沖縄は台風一過のようです。この週末の30日と31日、名護市辺野古で野外音楽フェスティバル「Peace Music Festa! 辺野古2010」が行われることは、このマガ9editor's roomで何度か紹介してきました。きっとたくさんの人々で賑わうことでしょう。
「Peace Music Festa!」は2006年、ソウル・フラワー・ユニオンの伊丹英子さんやデューティー・フリー・ショップの知花竜海さんたちが実行委員になり、今回と同じ辺野古で開催されたのが始まりです。今回で5回目を数え、08年は東京の上野公園野外音楽堂、09年は宜野湾海浜公園屋外劇場が会場でした。基地問題に翻弄され揺れる沖縄で、平和に思いを馳せたミュージシャンが声を上げたのです。
回を重ねるごとにその輪は広がっていきました。今回も、おなじみのソウル・フラワー・ユニオン(モノノケ・サミット)をはじめ、地元のバンドやラッパーたちが大挙して出演します。東京からは、犬式の三宅洋平さん、シンガーソングライターの七尾旅人さん、「受験生ブルース」で有名な中川五郎さんたち。ほかにもエイサー団体、ダンスチーム、各地からのミュージシャンなどが楽しいパフォーマンスを見せてくれます。
楽しい集まりですが、運営は厳しいそうです。実際昨年のフェスは大赤字でした。行ける人は足を運び、行けない人はTシャツの購入やカンパで、ぜひ応援してください。公式サイトの声明文にはこうあります。「政府の辺野古決定は残念に思いますが、私たちPeace Musicは決して諦めません。/今こそ再び辺野古の浜で野外音楽フェスを開催し、希望の歌をかき鳴らしたいと思います。/実現に向け、皆様力を貸して下さい。」小欄からも、よろしくお願いします。