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日めくり編集メモ 102

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明日はセントバレンタインデー。デパートのチョコレート売り場はプレゼントを買い求める女性で混雑しています。高級チョコもいいのですが、かわいいパッケージに入り、おいしくて、人道支援にもなるチョコレートを紹介します。

日本のバレンタインデーシーズンの販売額は、ここ数年500億円ほどを推移しています。年間の販売額が約4000億円ですから、このシーズンだけで年間の8分の1を稼ぐのですね。さて、今回紹介するのは「いのちをつなぐチョコレート」。医師で作家の鎌田實さんが代表を務める「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-NET)」が販売しています。北海道の六花亭製菓がつくったチョコは口どけもよく、大変美味しいです。

 

イラクでは、戦争の際に使われた劣化ウラン弾の影響と見られるがんや白血病などが多発していますが、病院では医療器具が足りません。「STOP! はなぢ」とあるのは、白血病の患者は血小板の減少によって、いったん出血すると止まらなくなるので、そのための器具や装置が必要になります。このチョコの売り上げの70%を、現地での医療品の購入に充てるとのことです。容器の缶には闘病中のイラクの子供たちが描いた絵があしらわれています。

 

JIM-NETでは明日の14日まで、東京・高田馬場の「鉄板焼・大都会本館」地下のスペースで、今年のチョコのパッケージの絵を中心に、イラクの子供たちの絵画展を開催しています。会場で販売するチョコはなくなったようですが、こちらによると、ほかにも取り扱っているお店もあるようですので、興味のある方はぜひお問い合わせください。1500円。こんな究極の義理チョコ、いかがでしょうか。

(参考資料:日本チョコレート工業協会ホームページ統計資料JIM-NETホームページ

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