2013年4月アーカイブ

 

 

DSC03503.JPG














1回目の質疑                
DSC03509.JPGおしどりマコ
貯水槽の周りのサンプリング結果を見ますと、使っていない5と7のドレン孔からの全βが検出されてますが、これはどういった評価をされてますか。


東京電力:尾野氏
資料の2枚目の事ですか。


おしどりマコ
地下貯水槽分析結果のNo.5と7のドレン孔水の結果です。


東京電力:尾野氏
4月7日のぶんですね。
現在、様々取ってる所ですが、使用してない所の状況なども含めて見ていくというのは、比較対象という事で、見ていくと云う事ですので、現時点でこれを見てどうというよりは、継続して測定してきますので、その全体を見ながら評価をしていきたいと思います。


おしどりマコ
これは、使ってない№5と、№7は№2の物を移送した、№6に非常に近いのですが、移送する前のドレン孔のデータはありますか。
№6が漏えいをしているという可能性等を考える為の、データと云いますか。


東京電力:尾野氏
№6の移送前のデータですか。


おしどりマコ
えー、№6に№2の物を移送する前の、、、。ですので、5も6も使ってない状態でのドレン孔のデータです。


東京電力:尾野氏
確認してみますが、タイミング的んは無いのではないかと思います。
通常測定は移送してから開始いたしますので、そう云う意味では№6について移送前の物は無いと思いますが、念のため確認いたします。
それから、5と7については現状移送されてませんが、これは要は移送されてない状態での評価という事でサンプリングしている物です。


おしどりマコ
移送されてない状態で全βは検出していても、これは、何と云いますか「特に問題はない」と云う評価なんですか。
東京電力として。

DSC03512.JPG 東京電力:尾野氏
問題があるとか無いとかには直接かかわらない物と思っておりますが、当該環境の初期状態がどの様な物であるか把握して行く一環ですので、個々の一回一回の測定データでどうこうというよりはコンパ全体の調査、様々な場所の測定サンプリングを行っておりますので、全体を見た上で判断して行くと云う事だと思います。


おしどりマコ
№6と№1に移送する前に貯水槽などの点検、状況なりの検査はされましたか。


東京電力:尾野氏
当該の施設を造ったおりに水をはり、漏えいが無いかとかそういったような検査はしております。


おしどりマコ
造った時のみで今回、№2と3の漏えいの可能性があり、移送時には特にしていない、という事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね、この移送開始時点では特にしておりません。


おしどりマコ
わかりました。
その造った時期と云うのはいつごろでしょうか。
不勉強ですみません。
去年の秋ごろ地下貯水槽が出来た時期という事ですか、その水はり実験をしたのは。


東京電力:尾野氏
竣工時期については確認させてください。
何れにしても、今出てる値はそう高いレベルではありませんから、入って無い場所での測定ですので、その当該の場所でのバックグラウンドレベルという物を示しているもであろうと云う風には思います。
それから、竣工時期ですが、
№5の地下貯槽が今年の1月、№6が昨年の12月、№7が今年の1月です。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
分析結果を見ますと、3月20日時点で全βが貯水槽№2と3から出ていたり水位計が下がったように見えるのですが、それは過去の「こういう事象があったのではないか」というその当時での判断が難しかった、という事で。
では、データを判断しているのはどこか、現場なのか、本店のどういう部署なのか教えていただけませんか。


東京電力:尾野氏
それは、現場の所管部署になります。


おしどりマコ
現場の所管部署で判断をしていると。
各データの総合的な評価なども現場の所管部署が判断をしてるんですか。
因みに何という部署か教えて頂けたら。


東京電力:尾野氏
確認をさせて下さい。


おしどりマコ
昨晩のメールで地下貯水槽№1のレベルが高くなる事から、移送を停止すると云う事なのですが、この場合のレベルというのはさにを指してるのですか。


東京電力:尾野氏
水位。


おしどりマコ
水位ですか。
わかりました。


東京電力:尾野氏
№1の移送量は80%でコントロールしようと思ってるとこです、所が№2から早く移送しようとして、大容量の仮設ポンプを使ってますので、移送作業の最後の所で行き過ぎてオーバーシュートしに様に、上限に近付いてきた所からコントロールをする必要がありますので、その調整などをしつつ対応してると云う事で、運転の様々な操作が入ってる訳です。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
この、№2と3に入っていた濃縮塩水は淡水化装置、濃縮水の放射性物質の割合と近いと云う事ですが、全βが以外のアンチモンやルテニウム等が含まれているかどうかの検査結果はどれくらいで出てきますか。


東京電力:尾野氏
個別のそういった詳細評価は今、していないと思います。
状況として、今の見方としますと全β或いは塩分、主要な核種等について確認していく事で状況把握としてはよろしいかと思います。
いたずらに分析核種を増やすと多数のサンプリングをしている関係もありますので、全体把握という事では逆に時間を要したり対応が難しくなったりしますので、今は主要な核種の測定で状況把握をしています。


おしどりマコ
わ・か・り・ました、濃縮塩水の成分を見ますとヨウ素、セシウムよりアンチモンやルテニウムの方がγ核種としてより多く含まれているように見えますが、今はその必要が無いと云う事ですね。
わかりました。
シルトフェンスについてお伺いしたいのですが、悪天候により切れていたと云う事ですが、点検周期はどのくらいですか。
そしてどの位の期間で切れたと判断されましたか(切れた時期)。


東京電力:尾野氏
今回の悪天候できれました。
日々のパトロールで見つけました。


おしどりマコ
点検周期は毎日という事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。
あっあと司会の方に要望なんですが、記者さんがご質問される際に、ご自分のお名前を名乗らず、媒体だけ仰る方もおられますので、すいません、マニアなんで徹底してお名前も名乗って頂ける様にしていただけたらと思います。
宜しくお願いします。


2回目の質疑                
DSC03531.JPG おしどりマコ
度々失礼します。既出だったら申し訳ありません。
貯水槽№5、6、7の水はり実験の時期を教えて頂きましたが、1、2、3、4も教えて頂けますか。




東京電力:尾野氏
改めて一通り申し上げます。
№1が平成24年の11
№2が平成24年の12
№3が平成24年の12
№4が平成24年の 8
№5が平成25年の 1
№6が平成24年の12
№7が平成25年の 1

以上です。


おしどりマコ
ありがとうございます。
この様な放射性液体廃棄物を大容量で地下に地下に貯水すると云う事が他に在りませんので、どの程度までの水はり実験、検査等を事前にしたかを知りたいのですが、満水時の測定沈下量や、浸透探傷試験など非破壊検査はどこまでされたのでしょうか。


東京電力:尾野氏
構造的に満水状態での漏えい試験というのは、漏えい検知孔の側で行います。
ですので、内部に人が入っての非破壊検査やそういった類の検査は特にしてません。


おしどりマコ
わかりました、満水時の地盤の測定沈下量などは調べましたか。


東京電力:尾野氏
地盤側の測定等データは改めて項目があるかも含めて確認させてください。


おしどりマコ
わかりました、そのハンマリングの非破壊検査ではなく、例えば染色剤や蛍光剤を用いての浸透探傷試験等はされたのでしょうか。


東京電力:尾野氏
そう云った様な物をするようなタイプの物ではございませんので、必要ないかと思います。


おしどりマコ
いや、大容量の危険物タンクの場合は通常、消防法などではする様になっているのですが、原子力施設でもそう云うのは想定していないので、何処までの検査をされたのかという事を知りたいのですが。
どの検査をされたのか、一覧があれば教えて頂きたいです。


東京電力:尾野氏
確認をさせて頂きます。
ただ、いわゆる浸透探傷試験は金属構造物に通常行うものですので、今回のタイプの物についてどの様な事をしたかについては確認いたします。


おしどりマコ
わかりました、漏れてないかどうかは漏えい検知孔で満水時に見た、という形だけですか。


東京電力:尾野氏
そうです。


おしどりマコ
わかりました、漏えい検知孔での漏えいチェックは少しずつ漏れている微妙な物が分からない、という事をこの、地下貯水槽№4の時点で仰っておられました。
なので、№2、3の漏えいでは塩分濃度や放射線濃度などをチェックしたと伺いました。
ですので、事前の水はり実験の時は、大量の漏えいが無いかどうかを見たのみ、という事ですか。

DSC03533.JPG 東京電力:尾野氏
漏えい検知孔のほうは、遮水シートに漏えいがあれば、最終的に水位が上がってきて、内部の水位と漏えい検知孔ないの水位がバランスする所まであがってる形になっています。
その水位の変動を見て漏えいの有無の確認をしています。
満水確認の折には、その形で漏えい確認をしております。
今回は、どこから、どうしてという事については今まさに、調査検討している所でございますので、断定するものではないですが、漏えい検知孔側の水位というのは上がっていない、という事も明らかですので、いずれにしても深い所で漏えいが生じてどんどん水が出ていると云う様な状態という風には見てとれないと思っております。


おしどりマコ
わかりました、では当初の水はり実験で漏えい検知孔を見ていたと云う事でしたら、その時点で少し漏れていたかどうかも分からなかった、という事にはならないのですか。


東京電力:尾野氏
これは漏えいの原因と、そう云った物との兼ね合いがあるかと思いますので、現時点でどうかという事に関しては、まあ、いずれにせよ確認はしてましたが漏えいという判定にはなっておりません。
事実、当該の№2についても漏えい検知孔側の水位は上がっておりませんから、そう云う物に表れないタイプの物であると云う事だと思います。
したがってそういうタイプとはどういうものかという事で検査項目に挙げている訳でございます。


おしどりマコ
質問の意図が伝わって無いようですが。
漏えい検知孔で水はり実験の時に、満水実験の時に漏えいを見て、問題が無かったと。
で、今回は漏えい検知孔では問題が無かったと云う事だと、水はり実験の時の漏えいしてるかどうか、というのが十分であったかが疑問なのです。


東京電力:尾野氏
漏えい検知孔によって、漏えいの有無を確認するという手法はとっており、それで見ています。今回と云うのは漏えい検知孔で№2、上がってないという事象がありますから、つまり漏えい検知孔で見ていては分からないようなタイプの現象が今回の物なのだろうと思っていると云う事です。
通常考えられる漏えい、という事であれば、漏えい検知孔で分かりますので、そう云った事が原因が何なのかは、よく調べていかなければいけないと思います。


おしどりマコ
すみません、同じ繰り返しになってしまったので後にします。
で、その水はり実験の時にその漏えい検知孔のシートに重みがかかりボタンの穴の様な形に延びて空いた所から漏えいしたのではないか、と現時点の仮定のチェックは出来なかったのでしょうか。


東京電力:尾野氏
それは、ちょっと難しかったと思います。


おしどりマコ
その部分は外観検査等は出来なかったと云う事ですか。


東京電力:尾野氏
その部分は、完成してしまうと砕石などに覆われた場所になりますので、見る事の出来ない場所です。


おしどりマコ
外観点検が出来ない場所なので、分からないと云う事ですね。


東京電力:尾野氏
そうですね、出来ない場所になります。


おしどりマコ
よろしければ、その水はり実験の時に何をどう検査したかというのを出していただけたらと思います、宜しくお願いいたします。


東京電力:尾野氏
改めて確認させてください。

DSC03538.JPG

















 

貯水槽1の漏えい検知孔の塩素濃度の跳ね上がり方が酷いです。

そして、とうとう、ドレン孔からも全βが検出されはじめました。

漏えい検知孔はベントナイトシートの内側、
ドレン孔はベントナイトシートの外側。

つまり、ドレン孔から大量に全βが検出されると、
土壌に汚染水(濃縮塩水)の漏えいが始まった、ということなのです。

(東京電力からのメール。2:59)



─────────────────────────────────────
              東京電力からのご連絡
─────────────────────────────────────

報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいただ
いた方にお知らせしています。


○4月5日以降お知らせしております、地下貯水槽の状況についての続報です。

○昨日(4月9日)午後に、地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(2箇所)、ドレン
 孔水(2箇所)についてサンプリングを実施しておりますので、その追加結果に
 ついて以下の通りお知らせいたします。また、4月8日午後に地下貯水槽No.1の
 漏えい検知孔水(北東側)でサンプリングした水も合わせて分析しましたので、
 お知らせいたします。

 ・地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(北東側)
  4月9日午後1時40分サンプリング実施
   塩素濃度:1100ppm
   【新規】ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 1.3×10^-1 Bq/cm3)
   【新規】セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 1.8×10^-1 Bq/cm3)
   【新規】セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 8.6×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】アンチモン125:2.1×10^1 Bq/cm3
   【新規】ルテニウム106:1.5×10^0 Bq/cm3
   【新規】全ベータ:1.5×10^4 Bq/cm3

  4月8日午後2時1分サンプリング実施
   【新規】塩素濃度:8ppm
   【新規】ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 3.0×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.4×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:4.7×10^-2 Bq/cm3

 ・地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(南西側)
  4月9日午後1時20分サンプリング実施
   塩素濃度:9ppm
   【新規】ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.8×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.0×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:6.8×10^-2 Bq/cm3

 ・地下貯水槽No.1のドレン孔水(北東側)
  4月9日午後5時40分サンプリング実施
   塩素濃度:7ppm
   【新規】ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.7×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.5×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.8×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:1.1×10^-1 Bq/cm3

 ・地下貯水槽No.1のドレン孔水(南西側)
  4月9日午後5時40分サンプリング実施
   塩素濃度:14ppm
   【新規】ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 3.1×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.4×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:6.1×10^-2 Bq/cm3

○本メールには返信できませんのでご了承ください。


(平成25年4月9日午後9時12分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------
○本日(4月9日)午前中に、地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(2箇所)、ドレ
 ン孔水(2箇所)についてサンプリングを実施しておりますので、その追加結果
 について以下の通りお知らせいたします。

 ・地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(北東側)
  4月9日午前8時35分サンプリング実施
   塩素濃度:910ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 1.3×10^-1 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 1.8×10^-1 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 9.7×10^-2 Bq/cm3)
   アンチモン125:1.8×10^1 Bq/cm3
   ルテニウム106:1.2×10^0 Bq/cm3
   全ベータ:1.0×10^4 Bq/cm3

 ・地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(南西側)
  4月9日午前8時30分サンプリング実施
   塩素濃度:8ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.0×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:5.3×10^-2 Bq/cm3

 ・地下貯水槽No.1のドレン孔水(北東側)
  4月9日午前6時30分サンプリング実施
   塩素濃度:12ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.9×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.0×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:検出限界値未満(検出限界値:3.2×10^-2 Bq/cm3)

 ・地下貯水槽No.1のドレン孔水(南西側)
  4月9日午前6時30分サンプリング実施
   塩素濃度:7ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.1×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.8×10^-2 Bq/cm3)
   【新規】全ベータ:検出限界値未満(検出限界値:3.2×10^-2 Bq/cm3)

○本メールには返信できませんのでご了承ください。


(平成25年4月9日午後8時33分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○本日(4月9日)午後に地下貯水槽No.1のドレン孔水(2箇所)についてサンプ
 リングを実施しておりますので、その結果について以下の通りお知らせいたしま
 す。

 ・地下貯水槽No.1のドレン孔水(北東側)
  4月9日午後5時40分サンプリング実施
   塩素濃度:7ppm

 ・地下貯水槽No.1のドレン孔水(南西側)
  4月9日午後5時40分サンプリング実施
   塩素濃度:14ppm

○引き続き当該貯水槽No.1の水位等について監視強化を行います。


(平成25年4月9日午後6時47分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○地下貯水槽No.2における漏えい事象について、漏えい箇所の調査のためサンプリ
 ングを行った地下貯水槽No.1漏えい検知孔水において、全ベータ核種が検出され
 ました。
 (本日4月9日午後6時7分お知らせ済み)

○そのため、地下貯水槽No.1の水位低下はないこと、また、地下貯水槽No.1ドレン
 孔水の分析結果は確認できていないものの、内側のシート(二重遮水シート)か
 ら一番外側のシート(ベントナイトシート)へわずかな漏えいの恐れがあるもの
 と判断いたしました。

○そのため、管理対象区域で発生しておりますが、4月9日午後4時34分に実用発
 電用原子炉の設置、運転等に関する規則第19条の17の十号である「原子炉施設の
 故障その他不測の事態が生じたことにより、核燃料物質等が管理区域内で漏えい
 したとき。」を準用できる事態に該当する恐れがあると判断いたしました。

○よって、本件については、福島第一原子力発電所原子炉施設保安規定第168条(報
 告)に基づき報告を行うものです。

                                  以 上

(平成25年4月9日午後6時7分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(2箇所)、ドレン孔水(2箇所)についてサ
 ンプリングを実施しておりますので、その結果について以下の通りお知らせいた
 します。

 ・地下貯水槽NO.1の漏えい検知孔水(北東側)
  4月9日午前8時35分サンプリング実施
   塩素濃度:910ppm(お知らせ済み)
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 1.3×10^-1 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 1.8×10^-1 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 9.7×10^-2 Bq/cm3)
   アンチモン125:1.8×10^1 Bq/cm3
   ルテニウム106:1.2×10^0 Bq/cm3
   全ベータ:1.0×10^4 Bq/cm3

  4月9日午後1時40分サンプリング実施
   塩素濃度:1100ppm(お知らせ済み)
   ヨウ素131:分析中
   セシウム134:分析中
   セシウム137:分析中
   全ベータ:分析中

 ・地下貯水槽NO.1の漏えい検知孔水(南西側)
  4月9日午前8時30分サンプリング実施
   塩素濃度:8ppm(お知らせ済み)
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.0×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:分析中

  4月9日午後1時20分サンプリング実施
   塩素濃度:9ppm(お知らせ済み)
   ヨウ素131:分析中
   セシウム134:分析中
   セシウム137:分析中
   全ベータ:分析中

 ・地下貯水槽NO.1のドレン孔水(北東側)
  4月9日午前6時30分サンプリング実施
   塩素濃度:12ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.9×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.0×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.9×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:分析中

 ・地下貯水槽NO.1のドレン孔水(南西側)
  4月9日午前6時30分サンプリング実施
   塩素濃度:7ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(検出限界値 2.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(検出限界値 5.1×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(検出限界値 6.8×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:分析中

○なお、当社ホームページに、ヨウ素、セシウムの核種分析結果を含めた資料につ
 いて掲載しておりますので、ご参照願います。
 URL:http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/index-j.html


(平成25年4月9日午後4時11分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○地下貯水槽No.1の漏えい検知孔水(2箇所)について、本日(4月9日)午後に
 実施したサンプリングの塩素濃度分析が終了したため、結果をお知らせいたしま
 す。

 ・地下貯水槽NO.1の漏えい検知孔水(北東側)
  4月9日午後1時40分サンプリング実施
   塩素濃度:1100ppm
  (ご参考)4月9日午前8時35分サンプリング実施
       塩素濃度:910ppm

 ・地下貯水槽NO.1の漏えい検知孔水(南西側)
  4月9日午後1時20分サンプリング実施
   塩素濃度:9ppm
  (ご参考)4月9日午前8時30分サンプリング実施
       塩素濃度:8ppm

○引き続き、当該貯水槽の水位等について監視強化を行います。

                                  以 上 



 


1回目の質疑                           

DSC03460.JPG おしどりマコ
既出の質問でしたらすみません。
保護コンクリはパネルの物を貼ったのか、それとも液体状の物を打設したのかどちらなんでしょうか。


東京電力:尾野氏
ちょっと確認をさせて頂きたいとおもいます。


おしどりマコ
わかりました。


東京電力:尾野氏
底面の保護コンクリートの事ですね。


おしどりマコ
すいません、のう一度。


東京電力:尾野氏
水槽の底面の保護用のコンクリートの事を仰ってる。


おしどりマコ
そうです。


東京電力:尾野氏
確認させてください。


おしどりマコ
わかりました、その保護コンクリを打った時に防水シール加工はしてなかったのでしょうか。


東京電力:尾野氏
保護コンクリに対してですか。


おしどりマコ
そうです。

DSC03463.JPG 東京電力:尾野氏
防水シールの加工というのは、防水シートで見ておりますので、コンクリート側では行ってません。


おしどりマコ
なるほど、2011年度に堰といわれるコンクリから汚染水が漏えいした時に「なぜ東京電力は水を扱う遮水壁も兼ねるためのコンクリに防水シール加工をしないのか」という事を当時の安全委員会も言っておりましたが、今回の保護コンクリは防水シール加工をしていなかった、という事で、、、すいません、何の保護をしていたのでしょうか。
貯水槽の保護ですか。


東京電力:尾野氏
貯水槽にかかる、上にプラスチックの脚を並べて乗せていって最終的に天井を支える事になりますから、そうした力に関する保護という事です。
コンクリに関しては遮水性能を期待しての設置ではございません。


おしどりマコ
なるほど、わかりました。
では、パネルか液体状の打設かのご確認を宜しくお願いいたします。
で、ポリエチレンシートの接合部は熱融着ですね。


東京電力:尾野氏
はい。


おしどりマコ
その加圧検査は150k?を15秒という事で、これは大体何キログラム、重量としてどれくらいまで耐えうると云う検査なんでしょうか。


東京電力:尾野氏
ご質問をもう少し詳しくお願いいたします。


おしどりマコ
わかりました。
接着を見ているのですが、この接合部は大体、重量としてどれくらい耐えうると云う、重量相当としてどれくらいにあたるのでしょうか。

DSC03469.JPG 東京電力:尾野氏
換算としてということですか。
圧力の換算という事であれば1気圧に対して、1平方センチメートルあたり、1キログラムと、云う事になります。
お手元にサンプルが回ってるのでご覧になってるかもしれませんが、2重シームになっておりますので、間の間隔に対して、一定長さ辺りにどれ位の面積があるか、という事でおおよそ概算していただければと思います。
当該の所についての接着の検査と云うのは所定の圧力に対して耐えると云う事で見てると云う事ですので、何キロに耐えると云う形でみてると、力として、という形で見てると云う事ではないと云う風に思っております。


おしどりマコ
わかりました、では接合部でベントナイトシートの接合部の検査は載ってないのですが、これは、、、。


東京電力:尾野氏
ベントナイトシートと云うのは、重ね合わした状態で施工してそれが質部を吸って膨潤すると、勝手にくっつくと、まあ粘土がくっつくようにくっつく性質だそうでございますので、接合部をある意味何らかの、人為的につけると云うタイプの物ではないと云う事です。


おしどりマコ
そうですね、私もベントナイトシートの接合はまあ水で膨らむので吸水した時点でより投下を防ぐと云う事であまり検査をしないものだ、という事を知ったのですが、この様な高い塩分濃度でも同じようにベントナイトシートは膨らむのですか。


東京電力:尾野氏
ベントナイトシートと云うのは、水の性情等によって膨潤の仕方に違いがあると云う風に聞いております。但し、我々が施工した場所で使用すると云う事において、十分な性能の物を使っていると、考えてございます。


おしどりマコ
あのー、すいません、高濃度の塩分の物で接合部は膨らむのでしょうか、その想定はあったのでしょうか。


東京電力:尾野氏
現状から申し上げますと、元々遮水シートで塩分とは隔離された状態で施工されてございます。その状態では地下水によって膨潤してると云う事になりますから、高濃度の塩分によって膨潤して行くという状況よりも実際の施工面の状況では地下水によって膨潤していくと云う風に考えております。


おしどりマコ
「想定していなかった」という事ですね。


東京電力:尾野氏
塩分の水によって膨潤さしていくと云う様な事の施工にはもちろんなっておりません。
ですから、高濃度の塩水によって膨潤させていくという想定の施工にはなっておりません。

DSC03480.JPG おしどりマコ
わかりました。
今回漏えいしたような高濃度塩分の水で膨らむかどうかというのは、まだ現時点で特に検討は、300ppm程度でベントナイトの接合部が膨らむかどうか、という様な評価も現段階で特にされていないんでしょうか。


東京電力:尾野氏
個別にそういう形でしているかどうかは、確認させて下さい。
但し、施工して貯水槽を使い始めるまでの間という事に関しては、周辺の地下水位等の影響で、等は地下に在る水分の影響で膨潤が始まってございますので、そう云う所からいって塩水を入れる事によって膨潤させると云うステップではありませんから、その点はご理解いただきたい。


おしどりマコ
なるほど。事前に膨張していた可能性があると。
わかりました。


東京電力:尾野氏
そう考えるのが流れとして自然です。


おしどりマコ
わかりました。この濃縮塩水の比重は水と大体同じ様な比重と考えていいのでしょうか。


東京電力:尾野氏
濃縮塩水でございますから、厳密に比重が同じという風には言えないと思います。
入ってる分だけ比重が重くなってると思いますけど、まあ溶かしこんでる物の量という事で言いますと極端に違うと云う事ではありませんから、目の子の計算という事でという事で考えるのであればその様に試算していただいてもよろしいかと思います。


おしどりマコ
わかりました、貯水槽の№2と№3の濃縮塩水は同じ様なレベルの放射線濃度なのでしょうか。


東京電力:尾野氏
これは大本の水という事では同じでありまして、RO装置を抜けた状態で順次貯水しておりますから、ある意味仕入れたタイミングというと、変な言い方ですが、まあバラつきが無いかと云うとあろうかと思ってますが同じ様な物として考えて頂いていいと思います。


おしどりマコ
わかりました、では№2と№3のベントナイトシートの内側での濃度が半分ぐらい、かなり違う様に思いますがそれはどういった可能性があるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
今後よく検討して行く項目の一つと思ってますが、ベントナイトシートの内側と云うのはそんなに違うかと云うとまあ、あまり違ってないと云う風に見るのが良いかと思います。


おしどりマコ
あ、濃度が違っていない、という事ですか。
同じ様なオーダー。


東京電力:尾野氏
そうですね、オーダー的に同じ様な物と思っております。
ただ、№2と№3の場合でいうとベントナイトシートの外側に関してはオーダー的に相当違ってますから、状態的に№3の状況というのは、№2に比べると状態としてはかなり軽い側、逆に云うと№2の方が重い側という形で見えております。


おしどりマコ
わかりました。
ベントナイトシートやフェルトがフィルターの役割をするという事は考えられるのでしょうか。時間が経過するにつれて濃度が高くなると云う様な、、、。


東京電力:尾野氏
そう云った様な事がどの程度あるのか、というのはデータ的に今確認してませんけども、こういった物で簡単に汚染が除去できると云う事であれば逆にありがたい事となるのですが、今後サンプリングを詳細に継続して、様子を見ていくと云う事を考えておりますので、そうしたデータの中の積み上げの中で、または様々な知見があろうかと思いますので、そう云った事を見つつ評価して行きたいと思います。


おしどりマコ
わかりました。
すいません、既出かもしれませんが分析結果を見ますと、3月20日の時点で№2も№3も全βが検出されているのですが、この時点で漏えいしていたと云う可能性はあるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
これは、今から振り返って考えた時にどうであるかという意見は一方ではあるかと思います。但し、その時点その時点でのデータの見方と云う事では判断をするには難しかったと云う事だと思います。


おしどりマコ
わかりました、5、6号の低レベル滞留水を入れている貯水槽の№4はこれは漏えいしているかどうかというのは、どういう検査で見るのでしょうか。
塩分濃度や放射線の濃度は調べられるのか少し疑問なんですが。

DSC03476.JPG 東京電力:尾野氏
№4についてサンプリングの結果を含めて、物質的な状況はどうか、というのを見ていくと云うのは、中に入ってる水との兼ね合いでどのような状況かというのを見ていくのはこれはこれで、精度の問題はありますが、有効な方法と思っております。
もうひとつ、顕著な漏えいがあるか、ないかという事で見てみますと、漏えい検知孔の中の水位と、中の水位との関係というのもマクロな目で見ていく時の重要な参考値になると思ってまして、そうした事も含めて総合的に判断して行きたいと思ってます。


おしどりマコ
わかりました、これは№2の水を移送した№1も同じ様な造りだと云う事で、万が一同じ様に数ヵ月後に漏えいした場合に、バックアップとしてこの濃縮塩水はどこに移送されるのでしょうか。その検討はされてますか。


東京電力:尾野氏
そうした状況という事が、見て取れる場合であれば、それを含めたタンクの運用計画を考えていかねばいけませんので、それについては現在検討中です。


東京電力:司会
おしどりさん恐縮ですが、他にもご質問を希望されてる方がおられますので、、、。


おしどりマコ
分かりました、すみません。
そのー、現在検討中の事だけ。
現在「何処に移送する可能性がある」という所まではあるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
これについては、どのような要因で今の様な減少が起きているのかという事を見定めていくと云う事が重要だと思ってまして、その事を踏まえて検討してく事になると思います。
それから、先ほど来申し上げた事ですが、今回№2からの移送という事に当たっては、一つの可能性としての想定が出てまいりましたので、そのモードに対する対応というのは今回の移送の中で既に対応をとる必要があるかと、考えておりまして、移送先の水位については当初95%程度まで入れる予定にしていた物を80%に下げるという措置を既に取っております。


おしどりマコ
わかりました、一昨日に水位計の0.7%の低下は誤差だと仰っておられましたが、ではこの水位計の信頼性が出てくる数字、水位の低下というのは大体何%位でしょうか。


東京電力:尾野氏
大くくりに見ていった時に、計器の判定に対してはもう少し荒いのではないかと、申し上げました。これは一般論として申し上げましたという事でございます。
ただ、この値その物が全部誤差であって評価に値しない、という所までは申し上げていないと、云う風に思っています。
正確に申し上げた所の意図を言えば、推計として100%表示で見てる訳ですが、0.1%単位の所までの見方という物で見ていくには計器の性質からいって少々大ぐくりであろうと思ってます、という事と、差分がコンマ7という事から、単純にt数を出した値と云うのは、相当程度の誤差を含んでしまう事は考えておくべきでしょう、という事を申し上げました。その上で、一つの目安としてみていくと云う事であれば、こう云った値で評価して行くこともあり方としてはあると思いますが、そうした誤差を含みうると云う事を念頭におく必要があるでしょう、という事であまり数字の細かい・・してもしょうがなかろうという事を申し上げたつもりでございました。以上でございます。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。


質問の回答               
DSC03470.JPG













東京電力:尾野氏
先ほどおしどりさんから頂いた質問で「コンクリの底面はブロックを置くかたちなのか、打設なのか」という事でしたが、これは打設でございました。


2回目の質疑              
DSC03468.JPG おしどりマコ
既出だったら申し訳ありません。
本日、原子力規制委員長から指示が出て「汚染水のモニタリング等海洋など敷地外へ流出しないよう万全を期す事」という指示が出ましたが、それに対応して何らかの対策で新たに加えた物はあるのでしょうか。


東京電力:尾野氏
現状は今、ここで御所詰めしている内容という所の中ではこういった対応を取るのは頂いているご主旨に沿っている物と思っております。


おしどりマコ
わかりました、では海洋など敷地外へ流出しないかどうかのチェックというのはどの様にやっておられますか。


東京電力:尾野氏
サンプリング計画の中に示してございますけれども、№2、№3の貯水槽に対してその、海側の領域での地盤調査など計画してございます。


おしどりマコ
わかりました、えー今までの敷地内の土壌のチェックはγ線核種しか行われておりませんでしたが、改めてβ核種をチェックする、過去のデータを診る事は出来るのですか。


東京電力:尾野氏
それはサンプルの状態にもよろうかと思いますので、一概に言えないと思いますが、今回の調査と云う事でどの様な評価をしているか、という事に関係してくる事だと思いますので、具体的にサンプリングを行っていった結果の評価の中でお答えをしていきたいと思います。


おしどりマコ
わかりました、ありがとうございます。

DSC03496.JPG

「地下貯水槽1のレベルが高くなる」というのはどういう意味でしょう...

放射性物質の濃度レベルのことかしら?
だとしたら、「移送を一時停止し、後日再び残水を貯水槽1に移送する」という計画は
何のためなのかしら...
濃度レベルは変わらないよね?

今日の20時半終了の夕方の臨時会見では
「貯水槽1は80%程度まで貯留」ということだったけど
55%目途に切り替わった判断の根拠は何だろう...

80%まで貯留する判断の根拠は、
貯水槽3の漏えいが、
貯水槽上部にある漏えい検知孔付近にできた予想外の隙間から漏れた可能性がある、とのことで
貯留を満タンにせず80%くらいにして、漏えい検知孔付近まで汚染水が届かないようにして、
様子を見て漏えいの原因を探り、他の貯水槽の漏えい防止策の1つにする、ということだったのだけれど。

貯留を55%にする他の判断が出てきたのかな。


(東京電力からのメール、0:26)

 

─────────────────────────────────────
              東京電力からのご連絡
─────────────────────────────────────

報道関係各位

 本メールは、事前に「深夜・早朝における連絡先」の登録のお申し込みをいただ
いた方にお知らせしています。

○4月5日以降お知らせしております、地下貯水槽の状況についての続報です。ゆう

地下貯水槽No.2の水の移送については、本設設備により地下貯水槽No.6へ、仮設
 ポンプにより地下貯水槽No.1への移送を行っておりますが、地下貯水槽No.1のレ
 ベルが高くなることから(約55%目途)、4月8日午前6時から午前7時の間に
 移送を一時停止し、本設設備による地下貯水槽No.2から地下貯水槽No.6への移送
 のみとします。

○なお、後日地下貯水槽No.2の残水を地下貯水槽No.1へ仮設ポンプにより移送する
 予定です。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。
(平成25年4月7日午後3時41分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○地下貯水槽NO.2の東に隣接する地下貯水槽NO.3の漏えい検知孔水(南西側:バキ
 ューム方式)およびドレン孔水(北東側)のサンプリングを行い、その結果が判
 明いたしましたのでお知らせいたします。

○地下貯水槽NO.3漏えい検知孔水(南西側)は、前回の分析結果と同程度の塩素お
 よび全ベータ核種が検出されました。

○なお、監視強化を行っている地下貯水槽NO.3の水位については、引き続き監視強
 化を行うとともに、今後の対応について検討してまいります。

 ・地下貯水槽NO.3のドレン孔水(北東側)
  4月7日午前3時20分サンプリング実施
   塩素濃度:10ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(2.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(5.4×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(6.7×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:検出限界値未満(3.2×10^-2 Bq/cm3)

 ・地下貯水槽NO.3の漏えい検知孔水(南西側:バキューム方式※により実施)
  4月7日午前4時15分サンプリング実施
   塩素濃度:380ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(6.0×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(6.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(7.6×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:2.1×10^3 Bq/cm3(3.2×10^0 Bq/cm3)

※バキューム方式:吸引機を使用し、ホースを垂らして吸引する方法。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。
(平成25年4月7日午前9時1分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○地下貯水槽NO.2の東に隣接する地下貯水槽NO.3の漏えい検知孔水(南西側)およ
 びドレン孔水(南西側)のサンプリングを行い、その結果が判明いたしましたの
 でお知らせいたします。

○前回の分析結果と同程度の塩素および全ベータ核種が検出されました。

○なお、監視強化を行っている地下貯水槽NO.3の水位低下はありません。引き続き、
 監視強化を行うとともに、今後の対応について検討してまいります。


 ・地下貯水槽NO.3のドレン孔水(南西側)
  4月7日午前3時15分サンプリング実施
   塩素濃度:1ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(2.6×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(5.8×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(6.9×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:4.5×10^-2 Bq/cm3(検出限界値:3.2×10^-2 Bq/cm3)

 ・地下貯水槽NO.3の漏えい検知孔水(南西側)
  4月7日午前3時45分サンプリング実施
   塩素濃度:380ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(5.1×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(6.2×10^-2 Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(8.0×10^-2 Bq/cm3)
   全ベータ:2.2×10^3 Bq/cm3(検出限界値:3.2×10^0 Bq/cm3)


(平成25年4月7日午前3時14分お知らせ内容)
--------------------------------------------------------------------------

○地下貯水槽NO.2の東に隣接する地下貯水槽NO.3の漏えい検知孔水について、追加
 でサンプリングを行い、その結果について一部お伝えしておりますが、全ベータ
 核種の濃度についても判明いたしましたので、あわせてお知らせいたします。

 ・地下貯水槽N0.3漏えい検知孔水(北東側)
  4月6日午後9時50分サンプリング実施
   塩素濃度:1ppm以下
   ヨウ素131:検出限界値未満(2.7×10^-2Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(5.2×10^-2Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(6.7×10^-2Bq/cm3)
   全ベータ:1.8×10^-1Bq/cm3(検出限界値:3.1×10^-2Bq/cm3)

 ・地下貯水槽N0.3漏えい検知孔水(南西側)
  4月6日午後10時20分サンプリング実施
   塩素濃度:350ppm
   ヨウ素131:検出限界値未満(6.6×10^-2Bq/cm3)
   セシウム134:検出限界値未満(6.5×10^-2Bq/cm3)
   セシウム137:検出限界値未満(7.9×10^-2Bq/cm3)
   全ベータ:1.8×10^3Bq/cm3(検出限界値:3.1×10^0Bq/cm3)

○地下貯水槽NO.3漏えい検知孔(北東側)および地下貯水槽NO.3漏えい検知孔
(南西側)において全ベータ核種が検出されました。当該貯水槽の水位低下はな
 いものの、一番外側のシート(ベントナイトシート)から外部へわずかな漏え
 いの可能性があるものと考えております。

○本メールには返信できませんのでご了承ください。

------------------------------------------------------------------------

以 上 



 


規制庁さん...

「漏えいした汚染水が海洋などの敷地外へ流出しないよう万全を期すことを指示」

って、
委員長が指示しただけで、漏えいが止まるんであれば、
そんなラクなことはないよ!

そうなる前にきっちり規制して!

そして、いったん漏えいしたら
規制庁の現地の保安検査官をもっと活用して!!

現段階でも、規制側として、指示だけでなく
できることはあるでしょう!!

(原子力規制庁事故対処室からのメール14:09)

報道関係者各位

昨日よりお知らせしております地下貯水槽の漏水に関し、本日13時40分に原子力規制委員長指示として以下を東京電力に対し指示しましたのでおしらせします。

<原子力規制委員長指示>
地下貯水槽及び同貯水槽から漏えいした汚染水のモニタリングをしっかりと行うとともに、漏えいした汚染水が海洋などの敷地外へ流出しないように万全を期すこと。

引き続き、事態に進展があり次第、ご連絡します。

===(以下、第八報)====

○少量の汚染水の漏えいのおそれのある地下貯水槽(No.3)最外周シートの内側と外側の水を本日(7日)早朝に再度分析したところ、内側において2.2×10の3乗ベクレル毎立法センチメートルの放射能濃度が検出された。

○外側においては、4.5×10のマイナス2乗ベクレル毎立法センチメートルの放射能濃度が検出された。

○以上のことから、地下貯水槽(No.3)の状態としては、第七報に送信した時と変わらず、汚染水が少量漏えいしている可能性があると考えられます。

===(以下、第七報)====

○漏えいのあった地下貯水槽(No.2)の東側(海側)に隣接する地下貯水槽(No.3)(汚染水の移送先である西側(山側)に隣接するものとは別の貯槽)の外側の水を6日に分析したところ、10のマイナス1乗ベクレル毎立法センチメートルの放射能濃度が検出された。

○この貯水槽にも汚染水が保管されていることから、漏えいの可能性を確認するため、最外周のシートの内側の水を分析したところ、10の3乗ベクレル毎立法センチメートルの放射能濃度が検出された。

○ただし、この貯水槽は、漏えいが確認された貯水槽のような水位低下は認められていない。

以上のことから、地下貯水槽(No.3)でも汚染水が少量漏えいしている可能性があります。

===(以下、第六報)====

○3台の仮設ポンプを一旦停止して4台目の仮設ポンプ(約30立方メートル毎時)を追加設置。12時57分から4台の仮設ポンプで移送。

○また、3台の仮設ポンプの移送速度はそれぞれ約20立方メートル毎時としていたが、これは誤りで、正しくは約30立方メートル毎時、約60立方メートル毎時、約48立方メートル毎時。これにより、移送速度は合計約168立方メートル毎時となった。

○隣接の地下貯水槽には、同水槽がほぼ満杯になる約10000立方メートル移送し、残り約3000立方メートルは遠方にある別の地下貯水槽へ移送の予定。

○移送に要する期間は3日程度。

===(以下、第五報)====

○既設の移送ラインのほかに、仮設のポンプ(移送速度:約20立方メートル毎時)3台を追加し、9時38分、隣接の貯水槽に移送を開始。これにより、移送速度は合計約100立方メートル毎時となった。

===(以下、第四報)====

○地下貯水槽からの漏えい量は、最大で約120立方メートルと推定。

地下貯水槽は海から800メートル程度離れており、漏えいした汚染水は土に染み込んでいると考えられることから、海への流出の可能性は低いと考えられます。

===(以下、第三報)====

○ 5:43に既設の移送ライン(移送速度:40立方メートル毎時)を用いて、隣接の貯水槽への移送を開始。

===(以下、第二報)====

○現在、当該地下貯水槽には約13,000立方メートルの汚染水が貯蔵されている。

○既設の移送ライン(移送速度:40立方メートル毎時)を用いて、隣接の貯水槽への移送の準備作業中。

○また、早期に移送するため、移送ラインの追設についても検討中。

===(以下、第一報)====

東京電力から、本日(5日)22時40分頃、福島第一構内の地下貯水槽※において、汚染水の漏えいのおそれがある旨の連絡がありました。(本日23時03分頃から順次受信)

※建屋内の滞留水を処理した後の汚染水(ベータ核種を含む)を貯留するために地面を掘り込み、3重のシートを敷いた構造の貯水槽。

○地下貯水槽の3重シートの外側の水を4月3日に分析したところ、10の1乗ベクレル毎立法センチメートル程度の結果であった。

○4月4日に同箇所の水について分析したところ、同じく10の1乗ベクレル毎立法センチメートル程度の結果であった。

○本日、最外周のシートの内側の水の分析を実施したところ、約6.0×10の3乗ベクレル毎立法センチメートルであり、漏水の可能性があると判断。

本件について、現地の保安検査官が確認をしています。また、23:30に地下貯水槽内の水を早期に他の貯水槽に移送するよう指示しました。

追加情報が入り次第、御連絡いたします。

以上



 


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