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中国人研修生も被災か?

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 東北巨大地震の連日のニュース。テレビに映し出される被災地の様子には、胸がつぶれる思いです。さて14日の朝刊に掲載されていた以下のニュース。読まれた方もいるでしょう。これだけ多くの外国の方たちが、日本で生活をし仕事をしていた、ということを知らされました。特に中国の方は、岩手、宮城、福島で約1万6千人! 日本の第一次産業、特に漁業や水産加工といった産業が、彼等によっても支えられていたということ。そしてそういう方々が被災してしまったということについて、私も指摘を受けるまでは気が回りませんでした。一人でも多く助かってほしい。祈る事しかできないのがはがゆい。



◎外国人の安否確認急ぐ 各国政府、大使館員を派遣 

  東日本大震災を受け、中国や韓国、東南アジア諸国、米国など各国の政府は13日までに、岩手、宮城、福島3県を中心とした東北地方に大使館員を派遣するなどし、自国民の安否確認を急いだ。
 日本企業に研修生を送り込んでいる中国山東省の派遣会社によると、岩手県大船渡市で働いている研修生約40人と連絡が取れていない。日本の統計によると、3県の中国人は計約1万6千人。
 韓国外交通商省は、3県に住む在日韓国人らの21世帯と連絡が取れないと発表。聯合ニュースによると計60人余り。東北大(仙台市)に留学中の学生約130人の安否も確認できていない。宮城県には在日韓国人や留学生ら約4500人が居住している。
 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」(電子版)は、津波の被害が甚大な地区で連絡の取れない在日同胞がいると報じた。
 在日米大使館は、被害が大きかった地域に約1300人が暮らしていたが、死傷者の報告は確認していないと発表した。
 フィリピンのロペス駐日大使は、大使館員数人がインドネシアやタイ、マレーシアなどの大使館員らと被災地に向かったと明らかにした。東北地方のフィリピン人は約4500人。
 インドネシアのマルティ外相は、3県に滞在しているインドネシア人約500人と連絡が取れていないと説明。タイのガシット外相は仙台市周辺に住むタイ人約250人のうち20人としか連絡が取れていないとした。
 南米ペルーのメディアは、在日ペルー人28人と連絡が取れない状況と伝えた。ブラジルの外務省には12日までに3千通以上のメールによる問い合わせが殺到した。
 英紙によると、仙台市内やその周辺で四つの英会話学校を運営する英国人男性(46)と日本人の妻、子どもたちが音信不通のほか、24歳と54歳の英国人教師も連絡が取れていない。(共同)

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