新しいNHKの朝ドラは『てっぱん』。大評判だった前作『ゲゲゲの女房』に何かと比較されて大変だと思います。さて、このドラマの始まりは
下りの山陽本線で、東尾道駅を越えてしばらくすると緩やかな右カーブになります。進行方向左には尾道水道と向島、さらに正面には千光寺山に張り付くような
映画では、古くは小津安二郎監督の『東京物語』。東京に出た子供たちに邪慳にされる老夫婦(笠智衆、東山千栄子)は尾道在住でした。新藤兼人監督の『裸の島』の撮影は隣の
尾道が映像作品の舞台になるのは、やはり坂や瓦屋根、寺院や尾道水道など、一言で言うと「絵になる素材」がたっぷりあるからなのでしょう。志賀直哉や中村憲吉ら文人も逗留し、四国まで続くしまなみ海道の北の拠点。このように観光資源が豊富で、海産物や尾道ラーメンなどおいしいものが多く、さらに風光明媚とくれば、この町は観光地としても外れのない「てっぱん」のようです。
(参考文献:尾道観光協会ホームページ「おのなび」)