何とも申し上げられません

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2013年11月29日東京電力定例会見より

おしどりマコ
数日前の事になりますが、26日に3号機のタービン建屋海側にある海水配管トレンチのモバイル式浄化装置からの漏えい検知器が動作する、ということが有りましたが。
その溜まり水をサンプリングした結果、検出限界値未満であったことから雨水と判断したということなんですが、その検出限界値が。

セシウム134:検出限界値未満(検出限界値は430Bq/L)
セシウム137:検出限界値未満(検出限界値は650Bq/L) 

になっています。

これは排水の告示濃度限度よりはるかに高いのですが、これはどういった理由でこの検出限界値で雨水と判断されたのでしょうか。

DSC09338.JPG
東京電力今泉氏
今、手元にはそういった細かい資料はございませんけれど、その検出限界値以下ということで、そのシステムからの漏洩ではないという風に判断しているということです。


おしどりマコ
昨日までに電話取材を東京電力の方にさせて頂いたのですが。
「測定した時のバックグラウンドが高かったので、検出限界値が高かった」とご回答いただいたのですが。
どのような状況でセシウム134 、セシウム137が数百Bq/L が検出限界値になるような測定になったのか、バックグラウンドがどのぐらいのところで測定をされたのか、ということをお調べしてご回答いただけますか。


東京電力今泉氏
いま、おしどりさんは、この測定にあたってどういう条件で行ったかというところを教えて欲しい。ということですか。


おしどりマコ
そうです。


東京電力今泉氏
あの今、ちょっと私、お答え出来ませんので、ちょっと確認を致します。


おしどりマコ
で、この件に関して追加で。
27日の規制庁の面談資料に「モバイル式処理設備の雨水浸水による停止に係る面談」  
で、この件の資料がありますが。 
この資料にはこの、雨水と判断した根拠の検出限界値が記載されておりません。
この数百Bq/L が記載されていないのですが、その理由は何故かというのもご回答をよろしくお願い致します。
で、もう一点。
その雨水と判断された溜まり水は結局どういう処置をしたのか、ということもお答え頂けませんでしょうか。


東京電力今泉氏
申し訳ありません。
全て確認をしてからお答えします。


おしどりマコ
よろしくお願いします。
で、本日のこの「被ばく線量の分布等について」 http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu13_j/images/131129j0301.pdf の資料なのですが。
この10msvを超えた方々。
比較的高線量の作業をされた方々は、主にどういった作業をされていたのでしょうか。
まあ、護岸エリアが主なのかもしれませんが。
具体的にどのような作業だったのか、というのを教えていただけませんでしょうか。


東京電力今泉氏
えーと、先ほどちょっと申し上げましたが、護岸のそういった取水作業であったり、トレンチ関係のいわゆる除染といいますか、浄管ですかね。
こういったところに関連する作業というふうに聞いてますけれども。


おしどりマコ
凍結装置関連ですか。


東京電力今泉氏
あ、いえいえ、ではなくて今申し上げたモバイルの話です。


おしどりマコ
あの、トレンチの凍結ではなく、トレンチの除染ですね。
はい、わかりました。
で、10月の分だけAPDの速報値で、8月、9月の分が、ガラスバッジやリングバッジ、ドーズメーターなどの積算型での追加になってますが。
これは、以前のものからずっとそのAPDから積算型が追加された人数を出して行きますと、8月、9月で段々追加の人数が増えてっているのですが。
これはやはり、β線での被ばくの作業が増えてきたという風な理解でいいのでしょうか。


東京電力今泉氏
いや、そうではないんじゃないかと思いますけど。
あの、何れにしましても、ガラスバッジで測定したデータとAPDで測定されているデーター。
この比較によって、高い方をこちらに載せるということになりますので、そういった評価をした上でそういった、あー、あー結果になっているかと思います。
更に、ガラスバッジだけで測定されている企業さんもありますので、まぁ、そういったところが影響してますので、そのβ線の被ばくがどうだ、こうだという事ではないんじゃないかと思います。
DSC09346.JPG
おしどりマコ
わかりました。
これ、追加でAPDから積算型が加わった時にどのくらいの人数が増えていったか。
という事は出してますか。
それを見ていくとだんだん増えていってますが。


東京電力今泉氏
あ、え、っとー。


おしどりマコ
その、評価をされておられるのかどうか。
その数字を出しておられるのか、どうかという質問です。


東京電力今泉氏
あ、まあここに書いてある被ばくの分布が全てだとおもいます。


おしどりマコ
「全て」ではなく、、。
あの、これだけですと毎月そのAPDから積算型に置き替わったときに、どの人数が追加されたか、というのはその、過去の資料を見比べていかないと出てきませんので。


東京電力今泉氏
あの、実際にまあ、我々その被ばくの分布っていうのを、えっと、どうなってるかというのを確認している、というのが主でございますので、基本的には、、。
まあ実際にそういう確認をしているのかというのは私にも分かりませんけれども。
まあ、先ほど申し上げました通り「これが全てだ」と申し上げたのはそういう事です。


おしどりマコ
わかりました。
では「追加の人数に関して何らかの評価はされていない」という理解でいいですね。


東京電力今泉氏
何とも申し上げられません。


おしどりマコ
えっ。


東京電力今泉氏
なんとも申し上げられません。


おしどりマコ
なんとも申し上げられない、。。
はい、わかりました、、。
で、この「福島第一原子力発電所の状況」についてなのですが、<5.その他> の地下貯水槽の関連で、「地下貯水槽周りの新設観測孔の測定結果」で、高い値が出たのは「4月に発生した地下貯水槽漏えい時の残渣等か?混入した可能性か?考えられる。」とありますがこれは具体的に残渣のppmなどは出しておられますでしょうか。
DSC09356.JPG
東京電力今泉氏
いや、出して無いです。


おしどりマコ
この残渣の混入した可能性というのは、目視ですか。
推測ですか。


東京電力今泉氏
いえ、あのー、推測になります。

 
 おしどりマコ
目視ではなく、ppmでもなく推測ということですね。


東京電力今泉氏
実際にこのNo.2の地下貯水槽については、実際の水自身がそんなに高いものでもございませんので、そういう状況を踏まえると、一つの可能性としては残渣が混入してきた可能性が有ると、いう事が書かれているということです。


おしどりマコ
確か護岸エリアのサンプリング資料は残渣が5ppmの物をサンプリング資料として使用、採用しているということでしたが、地下貯水槽の観測孔付近も何らかのそういうような基準などはあるのでしょうか。
残渣に関して。


東京電力今泉氏
あのー、実際に、えーとー。
測定の飼料の採取というところは、その測定に当たってはどういった、えー、正常といいますか、まず目視でどういうような水があるか、というところは確認しているかと思います。
この、残渣が幾つかということについて、ここで測って云う事は私は聞いてはいませんけど。


おしどりマコ
わかりました。
ご確認していただけますでしょうか。


東京電力今泉氏
えー、、。
わかりました。
確認致します。


おしどりマコ
その可能性として「残渣」という言葉を用いられるのなら具体的にどう評価されておられるのか、というのを正確に教えて下さい。
よろしくお願いします。


東京電力今泉氏
今申し上げた通りだと思います。


おしどりマコ
はい。
で、昨日までに。
H25/11/26?28 11/5 に発生したえい航船のスクリューに巻き込まれたシルトフェンスの復旧作業をされておられるのですが、具体的にどのような作業をされてるのでしょうか。
確かずっと、えい航船が岸壁近くに係留されて、外側のシルトフェンスをスクリューに巻き込んで、という状況だったっと思うのですが。


東京電力今泉氏
あの、どのようにこの巻き込みを解消して行くかというとこは検討していましたけど、実際に、船の巻き込んだ所の近くのシルトフェンスを切断しまして、それで船がシルトフェンスから離れるようにしています。あと、その船をどうするかということでございますが、一応船の方の汚染測定をいたしまして、いわゆる基準値以下、 40ベクレル以下になりますけれど、そういったところを確認した上で、専用のドックのほうに持っていってその状態を見て、修理をするという、そういう状況になってるかとおもいます。


おしどりマコ
わかりました。
では現在、2重のシルトフェンスの外側を一部切断されている、という状況ですか。


東京電力今泉氏
はい。
ただ、その作業に当たっては健全なシルトフェンスの内側にもう一つシルトフェンスをつけて、現在は2重になっているという状況かとおもいます。


おしどりマコ
切断された外側、内側そしてもう一つ有る、という事ですね。


東京電力今泉氏
ええ、そうです。
健全なやつがありますので。


おしどりマコ
健全な物が今2重にある、ということですか。


東京電力今泉氏
そうです。


おしどりマコ
健全な物が2重で切断したものが一番外側にあるという事ですね。
わかりました、ありがとうございます。
で、6号機の燃料集合体の移動が完了したという事で。
元々6号機の使用済み燃料プールに漏洩が確認された燃料棒が1本あった。
という事ですが、これは作業中に特に何らかの異常があった燃料棒、燃料集合体は無かったという事ですね。


東京電力今泉氏
あの、、、。


おしどりマコ
なんでしょうか。


東京電力今泉氏
移送した物に無かったか、という事ですか。


おしどりマコ
そうです、そうです。


東京電力今泉氏
あの、まあ移送した時に色々なその炉内のパラメーターというのは変動してございませんので、それはないのではないかと、、、。


おしどりマコ
わかりました。
では、現在6号機の使用済み燃料プールで漏洩が確認されている燃料棒は1本のまま、ということですね。


東京電力今泉氏
はい、私どもが確認しているのはそれだけです。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。

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