何故か7か月遅れた「避難区域の要介護状態の住民の方々に精神的賠償の上乗せ」

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2014年1月17日東京電力定例会見より
DSC00655.JPG【質問の回答】
東京電力尾野氏
2号機のサブチャンの水位の測定結果ということでございましたが。
計画線量はどのぐらいであったのか、と云う事と実績線量として確定している範囲を教えて下さい。ということでございます。
計画線量は4mSv/人 ということで、4mSvでございました。
実績線量としては、一番高いもので3.07ということでございますので、現状準備作業の中で高い線量が出てますがこれが3.07ということでした。
作業人数は15人と云う事です。
作業は継続してますので全て終わりましたら全体の整理ができると思います。
私からはいじょうです。


【1回目の質問】
おしどりマコ
この1号機のサーベイについて伺います。
この2ページの線量率測定結果のところのトーラス室との配管貫通部の写真はこれは今回撮ったものではなく、以前撮影したものということで宜しいでしょうか。
おそらく同じだとおもわれますが。
DSC00665.JPG


東京電力尾野氏
ちょっと個別に確認はしておりませんが、そうであるかもしれません。


おしどりマコ
わかりました。
ご確認よろしくお願いいたします。
で、多分過去の調査は2012年7月にこの写真の部分、トーラス室との配管貫通部で、床上15cmで、5,150mSv/h が最高値だったかと思いますが、今回、同じ地点では線量は測定されていないと云う事でしょうか。


東京電力尾野氏
はい、そうです。


おしどりマコ
γカメラの撮影のみで、最高値の部分は線量は測っていないという事ですね。



東京電力尾野氏
そうですね、今回採っている場所というのは、2ページにお示しした場所で、完全には一致していおりません。


おしどりマコ
わかりました。
で、この部分のγカメラで撮影しておられますが、過去、この配管と床から蒸気などが見られていた部分で、今回の調査では蒸気などは見られたのでしょうか。


東京電力尾野氏
特に今回、そういった事が確認されているわけではございません。


おしどりマコ
わかりました。
このずれた部分の蒸気があたっている付近から5,150mSv/h が過去確認されていましたが、その数値と今回のγカメラでの線量推定などで得られた評価などあれば教えて頂ければ。


東京電力尾野氏
そうでね、今現在、具体的に絶対値としてこの場所を比較しているかというと、そういうわけではございませんので、今回の分析がどこまで整理できるかということもありますが、前回測定している場所というのは、溝の中のような場所であったり、そうした場所ですので、直接視野に入っているかどうか、という事もありますので、これはこれとして確認していく、という事かと思っております。
DSC00670.JPG
おしどりマコ
では、護岸エリアについて伺いたいのですが。
No.1護岸エリアの地下水観測孔No.1というのは現在使用しておられませんが、これは使用していないだけなのか、何らかの埋立て処置などをされたのか、どちらでしょうか。


東京電力尾野氏
確認してみないと分りませんが、わざわざ埋めるという事もしてないのではないかと思います。


おしどりマコ
ありがとうございます、確認を宜しくお願いいたします。
あと、冒頭のご回答ありがとうございました。
で、本日付けの東京電力のホームページのプレスリリースで、「避難生活等による精神的損害 要介護者様等への増額に係る賠償について  」というリリースがでておりますが、それについて。
これは去年5月に福島復興本社代表の石崎副社長が「避難区域の要介護状態の住民の方々に精神的賠償の上乗せをする」と。
6月中旬を目処に準備をすると仰っておられましたが、その件が今日出てきた、という理解で良しいでしょうか。


東京電力一杉氏
ちょっと6月の時の発言というのは今手元で確認できませんけれども、ま今日ですね仰るように避難生活等による精神的要介護者様などへの増額に係わる賠償について、仰る様に発表させて頂いてますが、ちょっと、私いま、6月の会見の内容についてはちょっとすいません手元にございません。
DSC00676.JPG
おしどりマコ
わかりました。6月の会見の内容は記事にもなっておりますので、ご確認を頂いて今日回答を頂ければと思います。
で、その回答を頂く際に要介護者の世話をする家族を含めるかどうかも検討するかどうか、というようなことも仰っておられたのですが。
なぜ、このように7ヶ月遅れての発表になったのか、という事と後、細かくなりますが、今回も要支援者の方々は含まれておられませんので。
どのような検討があったか、というのも回答を頂ければと思います。
どうぞ宜しくお願いします。


東京電力一杉氏
確認いたします。


【2回目の質問】
【東京電力一杉氏の回答】

先程、おしどりさんから賠償関係で質問を頂いて、確かにですね、要介護の精神的損害の追加賠償は平成25年の6月中旬に案内することを目指しましてですね、詳細の検討、請求処理の準備を進めて参ったところですが、対象となる方とか、対象となる期間の確認方法などの検討に時間を要したためですね、まあ本日公表させて戴いたことでございます。
その他の自由について、ということでございますけれども、現時点で本賠償に反映されたというのは今日発表さして頂いた内容でございますが、引き続きですね、これまでの紛争解決センターさんとの和解事例なども御座いますので、その様な物を参考に親身親切な賠償に勤めて参りたいという風な考えでございます。
それでは引き続きご質問をどうぞ。


おしどりマコ
ご回答ありがとうございます。では昨年の6月中旬予定だったものと云うことで。
これは財源も5月31日付けに原子力賠償機構に要請された支援援助額の中の物を元とした、昨年の物と全く同じ物ということで、それ以降、別に特に何もなかったという「7ヶ月遅れた」という事で宜しいでしょうか。
そういう理解で。

 


東京電力一杉氏
先程ご説明申し上げました6月中旬に案内する予定でしたが、最終的に今日発表になったという事でございます。


おしどりマコ
わかりました。財源も特に変わってないと云う事ですね。


東京電力一杉氏
ちょっと、財源についてはあれですが、何れにせよ6月に中旬いに案内させて頂こうと考えていたものが、本日の発表になったということで御座います。


おしどりマコ
わかりました。
その7ヶ月遅れた理由が先程説明して頂いたものということですね。


東京電力一杉氏
はい、さようで御座います。


おしどりマコ
わかりました、ご確認頂いてありがとうございます。
で、護岸エリアについて少し伺いたいのですが。
12月中旬から、このエリアの薬注をしている青丸、赤丸の表に、12月半ばからだったと思うのですが、マスキングエリアの地盤改良実施要否については、今後検討となっておりまして、それ以降、殆ど薬注が進んでおりません。
12月27日の後から3本しか薬注が進んでいないのですが、これは、ここの護岸エリアの地下水を閉じ込めるという計画だったのが変わった、という事なのでしょうか。
DSC00693 (1).JPG

 


東京電力尾野氏
えっとですね。
12月中旬に、このハッチをするときにご説明させて頂いたのではないかと思いますが、、。


おしどりマコ
ご説明は多分無かったと思いますが。


東京電力尾野氏
あの、させていただきました。


おしどりマコ
あ、そうですか。
確認します、すいません。


東京電力尾野氏
その際に申し上げた事というのは、このエリアちょうど今予定している所で閉じてしまった場合。
例えば、このエリアが汚染している大元の汚染源というのが更に上流の方のトレンチから更に溢れているという様な事であった場合。
ここを閉じるとその汚れは他にまわしてしまうことになるので。
要は、この辺りの状況というのが良く把握されて、もっと大きく囲まなければいけないかとか、そこを見極めることをした上で、閉じた方が安全であろうという判断をしたので、上側を閉じるのはちょっと待ちますと。
で、コの字型で受け止めていれば、先ず、このエリアに関しては、当座の処置は出来ますので、上を閉じてしまうというのは少し見極めがいるだろう、とこういった内容を12月の半ば頃にお話しさして頂いていたかと思います。


おしどりマコ
ありがとうございます。
では、12月以降、3本しか薬注は進んでいないのですが、一旦もうこれはこのまま置いて、様子を見るという検討をされているのですね。


東京電力尾野氏
はい、いまのところはそういうことになります。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
で、このグラフを見ますと地下水観測孔の No.1-8 は汲上げているウェルポイントより海側なんですが、ここでトリチウムが上昇している事について、何らかの評価があれば教えて頂きたいのですが。


東京電力尾野氏
そうでうね、この辺り全体の評価というのは、もう少し我々も勉強していきたいと思っておりますので。
良く色々なデータやトレンドを見ながら、あの、どうしたことが起こっているのかとか、あるいは何を注意すべきかということは、少し整理をしていきたいと思っております。


おしどりマコ
わかりました。
地下水観測孔のNo.0-2と No.1-8。
No.0-2もトリチウムが急上昇しているのですが。
同じく、11月16日頃から両方とも上昇しているが、その評価についてもまだと云う事ですね。


東京電力尾野氏
同じ事です、はい。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
で、先程IWJの方もご質問されてておられたのですが、3号機の湯気の確認についてです。
過去、ずっと私もチェックしているのですが、毎朝7時頃にチェックをされていて、8時台になるのは、今日は珍しいなと思っていたのですが。
それ以外の時刻に湯気が発生している場合はどう観測しておられるのでしょうか。
実際に去年の7月など資料を見ますと、朝ではなく午後に湯気が発生しておりましたので。
その場合の観測はどうなっているのか教えて頂きたいのですが。


東京電力尾野氏
先ず、毎日提示に観測をすると云うことで、確か朝だったと思いますが、正確な時間が何時だったか、ということと、その日によって、ケースによっては時間がずれる事もあろうかと思いますが、それがどうであるかとの細かいところまでは今正確に把握しておりませんけれども、定時に観測するのが一つのベースであります。
それによって、状況を確認して、本日はあります、ありません、ということを申し上げています。
それから当該エリアで作業が行なわれている場合は、その作業によって、現場近くの状況などを見ておりますから、その中で確認されれば、それに応じて随時ありました、という事は情報として加えておりますので、違いがあるところがございます。


おしどりマコ
作業がある場合のみ観察はできてるという回答ですか。


東京電力尾野氏
作業がある場合は作業のための観察をしていて、その中で確認されることも有りますから、ですからそうした場合はそれも加えているということです。

おしどりマコ
わかりました。
作業が無い場合は、湯気が発生していても確認されていないと云う事ですか。


東京電力尾野氏
その場合は定時観測で行なっております。


おしどりマコ
その定時以外に発生、定時以外で作業が無く発生した場合というのは。


東京電力尾野氏
それは、観測は分らないという事になります。
つまり、毎日1回定時観測をしていると云う事です。


おしどりマコ
わかりました。
で、毎朝7時代の観測で、湯気をカメラで確認とあって、次の日大抵は確認出来ない事を確認、となっているのですが。
その確認された場合、何時に確認されなくなったか、というのも特に観察しておられないのですか。


東京電力尾野氏
はい、定時観測で1日1回がベースです。


おしどりマコ
わかりました。ありがとうございます。

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