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日めくり編集メモ 115

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ゆうべ(19日夜)は満月でしたが、なにかいつもより大きく、明るく見えませんでしたか。なんと1992年以来最も大きな満月で、英語では「スーパームーン(Super Moon)」と言うそうです。今夜の月も見えるといいのですが、関東地方の予報は雨です。

月は地球に対して楕円軌道を描いていますので、遠くなったり近くなったりします。今回、近地点通過と満月が重なり、こんなに大きく見えるのです。最接近時の地球と月との距離は35万キロメートルで、最も遠い距離のときよりも大きさは14%、明るさは30%それぞれ増したということです。

 

このスーパームーンを今回の東北関東大震災と関連付ける考えもあるようですが、NASA(アメリカ航空宇宙局)の天文学者デイブ・ウィリアムズ氏は「大地震が起こったとき、実際の月の位置は、地球に近いどころか、むしろかなり離れた軌道上にあった」と語り、その関係性を否定しています。

 

満月を見ながら思い出したのは、ソウル・フラワー・ユニオンの「満月の夕(ゆうべ)」。阪神・淡路大震災をきっかけに作られたこの曲は、中川敬さんの歌声に乗せた歌詞が心を打ちます。「解き放て 命で笑え 満月の夕」。節電のためか、いつもより暗い街に輝く大きな月に、震災の収束を心から祈りました。

(参考資料:「320日は月に注目!!「スーパームーン」19年ぶりに月が地球に大接近、通常より30%明るさアップ」=カラパイア、「NASA『日本の大地震は319日に起こる月の接近とは関係ない』」=ロケットニュース24

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