日本全国の原発地帯をルポ 「町はなぜ原発を受け入れたのか」
日本、いや世界中が注目している福島第一原発事故は、未だ収束の目処がたっていません。
甚大な放射能物質を空に土に海に放出を続け、汚染は広がるばかりです。
このようにひとたび暴走するとまったく制御不能である原発が、日本全国に54基あります。
それゆえにこれは福島と近隣地域の問題だけではない、とも言えます。
それにしてもなぜ、このように危険な原発を地元は受け入れてきたのでしょうか?
その大きな理由の一つは「国策」だったから。というのがあるのでしょう。地元は受け入れてきた、というより「受け入れざるを得なかった」と。そのあたりについて、次回の『マガ9学校』(6月4日)では、35年も前から全国にある全ての原発地帯を歩き、長らく原発と受け入れてきた自治体や人々の問題に取り組んできた、ルポライターの鎌田慧さんを講師にお迎えしてお話をお聞きします。
またプレカリアート運動、労働問題について積極的に取材、運動をすすめてきた雨宮処凛さんにも登場いただき、「原発と労働、原発で働く人々」という視点から鎌田さんとの対談を行います。
そして! 今回特別に、元原発労働者の方にも会場に来ていただき、「原発の現場で働く」とはどのようなことなのか、原発ではどんな仕事をしているのか、を直接お話してもらう予定です。これは東電など記者会見では、絶対に聞く事のできない、原発労働者による「生の声」になるでしょう。
6月4日(土)14時から17時@カタログハウスセミナーハウス
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戦後まもなくから今日まで「国策」として進められてきた「原発事業」。
脱原発、エネルギーシフトをするためにも、これまでのことを、きちんと知っておきたい。
鎌田さんと雨宮さんのお話を聞いて、みなさんと一緒に考える一日にしたいと思います。
★参加費について。
「マガジン9」の活動費や脱原発運動へのカンパ費用に充当する予定のため、この金額で設定しておりますが、「話を聞きたいけれど、わけあって懐具合が今厳しい」という方は、申し込みフォームの備考欄にそのように書いてください。わけあって割引価格(1000円)にいたします。この機会に是非、たくさんの人にこの講演を聞いてもらいたいと思います。