングバッチは手指ですか、足指ですか。


東京電力尾野氏
手でございます。


おしどりマコ
手指で。
足指は着けていないということですね。


東京電力尾野氏
はい。


おしどりマコ
あの、これは短靴で汚染水の作業をされる方も足指のリングバッチは装置しないと云う運用なのですか。


東京電力尾野氏
元々が汚染水の作業ではなくて、当該の改修でございましたから、まあその中でこういう自体になったとですので、元々短靴を履いて、当日やる作業としては、現場に向かっていたということです。


おしどりマコ
で、現場に確認しますと、その稼働しているポンプの配管を抜いたということで、勢いよく水が吹き出していて、頭から被った。
ということですが、これは全面マスクをつけていたので首から下の汚染ということで、全面マスクの上から被ったと云う状況だったでしょうか。


東京電力尾野氏
ほとんどの方ということになろうかと思いますけど、まず、装備としては全面マスクも被っておりますし、アノラックというカッパですね、カッパも使用していると聞いております。で、先ほどおっしゃったように一名という方が実際にいらっしゃるのか、あるいは何らかの違う役割で、カッパを着てない方がいらっしゃったのか、そういう事かもしれませんが何れにしても、最初にこの外し作業を行っている方3名というのは、外す作業の中で水が来てる側を開けてしまいましたから、出てきた水をちょっとどう云う程度かということがありますが、その飛沫を浴びているということになります。


おしどりマコ
わかりました。
その外す作業されていた3名の方というのは、アルファベットで言うとどの方なのでしょうか。


東京電力尾野氏
ちょっと確認さして戴きたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。


東京電力尾野氏
えー、AとCとDの方です。


おしどりマコ
わかりました。
ありがとうございます。
で、この全面マスクはダストマスクだったのか、チャコールフィルターだったのかどちらだったのでしょうか。


東京電力尾野氏
フィルターですか。


おしどりマコ
はい。
全面マスクのフィルターはどちらだったのかということです。


東京電力尾野氏
これはちょっと確認しないとわかりませんね。


おしどりマコ
わかりました。
内部取り込みがないということで、鼻腔部、鼻口部、スミア試料などはとられたのでしょうか。


東京電力尾野氏
画面への汚染はございませんから、特にしてないかと思います。


おしどりマコ
顔面への汚染は、どういう測定ですか。


東京電力尾野氏
サーベイメーターです。


おしどりマコ
はい、サーベイメーターで。
わかりました。


東京電力尾野氏
それから、今ほど入った情報ですが、このFの方ですね、Fの方も除染が完了し、退去されたということでございます。


おしどりマコ
わかりました。
ありがとうございます。
で、この協力企業の方々は東京電力の直業者の方が多でしょうか。
下請けの形態として。


東京電力尾野氏
ちょっとおっしゃっている意味がよくわかりません。

DSC08076.JPG おしどりマコ
わかりました。
東京電力の直業者、協力企業の関係なのか、メーカーの系列なのかということです。


東京電力尾野氏
あの、直であるか、メーカー系列であるかという何れだったとしても契約に基づいてやっていただいているということにおいてはかわりありません。


おしどりマコ
そうなんです。
その、東京電力の系列なのか。
直業者なのかというのを伺いたいのですが。


東京電力尾野氏
いわゆるメーカー系か。我々の資本関係があるかということですか。


おしどりマコ
そうです。


東京電力尾野氏
あの、ご質問の意図がよくわからないんですが、それが何か関係があるのでしょうか。


おしどりマコ
あ、あの、最近東京電力の方々のヒューマンエラーや、東京電力の系列の直業者の方々のヒューマンエラーが多いように思いますのでどちらなのかというのを聞きたかったのです。
東京エネシスや、エイブルや、アトックスなど、直業者なのかということです。


東京電力尾野氏
そういうことですか。
あの、どこが多いかということは、もう少しよく考えた方が良いかと思いますが、当該の企業はエネシスです。


おしどりマコ
エネシス。
わかりました、ありがとうございます。
あと、タンクエリアの増員が関連企業に20名ということでしたが、この方も、直業者の方々なのでしょうか。
エイブルとか、アトックスとか。


東京電力尾野氏
あの、直業者という言葉使いが私どもしておりませんので、そう言われてもよくわからないのですが。 
関連企業ということで我々と協力関係のある企業です。


おしどりマコ
わかりました。
具体的にどちらですか。
エイブルですか、アトックスですか。


東京電力尾野氏
具体的には今承知してございません。


おしどりマコ
わかりました。
あと、 1号機のサプレッションチェンバーの窒素封入のアウトリークを減らすために、調整を30 N?/hから24 N?/hに減らされているのですが、大体どれくらい減少したのでしょうか。
以前は9N?/hだったと思うんですけども。


東京電力尾野氏
これは、封入量を書いておりますけれども、、、、の量とのバランスということでどうか、ということですか。


おしどりマコ
そうです。
入れる部分と出る部分でキャッチされてると思うのですが、その差し引きもアウトリークがどれ位減ったかという質問です。


東京電力尾野氏
それはじゃあ、改めて計算して回答したいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
で、8日から3号機の瓦礫撤去作業を再開されてると思いますが、具体的にどこの部分の何階のどの部分を撤去されてるのでしょうか。


東京電力尾野氏
今、詳細は承知してございません。


おしどりマコ
わかりました。
ご回答をよろしくお願いします。
で、すいませんもうすぐ終わります。
タンクエリアの件で、E-1の測定値が250,000Bq/Lに上昇してますが、これは、何らかの評価はされてますか。


東京電力尾野氏
E-1については、初期の時から十数万ベクレルで、最近では二十数万ベクレルということもございますが、何れにしても高い値がで続けているということですので、その中での変動でございますけれど、特にこの変動について、どう見るかということろまで考えてません。
E-1が高いということに対して、E-2は高くない。
それから、下流側で高いものは出てないという事ですから、E-1付近の個別事情という事が反映されてるものと考えてます。


おしどりマコ
わかりました。
E-1は先ほど尾野さんが初期から高い、と仰っしゃられましたが、測定し始めの9月8日の測定値は4,200Bq/Lで、二桁ほど上昇してるのですが。
これは、なぜ4,200から250,000に上昇しか、という何かしらの推定はありますか。


東京電力尾野氏
これは、井戸を掘った時の最初に入っていた水との関係ですとか、汲み上げ点と、それから汚染が出てる場所との関連であるとか、幾つか要素は有るのかも知れませんが、初期の頃から安定して十数万ベクレル或いは二十数万ベクレル近い値が出てるという事ですから、特に何か大きく状況が動いてるとは見ておりません。


おしどりマコ
わかりました。
もうすぐ、今晩にでも大型台風がまた来ますが、堰内の溜まり水の測定は台風の豪雨の前に一旦されてますか。


東京電力尾野氏
堰の方の対応に関して言えば、個別に的確にやって行く必要があると思いますが、現状で言うと、台風がくる前に堰のラインの水の移動は、出来るだけしておきたいと考えてまして、まあ、対応をとっているということです。
そうしたことの中で、ある意味、手違いで、誤りも発生したりしてるということで、今はある程度準備はした状態で待ってる、という事ですが、堰内の測定という事に関して言えば実際に雨が降ってきてある程度溜まってきたところで、行うという考えです。


おしどりマコ
雨が降ってきてから測ると、希釈された物を測る可能性がありますので、現場に確認しますと、現在でも堰内にある程度の溜まり水がある、という事ですが。
その水は事前にサンプリングはされないという事ですね。


東京電力尾野氏
あの、雨水の放出の考えでございますから、そうした必要の生じた折に測定をするというのが原則だと思っております。


おしどりマコ
わかりました。
では、前回の測定時にサンプリングの採取した時刻の発表が直ぐに有りませんでしたので、サンプリング時刻の発表も随時よろしくお願いします。
で、以前から聞いているのですが、H6エリアの溜まり水をH2に移送する際に間違えてH5のノッチタンクに移送して漏えいした件で、何故東京電力の社員の方が受け側に人を配置せず、一人で作業されていたか、という事の詳細について、伺っていたのですが、それはその後詳細は出ましたか。


東京電力尾野氏
あの、お答えしにくい質問かと思いますが、当日一人で行っていたと。
それから、ポンプの送る容量と云うのは大きな物ではございませんから事前にラインを確認してポンプを起動し、状況を確認して行くということの上において一人で作業するという事に支障がない、という事がその時点の判断であった。
ということかと思います。


おしどりマコ
それは以前にお答えいただいていますが。
一人で作業していながら、受け側のチェックを何故しなかったのか、ということです。
漏えいに2時間近く経ってから気付かれたのは何故かという。
この件についての詳細な調査は後から報告するという事でしたので、その後何か情報は出ましたか。
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東京電力尾野氏
まずですね、漏えいが起こった場所は、本人が起こっていると思っていた場所以外の場所でおこってますから、そこを見てますから。
この場所にチェックに行くと云う事は当然、あり得なかったと。
その時点においては。


おしどりマコ
あ、そうではなく、通常タンクの移送の作業は、移送側と受け入れ側に最低二人配置してチェックしますので、一人で作業している場合、何故タンクの移送側を稼働させた後に受け側に来ているか、というチェックがなされなかったのか、という質問です。


東京電力尾野氏
あの、当人が行ってるかと思いますが、当日一人で行ってた事は事実ですし、、、。


おしどりマコ
あ、すいません。
当人が行っていたと云うのは、受け側のチェックは既に当人がされていた、ということですか。


東京電力尾野氏
当人もライン側をたどって受け側の方まで行っているという事を、これは、誤認ではございますが、してございますので。
そうしたことも含めて、従って「なる」という事についてお答えするのは難しゅうございますが。当日の対応、これは企業さんとも含めてでございますが決して問題が無かったとは考えてございませんので、ここについては対処をしておくと。


おしどりマコ
わかりました。
質問の仕方が悪くて。
何故、といいますか、詳細を知りたかったのですが、その当該の方は受け側のチェックは一旦されていた、ということですね。
すいません確認ですが。


東京電力尾野氏
そうです。
DSC08100.JPG
おしどりマコ
で、受け側のチェックを確認して、そこに水がきていないにも関わらず、来ているという判断をされてずっと作業を続けておられたということですね。


東京電力尾野氏
特に異常が有るという風には判断はしてなかった、という事ですから。
まあ、そこに誤認が有るという意味ではそうなのかもしれませんけれども、あの、、。


おしどりマコ
わかりました。
その受け側のチェックと云うのは、水が来ているのか、来ていないのか、外からの目視若しくは何らかの水位計などで確認は出来ないのでしょうか。


東京電力尾野氏
まあ、そうしたところが、充分であったのかという事については、議論が有ろうかと思いますが。


おしどりマコ
わかりました。
これは、今後詳細な情報はもう出て来ないということですか。


東京電力尾野氏
あの、当該の個々の出来事についてよく確認しながら具体的な事を進めていく事は何れにしても必要な事ですが、今回の事に関しては今のように考えてございます。


おしどりマコ
わかりました。
あの、調査をして報告をすると仰っしゃられておられましたので、何かその後、と思ったのですがもうないということですね。
わかりました。
ありがとうございます。



  2 回目の質問                              
おしどりマコ
カッパについてのご回答ありがとございました。
規制庁に公開されている4枚の写真のうち、いくつか確認しました、明らかにビニールのカッパを着ていない方が1名おられるので、その方がおそらくカッパを着ていない方なのではないか、と思っていたのですが、その方写真を見るとタイベックのみでビニールのカッパを着ておられないように見えますので、その方が着ておられるものは何かご確認いただけるとありがたいのですが。
白い半透明のカッパの可能性もありますが、家に作業員の方からタイベックをいただきましてそれを着て、撮影をしたのですが、それと同じように見えますので規制庁で公開された写真の中で一名ビニールのカッパを着ておられない方について、どの様なカッパを着ておられるのか、アノラックを着ておられるのかご確認をお願いします。
DSC08127.JPG
東京電力尾野氏
あの、ご質問の人が規制庁の写真に写っている人の確認という事であれば、別途確認致します。
あの、大変申し訳ないのですけれども、発電所の備品と云うのが勝手に持ち出されるのは好ましいことではないので、ご注意頂きたいと思います。


おしどりマコ
わかりました、すいません。
後ですね、東京電力の過去の保護衣、保護具類着用例と云うのを見ますと、アノラック着用の場合は長靴となっていますが、これは、短靴でアノラックを着るというような運用があるのでしょうか。


東京電力尾野氏
これはちょっと確認をさしていただきたいと思いますが、元々の状況という事でいいますと、アノラックが絶対に必要、という作業では無い、クライテリア?のものの中でアノラックを念のため着用していたと言うような状況があるようでございますが、何れにしても確認の上回答させてください。


おしどりマコ
わかりました。
で、この資料で表面線量が出ているのですが、これは汚染水からどれぐらいの距離で測った表面線量なのかということを教えて頂けないでしょうか。


東京電力尾野氏
それは確認させてください。


おしどりマコ
よろしくお願いします。
で、もう一つ確認なのですが。
基本的なことなのですが、このAからKまでの作業者の方々のγ、βの値、単位はmSv(ミリシーベルト)で。


東京電力尾野氏
はい。


おしどりマコ
わかりました。
で、過去の資料もいろいろ見比べましても、身体汚染、について一次はカウントパーミニッツで出されていると思うのですが、これCPMでも出してできませんでしょうか。
γ、βではなく。
この身体汚染のサーベイの時に、 CPMで出されていると思うので。


東京電力尾野氏
ちょっと確認させていただいてよろしいですか。
DSC08113.JPG
おしどりマコ
はい。
よろしくお願いします。
で、2011年の3月24日に短靴のため確か3号機のタービン建屋で汚染水に足をつけられて汚染をされた方がおられましたが、その方はβ線熱傷の疑いがあるため、すぐに福島県立医大、そして放医研に念のため測定ということで移送されているのですが、今回この短靴で除染を長い間されておられた方は、 β線熱傷の疑いというのは今回はなかった、ということなんでしょうか。


東京電力尾野氏
特に聞いてございません。


おしどりマコ
わかりました。
俺、どれぐらいの観音とパーミニッツだったかというのである程度の判断基準になりますので、それの公表後よろしくお願いします。
で、 2011年の場合は、 β線熱傷があったではなく、疑い、まあβ線での高線量被曝ということで移送されておられたのですが、今回短靴で全βが高濃度の汚染水に足をつけられた方が、すぐに福島県立医大や放医研のほうに移送されないというのは、どこの部署の判断なのでしょうか。


東京電力尾野氏
移送の判断というのは、当時の医療スタッフが行ったそのように考えますが。


おしどりマコ
なるほど、今回の判断も東京電力の医療班の方の判断ということですね。


東京電力尾野氏
状況等を踏まえて判断されていると思います。


おしどりマコ
わかりました。
では、カウントパーミニッツの公表もどうぞよろしくお願いします。
あと、防護服の確認と、よろしくお願いいたします。


東京電力尾野氏
えーと、CPMの話し。


おしどりマコ
そうです、CPMです。


東京電力尾野氏
今データが来ましたのでお話しします。
作業員のA、B、C、D、E、Fの順番で申し上げます。
作業員 A 10kcpm
作業員 B 90kcpm
作業員 C 7.5kcpm
作業員 D 4kcpm
作業員 E 18kcpm、4kcpm
作業員 F 40kcpm、60kcpm


おしどりマコ
この60kcpmというのが足裏ですか。


東京電力尾野氏
そうですね、40kcpmも60kcpmも足裏です。
あの、右と左。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
 

 

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