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日めくり編集メモ 487

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私たちの「知る権利」を根源から奪いかねない秘密保全法案。9月17日の締め切りまであと僅かですが、この法案に対するパブリックコメント(パブコメ)が現在受け付けられています。

マガ9本誌でも、どん・わんたろうさん小石勝朗さんがこの法案の危険性についての記事を書いていますが、権力による情報コントロールをさらに推し進め、国民の知る権利を制限するものです。日刊サイゾーでの昼間たかしさんの記事、「国家の痛いトコを取材したら逮捕される?」という見出しは、まさに正鵠を射たものでしょう。

また、山本太郎参議院議員のブログ「勝手ながら『秘密』にします」も、この法案の危険性を分かりやすく説明しており、一読をお勧めします。しかし自らのメシの種であるはずの「知る権利」を蔑ろにする法案なのに、大手マスコミの反応は極めて鈍いものです。自分たちは報道除外規定で守られるとでも思っているのかも知れません。

しかも、このパブコメの受付期間はなんと僅か2週間。通常は30日受け付けるのにその半分でしかありませんが、ここで負けるわけにはいきません。1985年、自民党が議員立法で提出した「国家秘密法案」は広範な反対運動により廃案になりました。締め切りまで数日しかありませんが、一言でもいいのです、パブコメを集中させましょう。

※ パブコメの送り先はこちら
※ 日弁連のパンフレット「エッ! これがヒミツ? あれもヒミツ! あなたも『秘密保全法』にねらわれる Q&A」も参考になります(要PDF)。

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