大河ドラマ「龍馬伝」最終回、クライマックスの暗殺のシーンで愛媛県知事選当確のテロップが流れ、NHKには抗議が殺到しました。これを早速ネタにして評判になった新聞4コマ漫画があります。高知新聞夕刊連載の「きんこん土佐日記」です。
作者の村岡マサヒロさんは1976年生まれ。2000年「アイ・ラブ・ミー」(「ヤングチャンピオン」増刊号)でデビューしました。次第に出身地の高知での活動に軸足を移し、2003年、第15回黒潮マンガ大賞ストーリー部門佳作受賞。その翌年4月から「きんこん土佐日記」の連載が始まります。描かれるのは、金婚を迎えるよしき、くにえの夫婦に、孫たくみが絡んで繰り広げられる高知の家族の日常。土佐弁が多用され、ほのぼのとした中にも辛口だったりシュールだったり、不思議な魅力に満ちた4コマ漫画です。
高知は漫画どころとして知られ、出身の漫画家といえば、やなせたかしさんを筆頭に名前を列挙するだけでもたいへんな数になります。また、県の生活文化部には「まんが・コンテンツ課」がありますし、市の文化プラザ「かるぽーと」の横山隆一記念まんが館はたくさんの人々で賑わっているなど、漫画に理解のある土地柄です。地方紙では珍しく、東京都青少年条例改定案の委員会可決を夕刊トップで報じた高知新聞ですから、その連載漫画がつまらないわけがありません。
地元では絶大な人気の「きんこん土佐日記」ですが、高知新聞のホームページ内に「web版」もあり、高知県外の人でも気軽に読むことが出来ます。この最新刊6巻がこの度刊行されました。昨日23日には