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お正月休みに読みたい本、その2/Y子ちゃんのオススメ

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「下北半島プロジェクト」のY子ちゃんにも、ぜひ多くの人に読んでほしい、見てほしい本とDVDを紹介してもらいました。

●「テクテクノロジー革命」藤村靖之、辻信一(大月書店)

 
 
「『豊かさ』幻想を突きぬけ、その向こう側に夢を描いてみる」視点のヒントがいっぱいつまってます。たくさんの言葉をここからいただきました。頭を柔らかくしてぜひご一読を!
 
● 「水になった村」 監督:大西暢夫(2007年)
 
※画像は関連書籍。DVDはポレポレショップ より購入できます。
 
ダムに沈みゆく日を刻みながらそれでも村で日常を紡いでいくじいちゃん、ばあちゃんたちを15年間追ったドキュメンタリーです。話題のダムにしろ原発にしろ戦争にしろ、壊されゆくもの、失いゆくものの共通項が浮かび上がってくると同時に、それがいかにまばゆく豊かなものであったかを丁寧に作品に映し出しています。テレビニュースや新聞では取り上げることもない些細な、けれどもかけがえのない暮らしは、こうやってひとつまたひとつとその灯火を消していく。明朗に、ゆえに大きな悲しみをもって、足を立ち止まらせます。
 
「子どもたちの遺言」 詩:谷川俊太郎 写真:田淵章三(佼成出版社)
 
 
0歳から20歳までの子どもたちの生き生きとした写真と、そこに添えられた「我々おとな」に向けた遺言という名の詩。谷川俊太郎の詩集であり、また写真集でもあり、年代を問わず読める一冊の本でもあります。
「生まれたよ ぼく」という詩を少し紹介します。
 
「…いつかぼくがここから出て行くときのためにいまからぼくは遺言する
山はいつまでも高くそびえていてほしい 海はいつまでも深くたたえていてほしい空はいつまでも青く澄んでいてほしい 
そして人はここにやってきた日のことを 忘れずにいてほしい」
 
ほんとうに子どもたちがわたしたちに伝えているようなことばのひとつひとつ。そしてそれはいつかのわたしたちのことばでもあると思うのです。今だからこそ震えるほど染みわたり、そして原点に立ち返る思いがする一冊です。

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