ちょっと古いのですが、ここしばらく、ずっと気になっているニュース。
「無印良品、イスラエルへの進出を発表」(「パレスチナ情報センター」より)
http://palestine-heiwa.org/news/201004191552.htm
実現すれば、イスラエルに小売店を出店する初の日本企業になる、そうで。
無印良品は、好きなブランドです。家の台所にはもう10年近く使っているスチール棚があるし、食器類もいくつか。冬のホットカーペットカバーも無印だし、湯たんぽカバーもそう。お菓子類も好みなのでよく買いに行きます。10代のころから、生活になくてはならない存在だった、と思います。
でも、この「イスラエル進出」については、なんで今わざわざ、の思いが拭えません。イスラエル政府によるパレスチナ人に対する激しい人権侵害が長く続いてきているのはご存じのとおり。先月には、ガザに向かっていた国際支援団の船が攻撃されて多数の死傷者が出ました。
もちろん、無印良品がそういうイスラエルの政策を支持しているとは思わないけれど、少なくとも「NO」を突きつけていないことは明白になります。上で引用したページにもあるように、「アパルトヘイト時代の南アフリカに進出する」ようなものであって...。
「パレスチナ情報センター」には「イスラエル支援企業リスト」が公開されているので(http://palestine-heiwa.org/choice/list.html)、以前からそこに載ってる企業の製品はできるだけ避けるようにしていました。ボイコットって賛否両論あるけど、やっぱり社会にすごく大きな影響力を持つ「企業」への、一番の意思表示だと思うので。
帰り道にある無印良品の店舗を横目で見て通り過ぎつつ、このまま無印でのお買い物もできなくなっちゃうのかなあと、とても悲しいこのごろなのです。(riyu)
※以下は「マガ9」で以前に掲載した中東関連の記事。宮田律先生のインタビューです。
http://www.magazine9.jp/interv/miyata/index1.php
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