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日めくり編集メモ 080

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かつて喫茶店が地元の人々のたまり場だったことがありました。1970年代のテレビドラマや漫画でも描かれてきた光景です。しかし今や、ドトール、スタバの2大チェーンを筆頭にセルフ式のコーヒーショップが隆盛です。

ドトールコーヒーの創業者で現在名誉会長の鳥羽博通さんは、高校中退後単身ブラジルへ渡りました。現地のコーヒー農園で肉体労働に従事し、帰国後コーヒー豆の焙煎業で独立。1972年、東京・原宿に「カフェコロラド」をオープンします。ドトールコーヒーショップはその8年後から。ちなみに「ドトール」とはポルトガル語で「博士」の意味。鳥羽さんがブラジル時代に住んでいた地名「ドトール・ピント・フェライス通り85番地」からだそうです。

 

スタバと略されるスターバックスコーヒーは、もとは1971年開店の米シアトルのコーヒー豆店です。1996年、東京・銀座に日本1号店がオープンしました。当時は珍しかった店内全面禁煙が話題を呼び、コーヒー抽出係を「バリスタ」、従業員を「パートナー」と呼ぶのも特徴です。この成功によって、いわゆるシアトル系カフェが大流行し、シアトルズベストコーヒーなども参入。前述のドトールも、エクセルシオールカフェを展開してこれに追随しました。

 

花盛りのように見えるコーヒーショップ。しかし、スタバとタリーズ以外の外資系は伸び悩んでいるようです。また国内派老舗の珈琲館がUCC上島珈琲の傘下になったり、アートコーヒーは外食大手ゼンショーに買収されるなど、合従連衡が進んでいます。さらにコーヒーを主にしない外食他社、たとえばマクドナルドやミスタードーナツも味にこだわるようになってきました。客はコーヒーをゆっくり楽しめますが、業界内の競争は一息つく間もなくますます熾烈です。

(参考資料:オバタカズユキ『最新業界勢力マップ』ダイヤモンド社、ドトールコーヒーホームページスターバックス コーヒー ジャパンホームページ

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