この夏、沖縄では漫画に関する大きな展覧会が2つ開かれています。1つは沖縄県立美術館での「「沖縄マンガ」展」(8月29日まで)、もう1つは
2007年、那覇新都心に開館した沖縄県立美術館ですが、漫画の展覧会は初めてです。沖縄は多くの漫画家を輩出しています。有名なところでは、砂川しげひさ(『寄らば斬るド』『ワガハイ』)、なかいま強(『わたるがぴゅん!』)、田名俊信(『蔵の宿』)、山咲トオル(『戦慄!!タコ少女』)、仲宗根みいこ(『ホテル・ハイビスカス』)、島袋光年(『世紀末リーダー伝たけし!』『トリコ』)、山原義人(『龍狼伝』)などが挙げられるでしょうか。片や沖縄にこだわり続ける漫画家、新里堅進、比嘉慂、大城ゆかなどが確固とした地位を築いています。ほかにも県外作家によって取り上げられる"被写体"としての沖縄も展示材料です。また、漫画とコンテンツ産業についてのシンポジウムやコスプレ・アニメソングのパフォーマンスなど多彩な催しもあります。
一方、漆芸専門美術館として有名な