保安院

(保安院からのメール、9:38)

関係者各位

標記の件について、関西電力大飯発電所3号機に係る情報がありましたのでお知ら
せします。

本日(6日)7時51分、大飯発電所3号機において、補機(加圧器比例ヒータ、格
納容器の給排気のファン、補助建屋の給排気ファンなどの非安全系機器)を制御する
制御盤の不具合を示す警報が発生しました。

当該制御盤は2系統(A系,B系)の制御系を有しており、今回は通常使用してい
るA系が異常により停止し、B系へ自動的に切り替わり制御されており、補機の機
能は問題なく維持されています。

現場を確認したところ、制御盤内にあるCPUカードの不具合が確認されましたの
で、現在、当該カードのリセット操作等の対応を進めています。

9時30分現在、大飯3号機に異常はなく、運転を継続しています。

外部への放射性物質による影響はありません。

現在、保安検査官が現場確認等を行っています。


以上



 


(保安院からのメール、16:15)



 



関係者各位

標記の件について、関西電力大飯発電所4号機に係る情報がありましたのでお知ら
せします。

本日発生した4号機の電動主給水ポンプに係る続報です。

弁の部品(弁の開閉状態を検出器に伝達するための連結棒)が外れた原因は、連結
棒の連結部(ねじ構造)にがたつき等があり、ポンプの運転による振動により連結
部のねじがゆるみ、外れたものと推定されます。

故障のミニマムフローラインの弁については、外れた部品自体は健全であったた
め、がたつきのないように取り付け直しました。

その後、定例試験を行い、電動主給水ポンプの機能に問題ないことを確認し、10
時58分に復旧しました。

また、3,4号機に設置されている同種類の弁(56台)についても点検を行
い、がたつきやゆるみのないことを確認しました。

(以下、第1報の内容)
----------------
本日(23日)0時30分頃、大飯発電所4号機の電動主給水ポンプ※の定例試験を
実施していたところ、異常が確認されました。このため、0時33分にポンプを手
動停止しました。
※電動主給水ポンプ:蒸気発生器に二次冷却水を供給するポンプ。通常はタービン駆
動の主給水ポンプにより水は供給されており、電動の本ポンプは予備のもの。0時
20分に本ポンプを起動していた。

現場確認をしたところ、ミニマムフローライン※の弁が閉止していることが確認され
ました。
※今回の定例試験では、ポンプから出てきた水はこのミニマムフローラインを通って
ポンプに戻る流れになっている。

今回の試験に伴う警報(「電動主給水ポンプ自動起動待機未完」)は出ている
が、予期せぬ警報は出ていません。

ポンプ停止時に一時的に電気出力が変動(約0.8%上昇)したが、現在は定格出
力に戻っており、また、タービン駆動の主給水ポンプは正常に機能していることか
ら、運転状態に問題ないことを確認しています。

外部への放射性物質による影響はありません。

原因については、ミニマムフローラインの弁の部品が外れていることが確認されて
おり、これにより弁が閉止したものと推定。部品が外れた原因については調査中で
す。

本件については、報道関係者との間で合意した即時公表に該当する事象ではありま
せんが、機器の故障が発生していることから、念のため、準備出来次第、プレス各
社へメール配信する予定です。

以上 



 


(保安院からの念のためのお知らせメール、4:00)

関係者各位

標記の件について、関西電力大飯発電所3、4号機に係る情報がありましたのでお
知らせします。

本日(23日)0時30分頃、大飯発電所4号機の電動主給水ポンプ※の定例試験を

実施していたところ、異常が確認されました。このため、0時33分にポンプを手
動停止しました。
※電動主給水ポンプ:蒸気発生器に二次冷却水を供給するポンプ。通常はタービン駆
動の主給水ポンプにより水は供給されており、電動の本ポンプは予備のもの。0時
20分に本ポンプを起動していた。

現場確認をしたところ、ミニマムフローライン※の弁が閉止していることが確認され
ました。
※今回の定例試験では、ポンプから出てきた水はこのミニマムフローラインを通って
ポンプに戻る流れになっている。

今回の試験に伴う警報(「電動主給水ポンプ自動起動待機未完」)は出ている
が、予期せぬ警報は出ていません。

ポンプ停止時に一時的に電気出力が変動(約0.8%上昇)したが、現在は定格出
力に戻っており、また、タービン駆動の主給水ポンプは正常に機能していることか
ら、運転状態に問題ないことを確認しています。

外部への放射性物質による影響はありません。

原因については、ミニマムフローラインの弁の部品が外れていることが確認されて
おり、これにより弁が閉止したものと推定。部品が外れた原因については調査中で
す。

なお、本件については、即時公表に該当する事象ではありませんが、機器の故障が
発生していることから、念のため、メール配信するものです。

以上

 

 

 

 

 

 


(保安院からのメール 17:34)


関係者各位

標記の件について、関西電力大飯発電所3、4号機に係る情報がありましたのでお
知らせします。

本日(8月21日(火))15時36分、大飯発電所3、4号の中央制御室におい

て、一次系補機(廃棄物処理施設等)の制御システムの保守管理を行うワークス
テーション(コンピュータ)が故障したことを示す警報(3,4-1次系補機EWS
故障)が発生しました。

ワークステーションを確認したところ、2台あるうちの1台のハードディスクが故
障していることが確認されました。
もう1台のハードディスクは健全であることから、データの欠損はありません。
今後、ハードディスクの交換を行う予定です。

また本警報は、本ワークステーションのデータバックアップ作業中に発生している
ことから、その関係についても調査を行う予定です。
大飯発電所3、4号機の運転に影響はありません。
外部への放射性物質による影響はありません。

以上

 

 

(保安院からのメール、13:00)

 

報道関係者各位
 
本日配信した日本原燃六カ所再処理施設のERSSデータ伝送不具合に関する続報で
す。
 
故障の六カ所再処理施設の情報伝送サーバについて点検を行いましたが、具体的な
故障は確認されませんでした。
 
そのため、11時25分に情報伝送サーバの再起動を行ったことろ正常に起動し、12時
30分、正常に動作していることを確認しました。
 
伝送できなかった原因については、日本原燃において引き続き調査を実施中です。
 
本件については、データ伝送が復旧したため、メールによる配信は本報を最終報と
します。
 
 
(以下、第1報の内容)
------------------
日本原燃から、本日6時25分頃、六カ所再処理施設の情報伝送サーバが故障し、緊急
時対策支援システム(ERSS)に一部の運転データが伝送できない状態である旨の連
絡がありました。
 
再処理施設内においては運転データは取得できており、施設の運転、監視は問題な
く行われています。
 
また、伝送できないデータは一部であり、モニタリングポスト、主排気筒のデータ
については問題なくERSSへ転送されています。
 
現在、六カ所再処理施設において、情報伝送サーバの復旧作業を行っています。
 
本日、六カ所再処理施設では、高レベル廃液ガラス固化建屋においてガラス固化溶
融炉の試験運転を実施していますが、高レベル廃液等の放射性物質は使用していま
せん。
 
本件について、原子力安全・保安院では、現地保安検査官が現場確認を行うととも
に、連絡体制を整えています。

 

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