6月23日は、日米安全保障条約の改定から50周年です。郵便事業株式会社はこれを記念して記念切手を発行するそうですが、この図柄を見て、切手をめぐる 43年前のある事件を思い出しました。
アメリカ占領下の沖縄では、日本のものとは違う独自の切手が発行されていました。これを琉球切手(沖縄切手)と呼びます。熱帯魚や組踊など、沖縄らしい図柄が多く、切手を収集されたことのある方ならご存じだと思います。
43年前の1967年、琉球郵政は3セントの「日米琉合同記念植樹祭記念切手」を発行しようとしたのですが、アメリカ民政府によって差し止められました。「図案の日章旗が、占領者である米国の星条旗より上に置かれている」ことが問題視されたのでした。その後公式発表では「両国旗が単色印刷では国際慣行上問題がある」のが理由とされましたが、誰がそれを信じるでしょう。
さて、今回の切手の図柄は2種類。一つは岸首相とアイゼンハワー大統領の署名式。もう一つは両国の国会議事堂。日本の議事堂が前にあるのですが、高いところからアメリカの議事堂が睥睨しているようにも見えます。43年前と何かの符合を感じてしまうのは穿ち過ぎでしょうか。
43年前の1967年、琉球郵政は3セントの「日米琉合同記念植樹祭記念切手」を発行しようとしたのですが、アメリカ民政府によって差し止められました。「図案の日章旗が、占領者である米国の星条旗より上に置かれている」ことが問題視されたのでした。その後公式発表では「両国旗が単色印刷では国際慣行上問題がある」のが理由とされましたが、誰がそれを信じるでしょう。
さて、今回の切手の図柄は2種類。一つは岸首相とアイゼンハワー大統領の署名式。もう一つは両国の国会議事堂。日本の議事堂が前にあるのですが、高いところからアメリカの議事堂が睥睨しているようにも見えます。43年前と何かの符合を感じてしまうのは穿ち過ぎでしょうか。