柏崎刈羽

2014年12月1日東京電力定例会見より
おしどりマコちゃんの質疑部分文字起こし


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おしどりマコ
サブドレンのNo.20の全βの値が最高値のなっていますが。
サブドレンの汲み上げにおいて、横管でつながっているのはNo.15?No.19なのに、
なぜNo.20 の全βが最高値の様に上昇傾向なのかという事に対して何か評価はされてるのでしょうか。


東京電力小林氏
今ご指摘の通り、No.20は確か独立したサブドレンの色になっているかと思います。
場所的には大体、・・の隣という事で近いエリアにはあったかと思います。
こちらがどのような流れを示しているかについては。
特別何か決まった物があるかというと、今のところ調査を継続しているという事ではっきりとしたことはわかっていないです。
ただ、過去から線量が上がることに対してはやはり、雨が降った際の影響が非常に大きい様ですので、そう云う所も含め現在調査中です。
尚、先月末あたりから少しまとまった雨が降っている様でして、その頃から少し線量も上がってきてる部分が見られている様です。


おしどりマコ
わかりました。
No.18、No.19 の放射性物質の濃度の上昇をNo.15、No.16 、No.17から横管で繋がってる為だという事は原子力施設監視評価検討会でもご説明されてましたが。
その際、委員から「横管からではなく、何か汚染源、漏えい源があるのではないか」という指摘を10月からされてますが、その調査の中にNo.15、No.16 、No.17以外の漏えい源や汚染源の調査というのは含まれているのでしょうか。


東京電力小林氏
今、どういう形で調査が実施されてるかについては申し訳ありませんが、私が把握できてません。
元々、このNo.15、No.16 、No.17、No.18 、No.19という様なこのサブドレンの場所の一部はがれきの撤去が出来ないような状況にあり、その下の状況の詳細が確認できていない部分。
それから、排気筒の付け根のところにあります配管で10sVという様な値が出ているんで、その近辺での作業は現在実施していないと云う所もありますので、詳細なところについて、どういった形でその周りを見てるかは今、はっきり決まってないのではないかという風に思います。
いずれにしてもそう云う所を含めて雨が降った際に、そういう物が流れ込む可能性も含めて原因があるであろうと、云う所からそのサブドレンが繋がってる所を遮断するという事で、No.17のサブドレン、これを充填して詰めていくという様な作業が今進められている所です。
それによって下流側の影響を下げようという状況です。


おしどりマコ
すいません、それは存じてるんですが。
No.17を閉塞しているにも関わらず、繋がっていないNo.20がなぜ上がっているか。
という質問だったんですね。
特に漏えい源、汚染源の調査は横管で繋がってる所以外にはされていない、という事ですね。


東京電力小林氏
それは先程申し上げた通り、私が今把握できていないので。


おしどりマコ
分かりました。
ありがとうございます。
では、被ばく線量の評価状況について伺います。
発表が遅れた誤り、とは具体的に何なんでしょうか。


東京電力小林氏
まず、分布表の作成ツールというのを使ってまして、その中にデータを入力して、修正をしていくわけですが、その修正の部分に誤りがあった、という事だそうです。
それから、このツール自体がシステムから複数のデータを抽出して取り込んでいるという事があり、抽出する日がずれていたという事が確認されています。
それでデータの整合が取れていなかったのでそこを改めて確認させていただいたという事です。
根本的な間違えが有ったというよりは、システム上の入力に少し誤りが発生した関係で出来上がったデータが間違ったものになってしまったという状況だったようです。


おしどりマコ
分かりました、ありがとうございます。
平成26年9月の単月の「被ばく線量の分布」の被ばく線量を見ますと、先月出ました速報値と比べて、10m超え20m以下の方が20人増加されています。
確認ですが、速報値がAPDによる値で、その後ガラスバッジなどの積算線量計の値を加算して増加させる。
といった理解でよろしかったでしょうか。
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東京電力小林氏
そうですね、基本的にガラスバッジの現像というのは時間がかかりますので、まず暫定値という形で分かっているものが一つ上げられるかと思います。
それからホールボディー等に含めて評価があるかと思いますので、そういう物と含め最終的な評価結果が出て来たところで最終の確定値を載せさせていただきますので、場合により数か月ぐらいずれる場合があるかと思います。
必ず前月分がフィックスしてるという事ではなくて報告のタイミングによって集計の時期に間に合うかどうかと云う所があるかと思います。
いずれにしても、この報告書を作った段階では最新のデータをいただいてそれを織り込んだ形での評価をしているものです。


おしどりマコ
分かりました。
毎回、暫定値と確定値を比較してますが、1か月で20人も増えたというのはここ一年で見ましても、急な増加なのですが、この増加をした方々というのは、どういう理由で若しくは、どういう作業の方々なのでしょうか。
例えば、サブドレンの作業などで、指のリングバッジを付けていた為、リングバッジの評価が入った為線量増加の評価が多かったなど。
何らか特定の事象があれば教えていただきたいです。


東京電力小林氏
実際どのような作業をしていたかについては。
まず、サブドレン関係の設置工事ですとか、関連のじゅきゃく工事、これらを管理していた方。
それから、汚染水の対策関係ですね、この対策をやっている方。
それから、除染作業など1から4号機の周辺の除染対策の工事などをやっている方。
このあたりの所が対象になっている様です。
こう云う所でやはり比較的線量の高いエリアの作業をされている方が10mから20mの間に入ってきているそういう様な状況です。


おしどりマコ
分かりました。
具体的に、20人の暫定値から増加された方々はガラスバッジなのか、リングバッジなのかホールボディーなのかも教えていただけますか。


東京電力小林氏
対象が何で管理されてるか、という事でしょうか。
実際には、各企業さんの中で評価の方法というのはどの数字をとるのかも含めて基準があるかと思います。
その中で、APDを「正」になれるところ、ガラスバッジを「正」にされるところ等あるかと思います。
その中で各企業さんから報告を受けたものに対してその評価を載せているという事になりますので。詳細に何を以て判断したかについては、今私は把握できてません。
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原子力・立地本部長代理 小林照明氏

おしどりマコ
わかりました、お調べしてご回答いただけたらと思います。
といいますのは、サブドレンや汚染水の作業をされている方々の中で。
仰る通り、協力企業の形態によってガラスバッジやリングバッジを使用されていない方々もおられますので、その場合外部被ばく線量の評価がきちんとなされてるかどうか、というのも疑問ですので、お調べしてご回答いただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
被ばく線量の評価についてですが、今年の4月から10月までの評価の中で20mから50m以下の方々が協力企業の中で82人増えてますが、これも10月に82人増えた方々の具体的な作業を教えていただけますか。


東京電力小林氏
一概に言えるところではないですが、たとえば10から20超えの方々。
これが累積で上がってきているという方も中には含まれてきますので、すべてが一度に上がったという事ではないかと思います。
ですので色々な作業も含めてという事になるかと思いますし、特に線量の大きい方という事であれば先程お話しした様な汚染水の対策管理、サブドレン関係それkら除染関係。
こういう方々が中心になってるのではないかと思います。


おしどりマコ
分かりました、毎回の高線量被曝が予想される作業に関して、計画線量や作業後の被ばく線量等を公表してほしいと要望していますが、
「毎月月末の取りまとめで、それは賄えている」というご回答ですので、この取りまとめの時にもう少し詳細な情報も同時に教えてください。
よろしくお願いします。
あの、質問しても欲しい情報がいただけないという事ですので。
情報公開を宜しくお願いいたします。
 で、先程のご質問の関連で。
2号機のSFPの冷却ポンプの停止、で現在調査中という事で。
これは何時ぐらいに取りまとめが行われるのでしょうか。
今のままずっと原因不明ですと、何故空気作動弁が「閉」だったかという事が不明のままですと、1号機、2号機、3号機も共通要因での同様の現象が考えられますので。
これは、いつごろ取りまとめをされるのでしょうか。


東京電力_小林氏
それ程時間はかからないとは思いますが、現在コンプレッサー関係でパトロールとしては月1回のパトロールという事で、前回は11月の13日ごろですかね、こちらの点検をしています。
その際には問題が無かった事は確認済みでして、その13日から27日までの間にどのような作業があったかのか、また何かコンプレッサーのスイッチを触るような何か点検があったのかという所について再度確認をしている所です。
とりあえず現在は作業関係について確認をしている所でして、その確認ができてきまして、それに該当するような作業があれば、そう云う所が原因になるんでしょうし、なければ何かもっと違ったところを見ていかなければならないという事になるかと思っています。
何れにしましても、このスイッチ自体が・・スイッチという事で人が操作をするスイッチになっています。
容易に何かがぶつかったりして切れないようにアクリル製のカバーが付けられていた、というものですので何かがあった際に操作をした可能性はあるかと思います。
そう云う所を含めて今調査をしております。
まあそれ程時間をかけずにその辺の調査は終了できるのではないかと思います。


おしどりマコ
分かりました。
今のところ機械的な故障ではなく人為的なものがかかわっている可能性が高いという事ですね。


東京電力小林氏
はい、そのように考えています


おしどりマコ
わかりました。
すいません、最後に要望なのですが。
先程のタスクフォースの姉川常務の会見で、姉川常務ご自身が
「2011年3月の柏崎刈羽原発でのテレビ会議動画を見ていた方のメモの存在を知っているし、自分でも読んだ」という事を仰っておられました。
で、それが公開されていないものであれば、公開するように準備をする。
と仰っておられましたので、先程3月15日と申しましたが、柏崎刈羽で2011年3月、4月テレビ会議動画でメモを取っておられた物の公開を改めて要望いたします。
柏崎刈羽に限らずテレビ会議動画で2Fや他の場所でメモを取っておられた物があればその存在を姉川常務ご自身が読んだと仰っておられましたので、公表を改めて要望いたします。
よろしくお願いします。

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会見後に本音が聞けることもありますねん
会見後のマコちゃんはぶら下がったりぶら下がられたり
会見後のマコちゃんはぶら下がったりぶら下がられたり


 


 

2014年12月1日 原子力改革特別タスクフォース 記者会見
おしどりマコちゃんの質疑部分の文字起こしです。
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おしどりマコ
昨年8月の東工大のシンポジウム、先月の国会での答弁での姉川さんのご発言を聞き、現在この位置に居られるということを個人的に大変ありがたく思っております。
タスクフォースのもくてきのひとつ。
「情報公開、リスクコミュニケーションなどを見直し、事故から得た教訓を反映させた改革を実行する」
と云う目的を踏まえた上で率直に伺います。
原子力改革監視委員会に、2011年の3月15日の議事録や、メモが一切ないと云うことは説明しておられるのでしょうか。


姉川原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長
2011年3月15日のメモという、今のご質問自体が私充分理解出来ないでおりますが、もう少し詳しくご質問をご説明いただけませんか。

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おしどりマコ
わかりました。
各部署をテレビ会議で結んでいる、テレビ会議動画で、3月15日の物だけ音源も映像も一切ないんですね。
2011年3月14日の23時50何分まで、そして次が3月16日の朝からとなっており。
3月15日の映像、音源が一切欠けております。
そしてその欠けている間に関してのメモや議事録は一切無いのか。
と云うことを2012年から記者会見でも質問していますが。
「メモや議事録も一切無い」と云う回答をいただいております。
そして、今年話題になりました故吉田所長の「吉田調書」に関する文言も3月15日の物がトピックとなっております。
ですので、2011年3月15日に一体何があったのか。
テレビ会議動画で各部署を結んでおりますので何かしらのメモや議事録があれば少しでも手がかりになるのですが、それが一切出てきません。
そして、柏崎刈羽原発でメモをしておられた方の「柏崎刈羽メモ」と云うのがありまして。
それを私も入手致しましたが、それに関してこの記者会見で東京電力の方に伺いますと。
先月広報の方は「柏崎刈羽メモについて今後も調査をしない、東京電力としてそれは調査もしないし把握もしない。」と云うご回答でした。
ですので、「事故から得た教訓を反映させた改革を、、、」と云うことに少し齟齬(そご)があるのではないかとおもいまして。
この2011年3月15日に一切メモや議事録がないと云うことを原子力改革監視委員会の方にもご説明されているのかどうか、と云う質問です。


姉川原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長
お答えします。
監視委員会の方への回答は直接していません。
それは、それ自体が議論として質問されたとか、こちらの方から議題として上げたと云うことが無いからでございます。
ただ、それだと今のご質問への回答にはならないと思いますので、付け加えさせていただきますと。
テレビ会議の記録については、12日の夜より前、それと15日付近に空白が有ります。
で、これは私自身もその、11日の事故が起こって以降の記録で有りますとか、15日、色々当社も指摘されましたので、その事実関係を知りたいと思って探しましたけど、私の手元にも来ませんので特に、、。
まあ、努力した結果でしたので。
何処かにあってですね、それを誰かが表に出さないと云う状態では無いと云う風に私はみております。
ただ、非公式のメモ、個人のメモそう云う物も一切無いかどうかと云うことは中々、その確認もしていないのでお答えし難いのですが。
おそらく従前の皆様へのご回答は公式の議事録、そういった物が無いということで。
それはテレビ会議が記録されている12日、13日、14日の間でも公式といっていい様な議事録がございませんので、結局あれはテレビ会議を文字起こしした様な状態で事実関係をお話ししてますから、そう云う意味では私自身は15日のなんか正式な議事録が無いのはやむ負えないのかなと云う風には思ってます。


おしどりマコ
ありがとうございます。
この通称「柏崎刈羽メモ」についてもやはり今後は把握はされない、と云う考え方なのでしょうか。
個人なメモについても調べられないと云う事なんでしょうか。

姉川原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長
柏崎刈羽に限らず、1F、2F、柏崎についてはですね、事故の関連の時どの様に推移したか。
と云うのは当社が1012年の6月にその、事故調査報告書、国会事故調、政府事故調が出る前後の会社としての報告書だったと思います。
その時に後半に、何か記憶にある方、若しくは何かメモを持っている方そう云う方を訪ねて調査してまとめ上げたのがあのレポートになっておりますので。
こういう調査ですから完璧にと云うことは中々申し上げられませんけれど、あれは相当な手を尽くして、事故の当時を再現してまとめたレポートだと云う風に私自身も思っております。


おしどりマコ
ありがとうございます。
真摯なご回答ありがとうございます。
東工大でのシンポジウムでは、姉川常務はこの社内事故調に関してもかなり批判的なコメントをされておられましたが。
この事故当時のメモについても、まあこれに関しては充分であったと云う誤認識なのでしょうか。
姉川原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長
はい。
原子力安全改革を開始した背景でも述べました様にですね。
あの報告書は事故の顛末については一定の精度。
中々難しいのですが、事故が起こった時その当時も混乱してますから。
それを掘り起こして書いてますので、その点については評価出来ますが、事故を防げなかった背景としての組織的に我々の技量の問題、安全意識の問題。
そう云うところに踏み込んでいないのが問題である。
と云う風に私自身も思っておりますし、それが故に福島事故の総括及び原子力安全改革プランと云う物を翌年の3月にまとめて、これも会社として出した物で有りますが。
足りなかった部分を補完したと云う形になっているかと思います。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
最後に確認なんですが。
この通称「柏崎刈羽メモ」については、やはり東京電力として今後も調査をされないと云うご回答で宜しいでしょうか。


姉川原子力改革特別タスクフォース長代理兼同事務局長
柏崎刈羽において、テレビ会議を見ながら文字起こしをしている記録があるのは私も承知をしておりますし、私自身も読んでおりますし、それについてクローズされていることは無いと思ってるんですけれども、その範囲のことを仰ってるかどうか、今その確認する術が有りませんので。
おしどりさんがご質問の範囲がそうであったか、今までの会見の事も担当してる者に確認した上で出すべき物が出ているのかを見た上で、そしてまだ存在する物が有るんであれば、追加の調査をしますし、充分今まで自分たちが把握してる物が出てるんであれば以上で持ってるものです。
と云うような答えになると思います。
それはちょっと確認させて下さい。

おしどりマコ
ありがとうございます。
よろしくお願いいたします。
2011年3月15日のメモについてです。
宜しくお願い致します。

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2014年06月18日の東京電力定例会見よりマコちゃんの質疑部分の下記お越しですねん!
DSC058121.JPG1回目の質問
おしどりマコ
4号機の使用済み燃料プールの移送について伺いたいのですが。
確か4号機は、変形した燃料が1本と変形が確認された燃料が2体の計3体が異常燃料として上っていたと思うのですが、この漏洩が確認された燃料が2体というのは、こちらの計算のどこに入るのでしょうか。
どのような取り扱いになったのでしょうか。
すいません勉強で。



東京電力小林氏
今回の曲がった燃料につきましては、それは共有プールのほうに移送するわけなんですが、共有プールにですねその、曲がった燃料専用のラックをまず準備いたします。
そのラックに、専用の輸送キャスクを使いまして、輸送するというようなことになります。
それからリーカー燃料と呼ばれておりますピンホールのある燃料なんですけれども、こちらにつきましても同様にですね、こちらの形状変形はございませんので通常のキャスクの中に入れて移送は可能でございます。
ただ、この場合同じように、破損燃料を移送するための少し小型のキャスクがございますので、そちらを使って共用プール側に移送することになるかと思います。


おしどりマコ
分りました。
破損燃料は、変形燃料とは別という事ですね。


東京電力小林氏
そうですね、パワーポイントの6ページをご覧いただきますと破損燃料ラックということで49体用のラックを1つピンク色の所ですね、これを新たに、リラッキングと申しまして従来あるラックを外して、そこにこの専用のラックを取り付けるというような作業を実施しますのでこちらに専用保管されることになります。


おしどりマコ
わかりました。
えー、破損燃料はこちらに保管をして、変形燃料は、うん?


東京電力小林氏
同じですね。


おしどりマコ
同じですね。


東京電力小林氏
このラックの中にですね49体の、7 × 7というようなマス目がございまして、その真ん中に曲がった燃料専用のですね、まあ入れるセルを作りましてそこに収めるということになります。
で、それ以外のところには、その他の破損燃料ですね、それも保管できるような形状となっております。


DSC05815.JPGおしどりマコ
わかりました。
この、スライド3の共用プール貯蔵容量の計算式で、別枠として上がっているのが変形燃料のみで、破損燃料が書かれていなかったので、それはどこに当てはまるのかと思ったのですが。
ご説明では、変形燃料も破損燃料も同じ扱い、この変形破損燃料用ラックになるということですか。
この式の中で。


東京電力小林氏
まずですね、この納める燃料でございますけれども。
まず今回、49体分の変形破損燃料ラックというのも準備いたしまして。
この破損燃料ラックというのはですね、曲がった物が入るような非常にリーズナブル。
リーズナブルというのは隙間の大きな部分とそれから燃料のですね燃料棒専用のセルみたいなものに入れまして、それごと納めるというようなことができる構造となっております。
ですので、燃料として形状を止めないような破損のあるような物があればそういう所を使って入れるということになっているかと思います。


おしどりマコ
ありがとございます、すいません質問はですね。
この※ 3のところで、「曲燃料は今後設置する破損燃料楽に貯蔵するため貯蔵量に含めない」
とあるのですが、その曲燃料と破損燃料というのは別枠で計算しているということですよね。
この※ 3を見ますと。
「曲燃料のみ貯蔵量に含めない」ということでは無いのですか。


東京電力小林氏
この43体分ですねこの、、、。
失礼しました、49体分がラックの中に納まるものはラックとして別扱いに多分なってるかと思います。
それが変形破損燃料を約49体分含まないということで。


おしどりマコ
では、4号機のものは変形燃料だけ、この容量49体のほうに入れ、破損燃料の方は、通常通り扱うという事かと理解したのですが、違うのでしょうか。


東京電力小林氏
ちょっと確認をさしていただきたいと思いますが。
いずれにしましても、不足分のこの157体に対して新燃料はそれよりも数が多い訳なんですけれども、180体と言う新燃料がある訳なんで、結果的にはその使用済み燃料と言うものも納める場所の余裕というのは充分ある状況でございます。
その中で、ちょっと数式等をどういうふうに考えているかというところですが、どちらのラックに入れるか、というのはちょっと確認させていただきたいと思います。


おしどりマコ
わかりました、すいません、質問の趣旨はですね。
4号機の異常燃料は変形燃料1体と破損燃料の2体、計3体あったはずなんですが。
ここで特記されているのは変形燃料1体のみなので、「その破損燃料2体はどういう扱いになっているのか」というのが知りたい所です。
この3体とも容量49体の変形破損燃料用ラックに行くのか、破損燃料は通常通りなのか、ということをどうぞよしくおねがい出します。


東京電力小林氏
確認さしていただきたいと思います。


おしどりマコ
はい、お願い致します。
で、ALPSのクロスフローフィルターについて伺いたいのですが。
先月廃炉カンパニーや様々な検討会などで資料が出ておりましたが、このVシールの部分、テフロンの部分の耐応が、最大応力が25日運転した時点で劣化する、と発表されておられましたよね。
で、この部分はもともと対応年数はどれくらいと聞いてフランスから輸入されておられたのでしょうか。


東京電力小林
以前のデータといいますか、試験をやったもので25日、250日というような形でやっていたかと思います。
で、25日ぐらいから少し脆化が始まるというところで、ただ使用上何か問題があると云う様な事ではなかったかと思います。
それから、だいたい250日ぐらい運転すると、かなり硬くなって伸びなくなるような、そのような結果だったかと思います。
当初はですね、急激に脆化をしてですねすぐに使えなくなるというようなところまでは想定していなかったようでございます。
ただ、状況としてですね一般的にテフロン系のものというのは放射性で脆化しやすいということは知られておりますので、そこのところは認識していたようでございます。
ただその中でですね、非常に短期間、今回で運転するような非常な短期間でここまで脆化すると云う所までは認識がなかった、というのが1つ今回の漏洩につながったという事かと思います。
で、その中で対策部品としてですねゴム系のものを使ったシールのもの、こちらをですね、検討しておりましてそちらのものも開発を進めていた。
ということでございますので、そういう意味では、短期間で壊れる、どのぐらいなら持つのかというような、明確な数字はないんですけれども、これほどの短期間で使えなくなるというところまでは考えていなかったということが現場でございます。

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おしどりマコ
えー、すいませんその、点検期間などを含め、機器の部品の耐用年数がどれくらいか、というのは点検やパトロールの基本だと思うのですが、この部分の耐用年数ご存じなかったということになるのでしょうか。


東京電力小林氏
分からなかったというよりはですね、大体1サイクルを運転してもそれは大丈夫だろう、というような判断だったと感じております。
要は今回はですね、通常の1サイクルを運転する前の段階で、このような脆化が起きてですねクロスフローフィルターからカルシウムなんかが流れてしまったりだとか、そういう様な状況でございますので、そこのところが本来想定していた耐用年数に対してそこまで持たなかった。
ということが原因かと思っております。


おしどりマコ
えー、わかりました。
第20回の監視評価検討会で、クロスフローフィルターのvシールの議論で、「放射線やさまざまな原因による劣化がわかっていながらなぜ交換しないのか」
という質問に対して松本潤(廃炉推進カンパニープロジェクト計画部長)が「フランスから輸入しているものであって時間がかかる」とお答えになっておりまして。
「これは輸入して日本に届くまでどれくらいの期間がかかるのか」と4月18日と23日に質問していたのですがそのご回答は頂けますでしょうか。


東京電力小林氏
フィルターの、パッキンの輸入期間につけましてはちょっと今私もデータを持っておりませんので。
こちらについてはちょっとご回答出来るかも含めて確認をしたいと思いますけれども、ちょっと契約に関わる話も含みますので確認させて頂きたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
アルプスB系の漏洩、吸着棟CFFの漏洩がまあ、わかった今年の3月の時点で、具体的に言いますと3月19日の時点で9記者会見におきまして「AC系とB系の差として、ホット試験の1ヵ月と2ヶ月の違いは関わってくるのではないのか」と質問したのですが、当時の会見者である小野市は「全くそれは考えておらない」とおっしゃっておられましたか、結局ここの部分の耐用期間が問題であったということで。
これはあのー、これはすいません、不勉強な素人でも気付く問題点を、課題とはされておられなかったのでしょうか。


東京電力小林氏
3月19日と云う状況ですのでその中の時系列等の確認をする必要もあるかと思いますけれども、まずその時の段階ですねここまでの原因が確認されていたかということが1つあるかと思います。
でその後にどのくらいの劣化速度があるのか、というような確認がされていると思いますので、そういう所も含めて今の結果に至っている状況かと思いますので、一概にその当時、判断を誤ったのか、というとそういう事ではないんじゃないかと思います。


おしどりマコ
わかりました。
すいませんその後勉強したのですが、耐放射線のパッキン剤、シール材としてEPDM、エチレンプロピレンゴムの使用は自己以前から少なくとも2008年には日本でもJAEAやKEK(ケック)などで発表されておられますが、6年前に出ていいてスタンダードとなっている知見、あの先ほど小林さんも仰っておられましたが「テフロンは放射線に弱く、合成ゴムが強い」という事はアルプスの中で活用されておられなかったのでしょうか。


東京電力小林氏
そうですねまずあの、こちらのフィルターでございますけれども、こちらユニットという形で製作されております。
その関係で当初このフィルターに合うものといたしましては、V型のテフロン型シールが、これが標準だったようでございます。
でその後にそういうところも含めてですね、フィルター自体の改造が必要だということで現在はその改良品が入っている状況です。
なのでこの、多核種除去設備を建設した段階でこのゴム系のパッキンを使う事は1つ想定はされたかと思うんですけれども、同じようなこのフィルターの中でですね、それを仕様を持ったものがなかった、という事で改めてこれは開発をしている状況でございます。
ですので、確認ができた中で比較的早いところで新しいゴム製のもののパッキンに取り替えられている、そう云う所も有ろうかと思います。


おしどりマコ
わかりました。
輸入していたユニット、フランスのアレバ社ですかね。


東京電力小林氏
製品については、、、。
詳しいところはちょっと差し控えさせていただきたいと思います。


DSC05828.JPGおしどりマコ
はい。
耐用年数や、仕様などが分からなかった、と云うことで。
わかりました。
では、第4アルプスの進捗状況はどの程度進んでいるんでしょうか。


東京電力小林氏
そうですね、まずアルプスについては、第4と仰ってるのは、何をさしているのかは、ちょっとアレなんですけれども、今の段階では高性能の核種除去設備、それから当社が建設します、2つ目の多核種除去設備ということで、トータルいたしますと3種類が今検討が進んでいる所でございます。

おしどりマコ
あの存じておりますが、第4アルプスについて、計画段階に入った、ということを伺いまして。
で以前こちらでプロジェクターで繋いでの会見で、福島第一原子力発電所の所長である小野所長に第4アルプスについて伺ったところ、「まぁいろいろ計画段階に入っている」と第4アルプスについても検討しているという事をお答えいただいたのですが。


東京電力小林氏
それをですね、今後どういう風にしていくか、というところはまだ決まったという話は私は聞いておりません。
けれども、そういうところでいろいろな手段方法というのは日々検討されております。
ですのでその中で、ひとつの項目として上がっている可能性はあろうかと思います。
ですので、小野としては、その中で「そう云う検討も進められているよ」ということを申したのではないかと思いますが。
今の段階で「これが今ここまで進んでいる」とかそう云うような情報というのは現段階では私は聞いておりません。


おしどりマコ
わかりました。
では質問の回収後したいのですが。
まず魚介類の核種分析結果について、銀とセシウムは全く、、、。
すいません今日の資料では銀の資料は出ておりませんが、以前ストロンチウムと銀の核種分析結果について発表された時の質問の回収なのですが、銀とセシウムは全く挙動が別で、セシウム合計値が1万を超えていても銀はNDであったり銀が30Bq/kを超えていてもセシウムが100以下であったり、全く相関はしていないのですが。
なぜストロンチウムの検出をセシウムの沢山出たものだけにしているのか。
セシウムとストロンチウムは必ずしも相関していない、にもかかわらず魚介類のストロンチウムの測定をセシウムの合計値が高いものだけに絞っているのか。
と聞いていたのですが、お答えいただけますでしょうか。


東京電力小林氏
今のご質問はストロンチウムを測るのがなぜ、例えば5個体なのか、とかそう云うことでよろしいでしょうか。


おしどりマコ
いえ、5個体であり、セシウムの合計値が高いもの。
上から高い物のみをストロンチウムも測定しているということについてです。
前回の発表でもありましたが、セシウムの合計値が高い物が必ずしもストロンチウムの測定値が高い、という相関関係では有りませんでしたので、銀とセシウムなども全く逆の関係になってますので。
反比例しておりますので。


東京電力小林氏
まず銀についてはですね、セシウムの測定をする中で一緒に測られる物になっています。


おしどりマコ
存じております。


東京電力小林氏
その中で出てきた物、検出されたものについて掲載させていただいておりますので、それだけしかでておりません。


おしどりマコ
存じております。
なので、にもかかわらず、、。


DSC05832.JPG東京電力小林氏
その状況でまず、セシウムの上位5個体でなぜストロンチウムを測っているのか。
ということに対しましては、これは以前「どのようにサンプリングをしていくのか」「どのような評価をしていくのか」ということで議論はされているかと思います。
その中でですね、水産庁さんの総合研究センターで実施されております魚介類の測定結果。
こういうものを見ていきましてもですね、セシウムに対するストロンチウムの比率とゆうのを見ていきますとセシウムに対してストロンチウムは非常に小さな値になると、大体数千分の1程度ぐらいでしょうと。
でこれは今、水産庁さんの色々とお出しされている資料の中で確認されてもそのようなことが確認できるかと思います。
そのようなことからですね、セシウムをしっかり管理しておけばストロンチウムについても問題なく管理できるだろう、そこの所がかなり安全に評価されるということが確認されておりまして、ただその中でやみくもにですね、ストロンチウムを測るという事は実施していなかったですけれども、その中でセシウムの高いものを測定することによって、ストロンチウムがどういう状況にあるのかというのは併せて比較しておいたほうがより安全だ、ということが言えるかと思います。
その状況からセシウムを管理しておけば基本的には問題ないという判断の中で、参考としてストロンチウムをとっていくと、その中で取り方としてはやはり、セシウムは高いものに対してストロンチウムが出やすい状況ではありますので、その高いもの上位5つを見て、状況を見ていればですね少なくとも、セシウムを管理していく中でストロンチウムというのは逆転するような事はないでしょうと。
そういうことが確認できていればより安全な確認が取れると、そういう様な趣旨から基本的には判断方法としてはストロンチウムを管理することによって、その安全性を判断するというような方法をとっているというのが現状だったと思います。
その中であくまでもストロンチウムはそれの裏付けとして参考にとられているデータと。
そういう風に考えております。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
水産庁の資料を見たのですが「予測」という程度でセシウムとストロンチウムは相関しているという発表ではありませんで、まぁ…。
すいません、もう一度確認します。ありがとございます。
もう一つ質問の回収なのですが、広野火力発電所にドラム缶に入れたコンテナの中で保管している、、、。


東京電力司会
おしどりさんすいません。
まずは本日の資料に基づいたご質問を、他の方いらっしゃるかもしれませんのでまずはそちらを先に。


おしどりマコ
それは、司会の方の個人的なオススメで決まりではないはずでした。


東京電力司会
決まりではないですけれども申し訳ないですが、他の方、質問いらっしゃるかと思いますので。
まずはそちらを先に、宜しいですか。


おしどりマコ
わかりました。
では、決まりではありませんがお譲り致します。


 

DSC05831.JPG2回目の質問
CFFについて追加で少し伺いたいのですが。
アルプスの1サイクルというのはどれぐらいでしたでしょうか。
すいません不勉強で、2週間でしたっけ。


東京電力小林氏
各種除去設備に関しては、1連の試験としては120日間連続運転というのが1つあったわけでございます。
で、それをやるとですね、一通りのベッセルの交換が入ってくると、まあそういう流れですのでこれは1つの運転サイクルと云うことにになるかと思います。
ただ、実際はですねその交換をしながら運転を続けていくわけなので、その一つのサイクルというのは例えば1年であったりだとかそういう様な長いスパンです。
今の段階でどれぐらいを想定していたかというのは手元にデータがございませんけど。


おしどりマコ
わかりました。
先ほど、テフロン製のvシールが1サイクルはもつと小林さんは仰っておられましたが、それは何日間を想定してのお話なのでしょうか。


東京電力小林氏
これは今回のですね、検査の中では約250日というところで、もうかなり劣化してしまうということが確認されておりますけれども、まぁそこまで早いとは考えていなかったですので、それよりは少し長い期間、つまり大体1年ぐらいではないか。
ということでお話をさせて頂きました。


おしどりマコ
わかりました。
あの、強度が落ち始める最大応力発生は25日ですよね。
250日ではなく。


東京電力小林氏
そうですね、少し落ち始める事が確認できるのがそのあたりということが今回の検討結果と言いますか、実験で明らかになったという事かと思います。
ですので、今回採用した時にはそこまで短時間でそういう劣化が始まるということは想定していなかったという事が今回の要因であると考えております。


おしどりマコ
わかりました、すいません不勉強なもので、テフロンが原子力の施設や、JAXAなどの宇宙関係のもので本来採用不可になっておりますよね。
JAXAでも高線量下では引っ張り強度と硬度の低下が起きるので、採用不可。
で、今回原発事故の後の高線量汚染水の除去ですが、もともと厳しい状況下での冷却水の供給装置や耐放射線に優れた冷却水ジョイント用シールなどでテフロン製のものは、そもそも使用されない事になっておりましたがこれは、このフランスのユニットメーカーは、アレバ社はご存じなかったのでしょうか。


東京電力小林氏
こちらのですね多核種除去設備については、ご存知の通り東芝さんがですね日本で組み上げて使っている物ですので、そういう細かな話についてはどのようになっていたのかというところがちょっと私共で確認出来ていない状況です。


おしどりマコ
わかりました。
で、東京電力御社としてテフロンが耐放射線に劣っている、劣化しやすいということはご存知で。しかし耐用年数が分からずフランスから輸入するのに日にちがかかっていた。という状況があったということですね。


東京電力小林氏
そもそもですねこの、パッキン自体を頻繁に替えるという想定にはなっていなかったのだと思います。
ですので、大体運転するサイクルの中でその、点検毎に取り替えるということで、そこに間に合うように部品は準備すると云うのがまあ一般的な考え方かと思います。


おしどりマコ
わかりました。
その点検のスパンというのは250日ですか。
120日ですか。


東京電力小林氏
そこについては確認をさせていただきたいと思います。
どのぐらいを想定していたかというのはちょっとデータがございませんので。


おしどりマコ
すいません、そもそも論で申し訳ないのですが。
このアルプスはもともとフランスでどの程度の線量下で何日位の使用実績があったのでしょうか。
このテフロンのvシールはどの程度元々の使用実績があったのでしょうか。
というのが知りたいのですが。


東京電力小林氏
そちらについてはちょっと私は今わかりません。
また当社としてどのような確認をしていたかというところも確認しないとわからないですが、元々の設計としては、東芝さんの設計でございますので東芝さんがどのような判断をしたかということになろうかと思います。
こちらはですね回答できるかも含めてちょっと色々なそういう技術的な問題もあるかと思いますので確認をいたしますが、どの様な形でお応えできるか含めて確認いたします。


おしどりマコ
わかりました宜しくお願い致します。
で、別件ですが、一昨日に質問していた事の回収ですが。
5月27日に柏崎刈羽で固体廃棄物貯蔵庫のドラム缶の保管数に誤りがあり、それを受け5月29日に規制庁が「東京電力株式会社の各発電所において誤りが散見しているので調査するように」と指示があったのですが、どの発電所でどういう本数の誤りがあったのか。
というのを発表していただけませんでしょうか。


東京電力小林氏
柏崎刈羽のドラム缶の状況でございますが。
ドラム缶については8本がデータの中に取り込まれてなかった。
という状況で紙ベースの台帳の中にはそれがあったと云うようなことです。
ですからまずこの8がまず違っていたと。
それから、それ以外のところ、どのように申し上げたかは明確にはわからないのですが。
当社として1つ想定されると思っているのが。
福島第1の4号機の燃料プールのチャンネルボックスの数え間違えというのが平成25日12月にございました。
これが1つ。
それから福島第二の1号機で中性子検出器の数え間違えというのが26年の3月にございました。
この辺をさして「数え間違いが散見される」と言う事をおっしゃられたのではないか。
と考えておりますが、ドラム缶の本数に関して確認致しましたところ、柏崎8個がカウントされていなかったということ以外には確認出来なかったという様な状況でございます。


おしどりマコ
わかりましたありがとうございます。
では、また一昨日の質問の回収なのですが。
昨日発売の週刊朝日の記事におきまして、広野火力発電所の敷地内において、ドラム缶に入った汚染放射性瓦礫がコンテナの中で保管してある。
という事についてどの程度のものがどのぐらいの量保管しているのか。
という事の発表はされないのでしょうか。


DSC05843.JPG東京電力司会者
はい、それは司会の方から回答させていただきます。
週刊朝日さんの記事の中には「内部資料に基づいて」と言う事でありましたけども。
ちょっとその内部資料がどれに該当するのかわからないものですから、そちらについては確認できておりません。
一方でですね、まず最初に申し上げたいのが、福島第一原子力発電所の事故によりまして、福島県内下より広く放射性物質を拡散、してあの、させてしているということについてはまず、深くお詫びを申し上げますが、あの周辺地域同様、の中にあります広野火力発電所の構内におきましては、発災直後、放射線量が上昇しておりまして、工事に伴い発生した廃棄物には1部放射性物質を含んだ廃棄物等が発生していると云うことがございます。
その廃棄物については線量確認等を行った上、処分等を行っておりますけれども、処分先が現時点で未定なものについては構内で仮置きをしていると、そういう状況でございます。
でその廃棄物に付きましては指定廃棄物関係ガイドライン、これに準じまして管理をするとともに、作業員の安全と、そういった事もしっかり代表者に線量計を持たせるですとか、そういった管理をしているという事でございます。


おしどりマコ
わかりましたありがとうございます。
では、記事のものがどれに該当するかは確認されておられない。
ということで。
では、広野の火力発電所に工事の時に発生したと言われる放射性瓦礫は実際に有るということですね。


東京電力司会者
そうですね、はい。


おしどりマコ
わかりました、それはどの程度の線量でどのぐらいの量か、ということの発表されないのでしょうか。


東京電力司会者
今手元にその資料は特段公表のためには取りまとめておりません。
基本的には、周辺地域と同様にその中で、構内で発生した廃棄物等については、外に搬出できないものにつきましては、適切に管理をさせていただいているということであります。


おしどりマコ
わかりました。
発表する用意はない、ということですね。
すいません、要望なのですが。
敷地内の物であると云う事と、除染側、電離則に鑑みましてもどの程度の物が何処にどれだけあるのか。
一応資料を私も見たのですが、最高で19.3μSv/h程度の物が110m3ある。
と云うことで、敷地境界での線量やその付近に住んでおられる、移動しておられる住民の方々の被ばく線量にも関係してくる情報ですので、どの程度のものを何処にどれくらい保管しておられるのかというのも公表を要望いたします。
よしくお願いします。


東京電力司会者
はい、まずそこは確認させていただきますが。
先ほども申し上げました通り、広野につきましては、福島第一とはまた違ったものだと認識しておりまして、要はその放射性廃棄物をその中に内在しているというような、常に構造的に外に出しているというようなそういうとこではございません。
その中にある廃棄物等については、線量管理などしながらしっかりと適切に保管していると認識しておりますし、先程の周辺の片方の影響と言うお話がありましたけれども、広野発電所では発災以降、線量の定点観測等もしておりまして、そこに尽きましては、しっかりと周辺地域への影響の無い事は確認している所でございますので、そこはご理解いただければと思っております。
基本的にまずそういうことでご理解頂ければと思っておりますけれども。


おしどりマコ
ありがとうございます。
事故直後海水データなどで測ってるおられました岩沢海岸は広野火力発電所のすぐ横ですが、事故直後から見ましても、岩沢海岸や広野火力発電所でも海水の放射性物質の濃度や、空気中の線量などは上がっております。
ですので、この放射性瓦礫も福島第一原発事故由来のものですので、現時点でどの程度のものがどれぐらいあるのか。
という情報にもなりますので、どうぞ公表を改めて要望いたします。
あの、広野火力の方までは影響がないという事は、実際岩沢海岸で測定をされておられ数値は上がっておりましたので、要望いたしますよろしくお願いいたします。


東京電力司会者
はい、まずはご要望として承りますので。


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 前 半                     

DSC05052.JPG

おしどりマコ

少し不勉強なのですが、耐震の設計のモデルが断層モデルのみのような気がするのですが、これはアスペリティとかはどのように評価されているのでしょうか。

断層面間の強く固着した部分の歪みの領域です。

 

DSC05049.JPG

東京電力原子力設備管理部

安全調査グループマネージャー増井氏

ちょっと確認をさせてもらってよろしいでしょうか。

 

 

おしどりマコ

分りました、あの東日本大震災は、発見されなかったアスペリティ、非常に広い範囲でのアスペリティの影響が大きかったので、これは平成20年の保安院の資料等、柏崎刈羽はアスペリティにも評価されておられますので。

今回はアスペリティは評価されていないのでしょうか。

 

DSC05056.JPG

東京電力原子力設備管理部

土木調査グループマネジャー 谷氏

そういった意味ですと、地震動を発生させるモデルとして、断層ごとにアスペリティを設定して、で、地震動を設定しております。

 

 

おしどりマコ

わかりました、断層ごとのアスペリティではなくその、東日本大震災の場合は連動したアスペリティの震災だったと思うのですが、そういう評価があるということで。

アスペリティの連動の評価というのはされておられるのでしょうか。

 

 

東京電力原子力設備管理部

土木調査グループマネジャー 谷氏

地震動をやっているものと代わります。

 

DSC05061.JPG

地震グループ 水谷氏

基本的に今回、先ほど説明にありましたように、連動を考慮して評価しているという中で、去年の意見聴取会ですね、その中で連動した際のアスペリティの配置等についても色々なケースを保守的に考えて評価、実施しております。

 

 

おしどりマコ

評価はされているということですね。

これは特に資料には載っていないと思うのですが。

 

 

地震グループ 水谷氏

今回そうですね、それで、実際に当時連動した際の地震動評価につきましては去年の、保安院の時代ですが、意見聴取会の資料ということで全て公開になっておりますのでそちらをご参照いただければ全てわかると思います。

 

 

おしどりマコ

分りました、アスペリティが連動した場合の方が、活断層が連動した場合より評価として小さいということで載せておられないのですか。

 

 

地震グループ 水谷氏

えーと、アスペリティが連動というか、まぁ、断層が連動した際のアスペリティ、アスペリティは断層の中にありますので、その配置が、色々考えられますのでそういったものについても不確かさを考慮し評価をして実施しているということでございます。

 

 

おしどりマコ

分りました、ありがとうございます。

今年の4月からソーシャルコミュニケーション室が出来て、柏崎刈羽にも10人ディスクコミュニケーターの方々が配置されていると思うのですが、今回そのリスクコミュニケーターの方々は、どういった働きをされているのでしょうか。

すいません、少し本筋と離れますが。

これは、地域の透明性を、柏崎刈羽の透明性を確保する地域の会や、新潟の泉田知事との話し合いにおいて、柏崎刈羽のリスクコミュニケーター10人の方々はどういったお仕事もされているのかという質問です。

 

DSC05071.JPG

東京電力司会の方

具体的な活動に関しては確認させてください。

基本的にはソーシャルコミュニケーション室はご存知の通り、先に我々にありました社会目線の欠如、ということで、それを社内にですね、反映させましょうと云うことで、必要な情報は適宜に確認、分かり易く説明しましょうということでなっております。

それをですね1人1人が活動するのがリスクコミュニケーターということで考えておりますので、リスクコミュニケータに関しては地域のご説明ですとか、マスコミのみなさんへのご説明も含めて対応させていただく機会があると言うふうに思っておりますけれども、今回の中でですね、どのような活動したかというのはちょっと確認をさせて頂ければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 

おしどりマコ

分りました、毎回どういったお仕事されているのか質問をするのですが、あまり公表はされないので、、、よろしくお願いいたします。

 

 

東京電力司会の方

具体的な活動内容については確認させて頂ければと思います。

 

 

おしどりマコ

よしくお願いします。

 

 

 

 後 半                       

DSC05078.JPG

おしどりマコ

1ヶ月毎回聞いているのですが、この辺の地下水の流速と総量の評価というのはまだできていないのでしょうか。

 

 

東京電力 尾野氏

それはまだ今評価中です。

 

 

おしどりマコ

まだできていないということですね。

では、前回地下水の観測孔から汲み上げる時のどの位置で汲み上げているのか、というのを質問して、ご確認をして頂くという事だったのですが。

 

 

東京電力尾野氏

観測孔のどの位置か。

 

 

おしどりマコ

そうです、毎回500ml汲み上げ、そして地下水がどのような変化をするか、という様子は見ているのか、という質問です。

 

 

東京電力尾野氏

えーと、地下水、、。

 

 

おしどりマコ

地下水の観測孔は毎回500ml汲み上げており、そして毎回その水位はどのように変わるのか、どのあたりで汲み上げているのかということです。

 

DSC05089.JPG

東京電力尾野氏

各観測孔から、とるサンプルの量が500mlということで、申し上げたと思いますが、その500mlのサンプルをとるにあたって、ポンプである程度の水を組み上げてそれで、水が澄んできた所でサンプリングしますから、実際にボウリング孔から、汲み上げる水というのは500mlよりも多くなろうかとおもいます。

それが、どのくらいかということは正確に把握しておりませんけれども。

 

 

おしどりマコ

なるほど、それはどのくらいくみ上げてどの深さか、ということがチェックはされていないのでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

吸い上げてる元の深さのことをおっしゃってますか。

 

 

おしどりマコ

はい。

 

 

東京電力尾野氏

これはちょっと確認させてください。

サンプリングの仕方の話でございますね。

 

 

おしどりマコ

はい。

それで、地下水観測孔の水位は特には見てないということですか。

 

 

東京電力尾野氏

これは先程、どなたからかご質問がありましたが、確認の上回答させて戴きたいと思います。

 

 

おしどりマコ

わかりました、前回も質問しておりますのでまたよろしくお願いいたします。

で、あと地下水のph(ペーハー)や電導度、塩分濃度と云うのは測定されていないのでしょうか。

 

東京電力尾野氏

いま、確認しているのは、放射性物質濃度ということで対応してるという風に聞いております。

 

 

おしどりマコ

しかし、2013年の5月以前まではトレンチと繋がっている立坑の塩分濃度などは発表されてますが。過去。

 

 

東京電力尾野氏

必要なものについては、更に調査、確認をしていくということも検討して行きたいと思いますが。現在測定しているものは放射性物質濃度であるということでございました。

 

 

おしどりマコ

これは、0.45の経のメンブレンフィルターでろ過処理をされてますが、これは、JISの有姿撹拌試験と同程度の物と思いますが、これは、同時にろ液のphと電気伝導度も測定できますよね、まあ、それがスタンダードな測定方法だと伺ったのですが。

東京電力の分析センターではphと伝導度は測定してないということですか。

 

 

東京電力尾野氏

確認させていただきたいと思っておりますけれども、今測定しておりますのは放射性物質濃度ということでございます。

 

 

おしどりマコ

わかりました、 元々東京電力の液体廃棄物処理系は伝導度で分けられていたと思いますので、低伝道度廃液系と高伝道度廃液系と、なので伝道度はスタンダードに測るという事ですので、それは測定されておられるのか。測定されているのであれば公表して頂きたいとおもいます。

 

 

東京電力尾野氏

高伝道度系と低伝道度系の廃液というのは元々、、。

 

 

おしどりマコ

機器ドレンと床ドレン。

 

 

東京電力尾野氏

元々はなんというんのですか、ラインが別々のものでございますから発生源が異なるものごとに別の対応をとっているということで、測って分けているというわけではございません。

 

DSC05068.JPG

おしどりマコ

おっしゃる通りですね、なので伝導度が廃液に関していろいろ意味を持ってくると伺いましたので、 JISの有姿撹拌試験でどのように測定しているかということをご確認よろしくお願いします。

で、0.45のメンブレンフィルターのその経を使っている理由はご確認いただけたでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

こちらの方は、ラボにある標準的なフィルターを使っているというようなことでございます。

 

 

おしどりマコ

分りました、 0.5マイクロの経はラボにはないということですか。

 

 

東京電力尾野氏

え、ラボで標準的に使っている物というふうに回答していただいております。

 

 

おしどりマコ

、、、すいません、存在しているかどうかという質問です。

 

 

東京電力尾野氏

それ以外のフィルターがないか、と言うとそういうわけではないですが、標準的に使ってるもので対応していると言うことでございます。

 

 

おしりマコ

分りました、では最も目の細かい0.45マイクロを何故使っているのか、というお答え頂けますでしょうか。

 

DSC05097.JPG

東京電力尾野氏

これは、使っている理由は標準的に使っているものを使っているということでございますが、何度かご質問いただいておりますけれども、セシウムでございますけれども、土壌等について留意になっている物というのは、このフィルターで取れるということになりますが、溶液状のものということでいいますと、このメッシュでは通過してしまうという事だそうでございますので、このメッシュを使っているというのがイオン状のもの、溶けているものといったものも濾すということにおいては特に支障はないというふうに考えております。

 

 

おしどりマコ

その、ポンプの吸い上げによるコンタミを見るなら少し目が細かいのではないかと聞いていたのですが、これ0.45の経は、0.5マイクロ以下の経だと懸濁態、濁った状態でも地下水は流速と総量によって動きますので、これは、高濃度の汚染水の地下水が、どのように動くかというのも見るための試験だと私は認識していたのですが、これは、セシウムの溶出率というか、溶存態を見たという事だけなんですか。

 

 

東京電力尾野氏

これは、もともとセシウム濃度が、非常に短期間で上がったということの中で、どのような状況であるとかいうことを確認していくという目的でフィルタをかけたということでございます、ですので通常セシウムというのは、土壌に吸着されやすい性質を持っているということですから、ラボで標準的に使用できるフィルターを、ろ紙を使いましてこれで濾した、ということでございます。

 

 

おしどりマコ

すみません、質問の意味はですね。

先ほど尾野さんも仰っておられましたが「3号スクリーンの値が高めになったのは雨の影響があると、雨で高めになった」とおっしゃっておられましたが、この地下水観測孔の1-2が高くなった7月8日はこの浪江町の天気予報を見ますと、降雨だったんですね、雨で地下水が増えて地下水が濁って懸濁態になったという可能性もありますので、その、通常使っているフィルターを使ったと云う事ではなく、ポンプの吸い上げによるコンタミではなく、降雨による地下水の増量による濁った状態、懸濁態になったということを評価はしなかったということなんですね。

 

 

東京電力尾野氏

それは、そのような評価はしてございません。

ただしですね、雨によって上がっているということが明確に見えているところは、3号のスクリーンでございます。

で、3号のスクリーンについては折に触れて中長期対策の進捗状況ですね、ロードマップの進捗状況の説明の折りなどにもお話しさせていただいておりますけれども、これまで調査している中で雨と3号スクリーン内のセシウム濃度の増加と云うのはどうも相関がありそうだということについては、これまでご説明している通りでございまして、その関係と同じ動きをしている、ということで雨の影響であろうというふうに申し上げております。

 

 

おしどりマコ

それは雨で地下水などが流れ込んだという考え方ですか。

相関があると。

 

 

東京電力尾野氏

地下水が流れ込んだ物なのか、或いは表層を流れたものがその場所に何らかの理由でより集まり易い状況が生じてるのか、或いは違う理由があるのか、というとこについては調査中でございます。

 

 

おしどりマコ

わかりましたでは、phと伝道度と塩分濃度を測定しているか。

そして、測定しておられればその公表を、宜しくお願いします。

あ、あと、観測孔の深さの件も宜しくお願いします。

 


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