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日めくり編集メモ 224

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16日の野田佳彦首相による、東京電力福島第一原子力発電所「事故収束」宣言に各方面から疑問と批判の声が上がっています。
放射性物質の放出はやまず、膨大な量の汚染水は増える一方。苦しい避難生活を強いられる人は11万人を超えます。廃炉へのきちんとした道筋も立てられぬこのような状態で「収束」を宣言する神経を疑います。
 
何よりも「冷温停止」でなく「冷温停止状態」という修辞のまやかし。「冷温停止」とは正常運転する原発で使われる言葉です。メルトダウンしている原発にあり得ず、原子力安全委員会もこのような表現は使っていません。
 
年内完了という日程を優先した「事故収束」宣言によって、政府は全国の原発の再稼動、そして世界への原発売り込みを狙っているのでしょうが、各国の目は冷たいようです。当然の反応ですが、本当に情けなくなります。

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