2012年10月アーカイブ


IMG_1704.JPGおしどりマコ

尾野さんに以前、2Fで怪我をされた方の服が破れているかどうか、お聞きしていましたが「破れていない」との回答をいただいてありがとうございます。

あの、ちょっと古い事になるのですけど、関連して4月の事例についてお聞きしたいのですが。

4月4日の野鳥の森で怪我をされた方の件について、現在、福島第一原発の構内、2Fの敷地内は除線則の適用という事でしたので、福島第一原発の構内はどのような運用になっているのでしょうか。

除染則ですか、電離則ですか。

IMG_1708.JPG

東京電力尾野氏

えっとー、福島第一の敷地内ですか?

 

 

おしどりマコ

敷地内です、はい。

 

 

東京電力尾野氏

えっとー、福島第一の敷地内は・・、えー・・、敷地内で・・、ちょっと名前を忘れましたが重点的に管理を行う区域として・・えー、えっと管理対象区域という名称でしたけれども、そういった扱いになっています。

 

 

おしどりマコ

管理対象区域。

 

 

東京電力尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

ありがとうございます。

そ・れ・は・電離則ですか、除染則の方ですか。

 

 

東京電力尾野氏

えっと電離則とか、除線則とかという事ではなくて、管理対象区域という風に呼んで、その中では、要は管理区域に準ずる管理をしている。

 

 

おしどりマコ

わ・か・り・ました。

で、4月4日に12針を縫われる怪我をされた方も、傷口モニタリングの傷口のスミア試料も取っておられないのですが、今回、怪我をされた方が、傷口の汚染があるという蓋然性がない。そして空間線量が2.5μSv/h以下だった、というお答えだったのですが、4月4日の事例では、この時私が松本さんに質問(http://daily.magazine9.jp/m9/oshidori/2012/04/44.html)しているのですが、怪我をされた時の空間線量は0.1mSv/hだったんですね、なのでその点から考えますと、蓋然性があるのではないかと思うのですが、この時に傷口モニタリング、傷口のスミア試料を取っていないという理由をもう一度教えて頂けますでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

ちょっと昔の話でございますので、確認をさせて頂いてよろしいですか。

 

 

おしどりマコ

はい。よろしくお願いします。

で、その時にに12針縫われた怪我をされた方( http://daily.magazine9.jp/m9/oshidori/2012/04/post-7.html)は、服装が破れていたかどうかも、少し古い話だが確認して頂けるとありがたいです。よろしくお願いします。

 

 

東京電力尾野氏

ちょっと以前の話ですので、確認をさせていただいた上で改めてお答えしたいと思います。

 

 

おしどりマコ

ありがとうございます。では、東京電力で福島第一原発、2Fも含めてですけれども、裂傷を伴う怪我をされた場合、汚染がされたという蓋然性をもって傷口モニタリングをするという、色んな県とか色んな電力が持っているような緊急マニュアルというのはあるのでしょうか。

どういう場合に蓋然性がある、汚染されたと判断して、傷口モニタリングをしているのか、というのを少し伺いたいんですが。

 

 

東京電力尾野氏

改めて確認させてください。

 

 

おしどりマコ

はい、よろしくお願いします。


 

 



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※20×20メートルの火災って、
雑草から発火して、けっこう燃え広がったんですね!

(東京電力からのメール、13:12)

────────────────────────────────────
             東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────

報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。

○先ほどお知らせいたしました福島第一原子力発電所1・2号機超高圧開閉所周
 辺(屋外)における火災について、消防署の現場確認により、午後0時7分、
 鎮火が確認されました。

○今回の火災により燃えた範囲については、約20m×約20mと推定しております。

○火災の原因については、今後調査してまいります。

○本件につきましては、本日午後に予定している定例会見でご説明させていただ
 きます。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。


【以下お知らせ済】

○平成24年10月19日午前10時59分頃、福島第一原子力発電所1・2号機超高圧開
 閉所*周辺(屋外)において、雑草より発火していることを、パトロール中の
 当社社員が発見しました。そのため、午前11時2分に消防署に連絡いたしまし
 た。

○その後、当社社員が初期消火を行い、午前11時12分、消火を確認いたしました。

○今後、消防署による現場確認が行われる予定です。

○本事象によるけが人は発生しておりません。

○また、現時点でモニタリングポストの値に有意な変動はなく、プラントへの影
 響も確認されておりません。


*1・2号機超高圧開閉所
 1・2号機で発電した電気を送電系統に送るための設備。現在は使用していない。


                                 以 上



 


(東京電力からのメール、11:59)

────────────────────────────────────
             東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────

報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。


○平成24年10月19日午前10時59分頃、福島第一原子力発電所1・2号機超高圧開
 閉所*周辺(屋外)において、雑草より発火していることを、パトロール中の
 当社社員が発見しました。そのため、午前11時2分に消防署に連絡いたしまし
 た。

○その後、当社社員が初期消火を行い、午前11時12分、消火を確認いたしました。

○今後、消防署による現場確認が行われる予定です。

○本事象によるけが人は発生しておりません。

○また、現時点でモニタリングポストの値に有意な変動はなく、プラントへの影
 響も確認されておりません。

○本件については、新しい情報が入り次第、メールにてお知らせいたします。

○また、本日夕方に予定されている定例の記者会見でご説明させていただきます。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

*1・2号機超高圧開閉所
 1・2号機で発電した電気を送電系統に送るための設備。現在は使用していない。


                                 以 上



 


IMG_1604.JPGおしどりマコ

この格納容器内の線量計についてなんですけれども、このペネ端部と、このD9の位置が11.1Sv/hで D9 が9.8Sv/hという事ですが、この80cmほどの距離で1.3 Svほど違うというのは、想定内なんでしょうか。
この差から例えば、コバルト60やマンガン54などの腐食生成物がどの程度できているか等は推定できるのでしょうか。


東京電力尾野氏
このレベルの数字だけからそこまで細かい分析をするのは難しいのでなないかと思います。


おしどりマコ
わかりました。先ほど画像でグレーチングが黄色にところどころ腐食されておりましたが、その腐食は通常のものなのか、事故後割と頻繁に見られるものなのか、どちらでしょうか。


東京電力尾野氏
グレーチングなんですけども、まあ有る意味鉄材に亜鉛メッキをしている、という様なが一般的でございます。
ですので、通常、銀色をしております。
まあやや腐食をしますと白身がかるようなところがあろうかと思います。ただし、通常の私どもが定期検査で見ている様な時というのは、要は、やや茶色系の色がついてましたが、ああいう形の色というものは、実はついておらないので、あの茶色に見えたものは、えーグレーチングそのものが腐食した物というよりは汚れが付いた、という事ではないかと思っております。
可能性としてはグレーチングの亜鉛メッキが剥がれれば、鉄が錆びますから、鉄のサビは茶色ですので、いずれの可能性もあると思いますけれども。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。
昨日、お答えを頂いたようなのですが、2Fで怪我をされた方の線量管理について。
少しその、質問の趣旨が伝わっていなかったと思いますが、、、。
あの、その辺りの表面汚染密度も質問していたのですが、表面汚染密度については、その怪我をされたあたりの・・・、解答頂けるでしょうか。


東京電力尾野氏
表面密度というのは、管理区域の中での管理という事にになるんですけれど、昨日ご説明したのは当該の場所の管理というのが・・・。


おしどりマコ
あっ!存じております、ありがとうございます。
除線則で管理をされているということで、2Fの敷地内は現在電離則ではなく除線則で管理されているという事ですね。わかりました。
確かに2.5μSv/hという事で少し厚生労働基準局に確かめたのですが、それは線量管理をするという意味であり、傷創部が汚染された、という事については、傷創部の汚染がその、α核種であれば0.4Bq/cm2、α線を放出しない場際は、4Bq/cm2以下の汚染にならなければ、それは傷創部が汚染されているとして報告に上げることになっている、という事で、それは2.5μSv/h以下というのは、線量管理をする地域かどうか、というだけの話であって、傷創部が汚染されているかどうか、また別の管理が必要だ、という答だったのですが。


東京電力尾野氏
あ、ごめんなさい。
それはご確認になった結果、そういう話だったという事ですか。


おしどりマコ
はい。ですので、傷口モニタリングをせずに、傷創部が汚染されていない判断をされたことについて、そのあたりの表面汚染密度なりを測定されていたのかなと思ったのですが。

IMG_1598.JPG 東京電力尾野氏
そういう事から申し上げますと、あの、当該の場所の機器ですね、機器等については、えーその表面の汚染というのは確認する事は物理的にはできますけど、地面とか、土とかというような物ってのは、表面汚染という概念が成立しませんので、そういった事から言いまして、ある意味、全体の管理というのが「除線則でやってますよ」、という事を申し上げております。


おしどりマコ
あの、除線則第11条でも電離則44条と同じように傷創部が汚染された者は傷口モニタリングをする事になっておりますので・・・、怪我をされた場合、出血があり、裂傷があったという事ですので、その傷口をおこした部位では土とか木とか、表面汚染量が測定できないところで怪我をされたという事でしょうか。


東京電力尾野氏
いや、ちがいます。


おしどりマコ
何かそのパイプなり機器にあたって怪我をされたという事だと理解したのですが。
それは表面汚染線量、密度は測定できると思うのですが、されてないとう事でしょうか。


東京電力尾野氏
当時怪我をされた方というのは、要は肌が出ないような服装でおりましたので、そういう意味では、肌の露出等がない状態の作業をされていたと・・。


おしどりマコ
その出血された場所はタイベックなりが破れていないという事ですか。
その服の中で何も外に触れずに裂傷されたという事で宜しいでしょうか。


東京電力尾野氏
概ねそう考えていいと思っております。
で・・・、えっとー・・。


おしどりマコ
概ねということは確認されているという事ですか。


東京電力尾野氏
えー、服装等から、その様に考えております。


おしどりマコ
わかりました。
服装は破れていなかったという事ですね。


東京電力尾野氏
服装については肌の露出がない服装であったというふうに・・。


おしどりマコ
あ、その怪我をされた後に、血が出た後に服装が破れていなかったことを東京電力として確認されたという事でしょうか。
作業前に肌が露出していなかった、という事ではなく。


東京電力尾野氏
そういう意味から言うと、とょっと細かい話ですから、確認させて頂きたいと思いますが。
何れにしましても当該の場所自身は、地面の上という事ではなくて、機器の上でございますから、現実問題としては汚染の恐れはないという風に思っております。


おしどりマコ
わかりました。
表面汚染線量は測定していない・・。
では、怪我をされた方が出血をされた場合、その後、服が破れていたかどうかの確認と、では、2Fのこの敷地外は、除線則で管理されている所は、現在、表面汚染線量は計っていないということですね。


東京電力尾野氏
はい、そうです。


おしどりマコ
わかりました。
では、以前出血された方の時も質問されたのですが、出血をする傷創部の怪我があった場合、その怪我を人体が当たった場所の表面汚染線量も特に測定はしないという事ですね。


東京電力尾野氏
通常はしておらないと。


おしどりマコ
通常はしていない。した場合はあるのですか。


東京電力尾野氏
特別な状況があればそれは否定する物では有りませんけども、通常の作業として屋外で除線則で管理されているような領域・・えー・・。


おしどりマコ
わかりました。
原発事故後以降、出血を伴う怪我が何人かありましたが、では、その表面汚染線量を・・、
怪我をした人体と触れた所を測定した事象というのはあったのでしょうか。


東京電力尾野氏
ええ、全てがどうかという議論は、即答しかますけれども。


おしどりマコ
あ、すいません、尾野さんが「あった」と仰られたので。
何回ぐらいあったのかなと、実際思いまして。


東京電力尾野氏
そういう意味では、解答の仕方がよろしくなかったのかもしれません。


おしどりマコ
わかりました、えー、では現段階ではその、怪我をされた辺りの表面汚染線量は特に測定をしていない、今から確認しても、確認できないということですね。


東京電力尾野氏
そうですね。


おしどりマコ
わかりました。
では、出血された方の服が破れていたかどうかもご確認頂けますでしょうか。



東京電力尾野氏
えっと、今回の事例については確認させて下さい。

それから、先ほど除染則で管理すると申し上げましたが、今回の場所と云うのは除染則で管理の必要がないグレードの領域に入っているという事です。



おしどりマコ
あ、ありがとうございます。
その、除染則の管理という、2.5μSv/h以上と云うのが、線量管理をするという意味で、除染則のガイドラインにも基準局にも出してるんですね、だからその、傷口が汚染されている場合は2.5μSv/hの基準と云うのは関係がないという、基準局の考え方ですので・・・。



東京電力尾野氏
あの、それは傷口が汚染されているという事が、蓋然性が明らかにあるような場合ということだと・・・。


おしどりマコ
そうです、なので「傷口が汚染されているかどうか東京電力は確認をされて傷口が汚染していないと判断されたのか」という事をずっと聞いているのです。


東京電力尾野氏
わかりました。

そういう意味では先程申し上げた通り、細かい事ですから改めて確認させて下さい。

それから、念のために申し上げておきますと。

除染則が適用される範囲と云うのは、発電所の中だけでは無くて、周辺の地域全て同じで御座いますので。



おしどりマコ
ぞんじております。


東京電力尾野氏
あの、そういう意味では、一般の方が普通にいらっしゃる所も含めて同じ管理になっています。


おしどりマコ
存じております、はい。
で、8月13日の火災の事例ですが。
先週から聞いておりますが、9時に東京電力が火災を確認してその、17分後に富岡の消防署に通報した理由というのを兼ねてからお聞きしていますが、ご回答頂けますでしょうか。



東京電力尾野氏
えっと、こちらの方は、9時に東京電力の所管グループが聞いたという事で、9時10分に・・。


おしどりマコ
復旧班長に。


東京電力尾野氏
復旧班長に、まあこちらから通報という事になるわけですが、そこから7分後の19分に通報が行ったという事になります。
で、9時から9時10分の間という所に関しては、当該グループの所管グループの人間が聞いて、復旧班長のところに伝えるという所が、ある意味遅れてしまっていた、ということで、まあここのところはあのー、当時の反省点、ということで通報の経路について再徹底を図る、というような事が行われておりました。
そういう意味から言いますと、8月の事例に関しては、現場の人たちが消火の方に熱中してしまったという事も含めてでございますけれども、私共が受けてから、通報するまでに至る経緯についても、反省点が有るという事で、通報経路の再徹底が図られていると、言う様な事でございました。



おしどりマコ
はい、9時から9時10分、当該所管グループから、復旧班長に10分あったのは、その遅れがあったのは反省という事ですが、復旧班長が7分後に消防署に通報した理由は。
これも遅れですか。


東京電力尾野氏
そうですね、そういう意味では遅れていると思います。
状況確認の上、連絡しているんだと思いますが、そこのところが滞ったという事です。


おしどりマコ
わかりました、火災と認識していながら20分近く通報が遅れたという事で、先だって今月の事例も40分ほど遅れたのですが、その通報するマニュアルみたいなものはあるのでしょうか。特に無いんですか。


東京電力尾野氏
通報に対する取り決めというのはございます。


おしどりマコ
わかりました。
以前お聞きしましたが、当直長・・、あのー、当直がいる場合は当直長という事で、そうでない場合は復旧班長が通報するという事でしょうか。


東京電力尾野氏
今、24時間で復旧班が対応しておりますので。


おしどりマコ
当直長と復旧班長というのは同義語ですか。


東京電力尾野氏
えっと、当直長というのは通常言う場合は、運転を、主に運転を行う者でございます。
で、現状、1Fの場合は、復旧版の班長、またはそれに変わるものが24時間体制で発電所におりますので、こちらから対応いたします。


おしどりマコ
わかりました。
今月の事例は当直長が通報する権利というか、通報する義務があり、8月の場合は復旧班長という事で二人いらっしゃるんですか。


東京電力尾野氏
えっと、そういう意味では、私の話し方が舌足らずだったかもしれませんが、えー当直をしている復旧班長が連絡します。


おしどりマコ
わかりました。同一人物であったりそうでない場合もあるという事ですか。


東京電力尾野氏
基本はあの、人物としては当直で回っておりますから変わりますけれども、機能としては一緒です。


おしどりマコ
わかりました、復旧班長、若しくは当直長が通報する権利を持つという事ですね。


東京電力尾野氏
あの、復旧班長、当直している復旧班長という風に理解しております。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。






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SANY0929.JPGおしどりマコ

2Fで負傷者が出たという件についてお聞きしたいのですが、当社社員と仰ってましたが、東京電力の社員の方ですね。

 

 

東京電力尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

この方は転落されて歩いて戻られたと「骨折があるかもしれないが」という事ですが、出血などの事象はあったのでしょうか。

 


SANY0934.JPG

東京電力尾野氏

事務所で戻って来た段階で裂傷があると、切り傷がある、あるいは皮下出血がある、腫れがあるというような状況でございました。

 

 

おしどりマコ

裂傷が、皮下出血・・・。

 

 

 

東京電力尾野氏

裂傷・・ですね。

 

 

おしどりマコ

皮下出血ですか、裂傷ですか両方ですか。

 

 

 

東京電力尾野氏

はい、それと皮下出血。

それから腫れがある。

 

 

おしどりマコ

この裂傷部の傷口モニタリングはされてるのでしょうか。

 

 

 

東京電力尾野氏

こちらは福島第二の屋外施設ですので、管理区域の外でございます。

 

 

おしどりマコ

管理区域の外、わかりました。

因みにこの管理区域の外で、2Fで大体表面線量としてこの辺りは何Bq/cm2 ぐらいになるのでしょうか。

管理区域の外で、2Fは現在。

 

 

東京電力尾野氏

ちょっと2Fのデータは今手元に有りませんが、管理区域に指定しないで作業しうる状況という事で、管理区域を解除しているものとしてますので、ちょっと改めてデータなどを確認します。

 

 

おしどりマコ

わかりました、よろしくお願いします。

で、あの質問の回収をしたいのですが・・・、すいません、古い質問の件ですが、昨年5月27日に労働局長が保安委員長に申入れをした「1Fの作業従事者についてOBを再雇用し、1Fで作業に従事させるように」と申し入れたのが、どの程度現在反映されているか、という質問をしていましたが、ご解答の方は如何でしょうか。

 

 

 

東京電力尾野氏

ちょっと、今の改めてのご質問で少しわかったんですが、5月の27日おっしゃる当日で、厚生労働省の方から私どもに文書が出ているかどうかということを、確認しておったんですが、どうしても見つけることができておらないので、現状を確認中であったということでございます。

もし良ければ、何処から何処へ、どういうタイトルの文書だったかという事を後ほど教えて頂ければ、こちらも確認がやりやすくなると思います。

 

 

おしどりマコ

あ、わかりました。

あの、本省の金子労働局長から、当時の保安委員長への文章ですので、お伝え致します、わかりました。

ではもう一つ質問の回収で、えーすいません。

先日の白煙が出た同じ事例と同じ8月13日の事例で、消防署への通報が40分後であった件ですが、現場から本社の方、電力の方に連絡が行き、何故その17分後に消防署に通報されたかという、その時系列の経緯はご説明頂けるでしょうか。

 

 

 

東京電力尾野氏

仰ってるのは、本社の方への連絡ではなくて、作業現場から発電所の事務所の方に、という事だとおもいます。

 

 

おしどりマコ

あっ、はい。

現場で・・・すいません、先日の繰り返しになりますが、現場で8時40分に火災と認識をして確認し、9時に所管箇所に連絡が行き、9時10分に復旧班長に連絡が行き、9時17分に富岡消防署に通報された、と。

でこの9時に連絡が行った所管箇所の方が東京電力であったと尾野さんにお答え頂きましたので、東京電力で9時に火災を確認していながら、その17分後に富岡の消防署に通報した理由です。

 

 

 

東京電力尾野氏

8月の事例のお話ですよね。

 

 

おしどりマコ

はい。

 

 

 

東京電力尾野氏

改めて今、確認してございますが、その上でお答えさせて下さい。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

まだ確認中ということですね。

 

 

 

東京電力尾野氏

はい。

 

 

おしどりマコ

わかりました、よろしくお願いします。

 

 

 

  2問目                                    

SANY0942.JPGおしどりマコ

度々失礼致します、2Fで怪我をされた方の件ですが「管理区域外だったので、傷口モニタリングはされてない」と、先ほど尾野さんは答えになりましたが、その認識で宜しいでしょうか。

 

 

 

東京電力尾野氏

ええ、結構だと思います。

 

 

おしどりマコ

その管理区域というのは、現在はどのようにお考えなのでしょうか。

 

 

 

東京電力尾野氏

管理区域というのは、放射性物質によって汚染する可能性があったり、あるいは被ばくを受ける・・線量が被ばくを受ける可能性がある範囲を管理区域として管理する、という事になってございます。

 

 

おしどりマコ

そうですね、震災前は確かに怪我をされた所は、震災前の管理区域外だったかもしれませんが、震災後、原発事故後、2Fは警戒区域に入っており、現在の屋外のモニタリングポストの値を見ても1?2μSv/h相当ですが、あの、電離則の管理区域に指定する概念を見ますと、ご存知の通り、3ヶ月間あたり実効線量が1.3mSvであったり、表面汚染密度であったり、様々な基準で管理区域を指定されておりますが、原発事故後、2F屋外の表面汚染密度や実効線量なりを計算して管理区域外であると判断されているという事でしょうか。

 

SANY0940.JPG

東京電力尾野氏

先ほど確認の上、お答えさせていただくと申し上げたので、確認の結果を踏まえて答えたいと思いますが、事故後、指定されていた範囲というのは、その後の状況を踏まえ縮小されておりまして、現状、福島第二というのは通常、我々が管理区域と扱っていたところが管理区域ですが、えー、それ以外を解除しつつある、という事でございますので、ええ、改めて確認の上答えします。

 

 

おしどりマコ

わかりました、2Fの屋外、警戒区域内が管理区域外であるという、根拠の数字を出して頂ければと思います。よろしくお願いします。

あっ、すいません、現在その管理区域外であるという表面汚染密度とか実効線量なりで判断はされてないという事ですか。今現在、把握されていないというだけなんでしょうか。

 

 

東京電力尾野氏

えー、私が今把握しておらないという事です。

 

 

おしどりマコ

わかりました。

ありがとうございます。



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