東京電力が漁連の方に回答した「対策」とは何かの質問に対し回答は「具体的にない」「単なる意思表示です」だって!

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20140411_東京電力定例会見より
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1回目のマコちゃんの質疑
 
おしどりマコ
地下水バイパスの揚水井についてうかがいたいのですが。
410 日、昨日出た測定値、週一の分で。
先程もありましたが No.121,300Bq/L  トリチウムが出ておりまして。
過去最高値という事ですが、これはずっと上昇傾向なのですが。
これは恐らく今年になってからずっと上昇しておりますので、上昇は続くと思うのですが、
これはどう評価されてるのでしょうか。
 
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東京電力尾野氏
まあ、これからの事はわかりませんが、定期的に測定をしながら状況は見ていきたいと思います。
 
 
おしどりマコ
わかりました。
で、あと No.12に加えて昨日の測定では No,6No,7 も過去最大値だったのですが、日報では最新のサンプリング実績として 前回採取した測定結果と比較して大きな変動は確認されていない。
となっております。
で、先日も質問しましたが例えば Eシリーズの観測孔のE-1 など前日と比べて全βの値が 10倍になってましてもまあモニタリング実績としてまあ、「大きな変動は確認されていない」という事が常に日報で出されております。
すいません、この最新のサンプリング実績でどのような変動があればここに大きな船頭として書かれるのでしょうか。
過去最大値でもなく、前日と比べて 10倍に上昇してもここに変動としてみなさないのであれば「大きな変動」というのはどのようにして捉えておられるのでしょうか。
 
 
東京電力尾野氏
まずあの、通報ですとか、或いはこうした表記の所でまあ何等か一定の考え方で書いている、と云う所についてはちょっと確認をさせていただければと思います。
 
 
おしどりマコ
分かりました。
どのような基準で変動とみなしているのか、個々の日報にサンプリング実績に変動として知らされるのか、というのをお調べしてご回答を頂けたらと思います。
で、 44 日にも質問しているのですが、 44 日に「地下水バイパス排水の実施に対する要望書に対する回答について」という文章が出ております。
で、この中で「運用目標以上となった場合は、稼動を一旦停止し、運用目標未満になるよう対策した上で、再開、、、」という事が書かれております。
で、 44 日に「この対策というのは具体的になんでしょうか」というのを質問していたのですがご回答いただけますでしょうか。
 
 
東京電力尾野氏
はい、あの 44 日でしたっけ、確かにご質問いただきまして、その折にあたくしの方から「その内容というのは汲み上げた水の値を測りまして、運用基準を超えるという事であれば超えるものは出さない」という事で、「そうした運用基準を必ず守っていきます」という事の意思表示という事ではなかろうか、という風に申し上げたうえでまあ念のため確認させていただきたいという風に申し上げたかと思います。
えー、確認をしましたが、私の回答でよかったという事であります。
 
 
おしどりマコ
あ、すいません「具体的にこの対策というのは何か」という質問だったんです。
これは単なる意思表示という意味ですか。
 
 
東京電力尾野氏
はい。
 
 
おしどりマコ
これは具体的に対策がある訳ではなく、意思表示として表現したという事なんでしょうか。
 
 
東京電力尾野氏
はい。
 
 
おしどりマコ
わかりました、では運用目標以上となった場合は常にため続けるという事ですか。
希釈して排水なのか。
ため続けるという事なのか。
 
 
東京電力尾野氏
あの、運用目標に至った場合の扱いという事については、そうしたことから言うと。
まあその状況に応じて考えなければならないという事でありますが、何れにしましても運用基準を超えるものは出さないという事の明確な意思。
という事であります。
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おしどりマコ
わかりました。
「状況に応じて考える」という事で、今の時点で「対策は無い」という事ですか。
具体的な、、。
 
 
東京電力尾野氏
特に具体的には考えていません。
 
 
おしどりマコ
ええ、運用目標を超えた場合、考えていくという事ですか。
 
 
東京電力尾野氏
そうですね、あのこの場合考えるかということであるか、まあ今後適宜検討していくかという事か、これはあろうかと思いますけれども、現状我々が決めているという事というのは、タンクに貯留しましてそしてしっかりと測定をしまして運用基準を守っているという事を確認した上で排水するという事でございまして、そのことをしっかりやっていくという事であります。
 
 
おしどりマコ
ええ、すいません地下水バイパス揚水井の No,12に戻りますが。
今年 1月の段階で980Bq/L 、 1,000Bq/L近く。
そして 211 日から 225 日まで 1,100Bq/L
34 日から 44 日まで 1,200Bq/Lと。
1か月に100Bq/L の割合で上がっておりますので、昨日最高値 1,300Bq/Lが出まして、大体まあ2か月後には、まあ単に比例で考えられるかどうか、それは難しい問題 dと思いますが、運用目標を超えるのは、まあ数か月以内ではないかと思われるのですが、これも状況に応じて数か月後に考えるという事なんですか。
 
 
東京電力尾野氏
あの、まず値がどのように変わっていくかという事は、今の時点で分からない事ですし、、、。
 
 
おしどりマコ
いや、はいまあ仰る通りなんですが、半年以上前から全部上昇していて、低減していることは一回もないんですね。
 
 
東京電力尾野氏
あの、ですから、わたくしたちの申しあげたものは「例えばそういう予想だから測らないで出しましょう」と言ってる訳ではございませんから。
ですから、推定計算に基づいてプロセスだけを決めておいて、そして「だろうはずが、大丈夫だから出していく」とそういう考え方を取ってる訳ではなくて、汲み上げたものについてワンバッチ、ワンバッチ測ったうえで判断をしていくという事でありますから、結果において判断をしているという事であります。
 
 
おしどりマコ
あ、すいません、仰ることは理解出来るのですが、その結果が運用目標を超えた場合の具体策というのが一度もご説明されておられませんので、運用目標を超えた場合の具体策というのは、超えた場合に考えるという事で確認ですがいいんですか。
 
 
東京電力尾野氏
あの、例えば超えるのが 100年後か1,000 年後か。
 
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おしどりマコ
はい、数か月後かも知れません。
 
 
東京電力尾野氏
何れにしましてもそれまでの中で、我々の中での検討等によって検討の結果が纏まっていればそれはそれまでに考えた事になりますし、考えるまでの間にそのことが先にやって来れば、結果として考える前に高い値が出て来たという事になるのですが、、。
 
 
おしどりマコ
勿論そうですけれども。
 
 
東京電力尾野氏
どのような事になるのか、というのを今この場で将来の事について確定的なことを申し上げることは当然出来ないわけであります。
 
 
おしどりマコ
はい、勿論不確定要素ではありますが、この地下水バイパスのプロジェクトにおいて、運用目標というのを定めた以上、もし超えた場合の具体策がない、今の時点でないにも関わらず、計画を実施するというのはかなり問題がある様に思われるのですが。
 
 
東京電力尾野氏
まあそれはご意見かと思います。
 
 
おしどりマコ
分かりました。
 
 

2 回目の質疑
おしどりマコ
すいません先程の質疑の確認なんですが。
4 4 日に出ました回答書は、福島県の漁業共同組合連合会からの要望書に対する回答についてです。
で、この回答の中に一旦、先程私読み上げましたが、東京電力の回答として「運用目標以上となった場合は、稼働を一旦停止し、運用目標未満になる様に対策した上で」と書いてあるのですが。
先程の尾野さんのご回答では「現段階で運用目標以上になった場合は、想定していない。その時に対策を考える」
というご回答でしたので、この回答書と整合性がとれないと思うのですが。少なくともこの解答書の中では「運用目標以上となった場合」という言葉を使われておりますので、現段階でそれは考えておらないというのは、少し整合性がとれないと思うが如何でしょうか。
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東京電力尾野氏
ですから、先程申し上げたとおり、運用目標以上の物は出さない、運用目標以下の物しか出さない、という事について、明確に我々の意思表示をさせていただいてるということであります。
あの、それ以上でもそれ以下でもありません。 
 

おしどりマコ 
わかりました。
この「運用目標未満になるよう対策した上で」という言葉があるのですが、
この「運用目標未満になるよう、対策」という物が、単なる意思表示で、今のところ何もない、と言う事なんですか。
 

東京電力尾野氏 
あの、具体的な方策という事で、ご質問を頂きましたが、それについてはお答えはありません、ということを今ほど答えさせていただいた訳ですから、、、。 

 
 
おしどりマコ 
わかりました。ありがとうございます。 

 
 
東京電力尾野氏 
あの、同じご質問だと思います。 


 
おしどりマコ
わかりました。
では、この「運用目標未満になるよう」対策は、今のところ何もないという事を、福島県の漁連に対して回答したという事でよろしいでしょうか。


東京電力尾野氏
ちがいます。
 
 
おしどりマコ
ええ、違うんですか。
さっき、今、そう仰いませんでしたか。
これはあの、福島県漁連の要望書に対する回答ですので、この「運用目標未満になる様対策」という言葉は、一体何か、という質問を繰り返してるのですが。
 

東京電力尾野氏 
ですから先程答えた通り、運用目標を満たした事が確認された水のみを放出する、という我々の考え方をご説明した物であるという事です。
 

おしどりマコ 
はい、伺いました。
すみません、この言葉の「運用目標未満になるように対策をした上で、再開する」という。
では、この「運用目標未満になる対策」というのは、現時点では無いというご説明ではなかったのでしょうか。 
 
 
東京電力尾野氏 
ですから先程、、、。
 

おしどりマコ 
これは具体的何かというのを、「漁連に対してどのような回答をされたのか」という事を質問しているのですが。
 

東京電力尾野氏 
ですから、そこに書いてある通りの事を申し上げてますし、その意図というのは「運用目標を確実に守って、、、守ります」というお約束ですから。 

 
 

おしどりマコ
あ、そうです、存じております。
すいません、繰り返しになりますので。
あの、聞いておりますのは、この「運用目標未満になるよう対策」の具体的な中身なんですね。
対策の中身というのは先程「単なる意思表示」と説明されましたよね。
具体的に何でしょうか。
 

東京電力尾野氏 
ですからあ、、、。 

 
 
おしどりマコ 
これは漁連に対するご回答で「運用目標未満になるよう対策」、この言葉の中身を知りたいのですね。
漁連の方々にどうご回答されたのか、この「対策」という言葉の中身を知りたいのですは、これは意思表示だったという事ですか。
 

東京電力尾野氏
そうです。


おしどりマコ 
わかりました。
「運用目標未満になるよう対策」というのは現時点ではなく、意思表示という事ですね。
漁連に対する回答。
すいません、それを繰り返し聞いているのですが、確認で。

 
東京電力尾野氏 
あの、 繰り返し答えてるんですけど。 

 
 
おしどりマコ 
わかりました。
そういう事ですよね。
わかりました、そうすると尾野さんが最終的にチガイマスと仰ったので、あれと思ったのです。
わかりました、、。そういう事で。 
 

東京電力石橋氏 
ほか、よろしいでしょうか。
 

おしどりマコ 
すいません、確認ですが。
「ちがいます」と仰っておられたので、その、何が違うんですか。
この「運用目標未満になるよう対策した上で再開」「この対策という中身は意思表示」という事を漁連にご回答されたんですよね。 

 
東京電力尾野氏 
ですから、、。 

 
 
おしどりマコ 
これ、「ちがいます」とさっき仰ったので。
これが違うのかどうかというのを、、、。
では違うのであれば、対策という言葉の中身は何かという事を、、、。
 

東京電力尾野氏 
ごめんなさいね。
あの、言葉の綾みたいな所で申し訳無いですけど、先程私が「ちがいます」と申し上げたのは、、、。
 
 
おしどりマコ
はい、その中身を教えてください。
 
 
東京電力尾野氏
おしどりさんが、この場でご質問になったご質問に対して「尾野の理解というのはこう云う事ですか」と聞かれましたので。
それは、正確な意味ではそうでないという事を申し上げたんです。
 
 
おしどりマコ
尾野さんの理解ではなく、東京電力としてのご回答を聞きたいのですが。
 
 
東京電力尾野氏
ですから、今この場でやり取りしている、ということで今おしどりさんがご理解なさって「こういうことですか」と言った事は私が今申し上げた事ですから、あの、、、。
今は話しがかみ合っていると思ってますが。
宜しいでしょうか。


おしどりマコ
いやっ、ええっ、かみ合ってないんですが。
私が言った事に関して「ちがいます」と仰ったり、「そうです」と仰ったりしますので、もう一度同じ事を聞きます。漁連に対する要望書の回答として、「運用目標未満になるよう対策をした上で」という言葉を使っておられますが、この「対策」というのは、「単なる意思表示で今のところ、具体的にはない」という事ですよね。 
 
 
東京電力尾野氏 
ですから、無いと申し上げておりますが。
 

おしどりマコ 
わかりました。
さっきそれで「ちがいます」と仰ったんで。
ありがとうございます。
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この後マコちゃんがぶら下がり取材で分かったことを含め、詳しく記事にしてますねん!!
是非ご覧くださいねん!

漁連への回答書の「対策」とは「単なる意志表示で具体的には何も対策は無い」/おしどりマコ

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