11日午後の地震は、筆者のいた東京・神保町でも大きな揺れを感じ、立っているのがやっと。しかし青森から茨城までの広い範囲で、それどころではなかったのですね。亡くなった方にお悔やみと、被災された方にお見舞いを心から申し上げます。
ゆうべは集落の孤立や工場での爆発炎上などが報じられ、さらにひっきりなしに続く余震に心かき乱される思いでした。一夜明け、状況がだんだん分かってきました。地震と津波によって、美しい海岸も泥にまみれてしまい、悲しくて正視できないほどです。
被災地の皆さんには、どうぞお気持ちを落ち着かせてくださいますよう。皆さんは孤立していません。日本中、世界中の人が手を差し伸べようとしています。そしてそれ以外の被害の軽い、あるいは受けていない方々は、自分のできることを探していきましょう。困ったときは相身互いです。
あと心配なのは原子力発電所です。放射能を微量に含んだ水蒸気も放出され、避難指示も地域が拡大されました。作業員も数人亡くなっているようです。これ以上の被害が出ないことを祈らずにはいられませんが、冷静に対応しましょう。情報は、国の原子力安全・保安院、民間の原子力資料情報室、各報道機関のホームページなどをご覧ください。