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日めくり編集メモ 132

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きょう53日は憲法記念日。日本国憲法の第8章は「地方自治」についての条文が並んでいます。「地方自治は民主主義の学校」と言われますが、つい先月、地方自治体の長や議員を選ぶ選挙があったことを覚えていますか?

あまりにもいろいろなことがありすぎて、だいぶ昔のことのように思ってしまいますが、410日は統一地方選挙の前半戦、24日は後半戦の投票日でした。混乱時には現職が強いと言われる通りの結果が多かったようです。そんな中、東京都世田谷区長選挙では「脱原発」を訴えた保坂展人さんが、与野党とも四分五裂の混戦を制して当選しました。待機児童や外環道、下北沢再開発など問題が山積する区政をどのように運営するのか注目されます。

 

一方で、敦賀原発を抱える福井県敦賀市長選挙では予想通り現職の河瀬一治さんが5選を果たしました。敦賀市には全国原子力発電所所在市町村協議会の本部が置かれるほど、原子力施設とは深いつながりがあります。原発依存からの脱却を目指す主張はあっても、即時停止や廃止を求めた候補はいないという現実。いったん地域の基盤になってしまうと、脱却は甚だ困難なようですが、3.11以降の敦賀市政をどうするのか、その手腕が問われます。

 

原発問題ほど深刻でなくとも、どの自治体も問題を抱えているはずです。首長や議員は選挙によって負託を受けたのですが、だからといって、問題に関して「お任せ」ではいけません。常日頃からの「監視」は重要。同時に選ばれる側も、選挙直前にこれ見よがしにアピールするだけでなく、日常どう活動をしているか情報発信が求められます。選ぶ側も選ばれる側も、身近な問題から政治の重要さを知り、民主主義を深めていかなければなりません。

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