緊急メール

 


(保安院からのメール 17:34)


関係者各位

標記の件について、関西電力大飯発電所3、4号機に係る情報がありましたのでお
知らせします。

本日(8月21日(火))15時36分、大飯発電所3、4号の中央制御室におい

て、一次系補機(廃棄物処理施設等)の制御システムの保守管理を行うワークス
テーション(コンピュータ)が故障したことを示す警報(3,4-1次系補機EWS
故障)が発生しました。

ワークステーションを確認したところ、2台あるうちの1台のハードディスクが故
障していることが確認されました。
もう1台のハードディスクは健全であることから、データの欠損はありません。
今後、ハードディスクの交換を行う予定です。

また本警報は、本ワークステーションのデータバックアップ作業中に発生している
ことから、その関係についても調査を行う予定です。
大飯発電所3、4号機の運転に影響はありません。
外部への放射性物質による影響はありません。

以上

 

 

(保安院からのメール、13:00)

 

報道関係者各位
 
本日配信した日本原燃六カ所再処理施設のERSSデータ伝送不具合に関する続報で
す。
 
故障の六カ所再処理施設の情報伝送サーバについて点検を行いましたが、具体的な
故障は確認されませんでした。
 
そのため、11時25分に情報伝送サーバの再起動を行ったことろ正常に起動し、12時
30分、正常に動作していることを確認しました。
 
伝送できなかった原因については、日本原燃において引き続き調査を実施中です。
 
本件については、データ伝送が復旧したため、メールによる配信は本報を最終報と
します。
 
 
(以下、第1報の内容)
------------------
日本原燃から、本日6時25分頃、六カ所再処理施設の情報伝送サーバが故障し、緊急
時対策支援システム(ERSS)に一部の運転データが伝送できない状態である旨の連
絡がありました。
 
再処理施設内においては運転データは取得できており、施設の運転、監視は問題な
く行われています。
 
また、伝送できないデータは一部であり、モニタリングポスト、主排気筒のデータ
については問題なくERSSへ転送されています。
 
現在、六カ所再処理施設において、情報伝送サーバの復旧作業を行っています。
 
本日、六カ所再処理施設では、高レベル廃液ガラス固化建屋においてガラス固化溶
融炉の試験運転を実施していますが、高レベル廃液等の放射性物質は使用していま
せん。
 
本件について、原子力安全・保安院では、現地保安検査官が現場確認を行うととも
に、連絡体制を整えています。

 


(保安院からのメール 1:16)
 

関係者各位
 
標記の件について、関西電力大飯発電所3、4号機に係る情報がありましたのでお
知らせします。
 
16日20時36分頃、大飯発電所3,4号の中央制御室において「海水淡水化装
置制御盤注意」の警報、現場盤において「起動排水槽水位高」の警報が発生しまし
た。20時51分頃にこれら警報はリセットされています。
現場確認の結果、20時38分頃、起動排水槽※から水があふれ、側溝に流入してい
ることを確認しました。
現在、起動排水槽からの水のあふれは停止していること、側溝から海等の構外には
流出していないことを確認しました。
 
※海水淡水化装置の操作に伴い生じる排水を受ける水槽。
 
側溝にたまっている水について、22時頃、pHが9程度と排水の管理値(5.8
から8.6)よりも若干高いこと(アルカリ性)が確認されました。
このため、これから中和作業を実施します。
 
あふれた水は海水淡水化装置の処理水であり、放射性物質は含まれていません。
 
発電所内への淡水の供給は、他の海水淡水化装置により問題なく行われています。
 
大飯3、4号機の運転に影響はありません。
 
水のあふれが発生した原因については現在調査中ですが、pHの調整の不調によ
り、海への排水を停止したことに伴い、起動排水槽へ水を回収するラインへ切り替
えを行ったことから、起動排水槽から水があふれたものと推定しています。
 
以上

 

(東京電力からのメール、16:59)

 

────────────────────────────────────
             東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────
 
報道関係各位
 
 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。
 
○本日(8月14日)午前11時15分頃、福島第一原子力発電所4号機タービン建屋
 1階のパワーセンター室(電源室)において水溜まりがあることを、パトロー
 ルを実施していた当社社員が発見いたしました。
 
○水溜まりの範囲はパワーセンター室内全域に拡がっておりますが、屋外への流
 出はありません。
 
○当該室付近に滞留水を移送する配管があることから、念のため、3号機タービ
 ン建屋地下から雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)へ滞留水を移送
 しているポンプ2台のうち1台を、午後0時21分に停止いたしました。
 
                         【以上、お知らせ済み】
 
○滞留水を移送しているポンプ1台を停止し、午後0時58分、水の漏えいが停止
 したことを確認いたしました。もう1台のポンプについては、運転を継続して
 おります。
 なお、これにあわせて、午後0時57分、2号機タービン建屋地下から3号機タ
 ービン建屋地下への滞留水の移送を停止いたしました。
 
○パワーセンター室内に流入した水のサンプリングを実施し、放射能濃度を分析
 した結果、
 
  ・セシウム134:3.0×10(4)Bq/cm3
  ・セシウム137:4.7×10(4)Bq/cm3
 
 であり、溜まり水は3号機タービン建屋地下階の滞留水であると推定いたしま
 した。
 
○また、水溜まりの範囲については、その後の確認の結果、4号機タービン建屋
 1階の廊下の北側にも確認されましたが、屋外への漏えいは確認されておりま
 せん。
 
○なお、パワーセンター室内の溜まり水については、今後、4号機タービン建屋
 地下階へ排水する予定としております。
 
○水が漏えいした原因について、引き続き、調査を行う予定です。
 
○本件については、本日(8月14日)午後6時より予定されている臨時のブリー
 フィングにてご説明させていただきます。
 
○本メールには返信できませんのでご了承ください。
 
                                 以 上

 

(東京電力からのメール16:34)

 

────────────────────────────────────
             東京電力からのご連絡
────────────────────────────────────
 
報道関係各位
 
 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいた
だいた方にお知らせしています。
 
 
○本日(8月14日)午前8時30分頃、福島第一原子力発電所集中環境施設南側屋
 外にあるセシウム吸着塔仮保管施設(※1)において、ベッセル換気用真空ポ
 ンプ(※2)のモータより白煙が発生していることを、協力企業作業員が発見
 いたしました。
 【お知らせ済み】
 
○ただちに消火器による消火作業を行い、午前8時40分、白煙が停止したことを
 確認するとともに、午前9時17分に消防署へ連絡しました。
 【お知らせ済み】
 
○その後、消防署による確認が行われ、その結果、午後2時20分、本件は「火災
 ではない」と判断されました。
 
○また、当該のベッセル換気用真空ポンプは、使用していない別のベッセル換気
 用真空ポンプと交換を行い、午後2時50分に再起動いたしました。再起動後の
 運転状態は良好です。
 (ベッセル換気用真空ポンプは全部で11機あり、現在、2機は使用していない
  ことから、使用していないポンプと交換を行ったもの)
 
○モータから白煙が発生した原因について、引き続き、調査を行う予定です。
 
○なお、本事象による周辺の機器への影響、発電所敷地周辺のモニタリングポス
 トの値に変動は見られません。
 
○本メールには返信できませんのでご了承ください。
 
 ※1:セシウム吸着塔仮保管施設
   セシウム吸着装置で使用したベッセルを保管する設備で、原子炉注水およ
  び滞留水の処理への影響を及ぼすものではありません。
 
 ※2:ベッセル換気用真空ポンプ
   ベッセル内で水の放射線分解により発生する水素をベント弁より吸引する
  ためのポンプ。
   ベッセル内で発生する水素は微量のため、当該ポンプの停止が、直ちに安
  全上問題となるものではありません。
 
 
                                 以 上

 

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